損切りが遅れてしまった。
その反省で早く決済したら、今度は思っていた方向へ動いた。
そんな経験が続くと、「自分は判断が下手なのだろうか」と感じることがあるかもしれません。
ただ、結果を見て「あそこで切ればよかった」と考えるだけでは、当時どこで迷ったのかが見えにくくなります。
振り返る手がかりになるのが、取引を始める前に何を考えていたか、という記録です。
■ 結果だけでは、迷いの原因を分けられない
同じ損失でも、「決めた条件に沿って行動した場合」と「途中で条件を変えた場合」では、振り返る点が違います。
反対に、利益が出た取引でも、最初に決めた条件を途中で変えていた可能性はあります。
利益・損失と、決めたことを実行できたかを分けておくと、確認すべきことが具体的になります。
■ 過去の取引を、3つの欄で整理する
まずは記録の残っている取引を一つ選び、次の3つを書き分けてみてください。
1.取引前に考えていたこと
何を見て判断したのか。どのような場合に、その考えを見直すつもりだったのか。
2.実際に行ったこと
途中で条件を変えたか。変えた場合、その時点で何を考えていたか。
3.取引後に分かったこと
最終的な損益と、後からチャートを見て気づいたこと。
大切なのは、3の情報を1へ混ぜないことです。
後から見れば分かることでも、取引中には分からなかった可能性があります。
当時の記録がなければ、無理に理由を作らず「記録なし」と残します。
■ 「次は気をつける」を、確認できる言葉へ
「焦らない」「欲張らない」だけでは、次に何を確認すればよいかが曖昧です。
「取引前の考えを残せていたか」
「途中で変更した理由を説明できるか」
このように、自分の記録で確かめられる問いにすると、振り返りの焦点を絞れます。
記録を付ければ損失がなくなる、という話ではありません。
相場の結果と自分の行動を分け、何に迷ったのかを整理するための方法です。
■ 振り返る項目を手元に置きたい方へ
損切りについて考え方を整理したい方向けに、チェックリスト形式のPDFを用意しています。
内容と提供範囲をご確認のうえ、ご自身の目的に合う場合にご利用ください。
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この記事は学習・振り返りのための一般的な情報です。個別の売買や損切り価格を推奨するものではなく、利益や損失軽減を保証するものでもありません。
――ただのトレーダー