**今回は、私が日常的に使っている易占いそのものについて解説します。**
前回は「心の世界」と「現実世界」のからくりをお話ししました。
**【このブログで分かること】**
易占いに何を聞けば人生が動くのか。
そして、何を聞いても動かないのかが分かります。
1.「いつ結婚できますか?」
占いをやっていると、こういうご相談がよく来ます。
正直に言うと、**この質問は易占いには向いていません。**
時期そのものを知りたいなら、四柱推命や西洋占星術のほうが適しています。
あちらは時の流れを読む道具ですから。
でも、聞き方をこう変えるとどうでしょう。
**「来年までに結婚したいのですが、どう動けばいいですか?」**
ここからが易占いの出番です。
・もっと積極的に動いたほうがいい
・動く場所を変えたほうがいい
・今は待って、春から動きなさい
こういうことが読めます。
同じ結婚の話なのに、答えの性質がまるで違うのが分かると思います。
**↑↑↑ここ!!易占いの本質↑↑↑**
2.易占いってどんな占い?
易占いは、およそ3000年前の中国で生まれた、変化の法則を読み解く占いです。
この世界で起こる出来事を64通りのパターンに整理していて、
その一つひとつを「卦(か)」と呼びます。
**例)水雷屯(すいらいちゅん)という卦。**
芽が冷たい地面を突き破ろうともがいているけれど、まだ出きらずに曲がっている状態です。
動きたいのに動けない、産みの苦しみの時期に出る卦です。
易占いが良いのは、「今はそういう時期だよ」と現状を言うだけで終わらないところです。
**じゃあ、この状況でどう振る舞えばいいのか。**
そこまでセットで読み取ることができます。
屯なら、今は焦ってあちこち動き回るな。
まず足元を固めて、自分を支える柱を1本立てなさい。
・いま何が起きているのか
・ここでどう動くべきか
**この2つを教えてくれるのが、易占いです。**
3.易占いが得意なこと
先に結論を言います。
**易占いが力を発揮するのは、自分が動かせる範囲のことを聞いたときだけです。**
これが分かると、占いの使い方が変わります。
・今、動くべきか。それとも待つべきか
・この件に、どう向き合えばいいか
・あの人と、これからどう関わっていくか
・どこに力を入れて、どこは手を抜くか
・自分が見落としていることは何か
共通しているのは、全部あなたの行動にかかっていることです。
自分の動きについて聞いた瞬間、易占いは具体的なことを言い始めます。
ここが本領です。
4.易占いが苦手なこと
・いつ結婚できますか
・宝くじは当たりますか
・あの人は今、私のことをどう思っていますか
・2027年に何が起きますか
答えが出せないわけではありません。
問題は、**その答えを聞いても、動くものが何もない**ことです。
「来年結婚できますよ」と言われて、あなたは明日から何をしますか?
たぶん、待ちます。
そして待っている間ずっと、本当に当たるのかなと気にして過ごすことになります。
それは占いを受けたのではなく、宿題を増やしただけです。
相手の気持ちを聞くのも同じです。
相手の心は、あなたが動かせる場所ではありません。
**動かせないものの情報が増えるほど、人は動けなくなります。**
なので私は、こういうときは聞き方を変えてもらっています。
×「あの人は私をどう思っていますか?」
〇「あの人への執着について、私は何を理解すべきですか?」
問いの軸を相手から自分に戻すと、易占いは急に具体的なことを言い始めます。
冒頭の結婚の話と、まったく同じ構造です。
5.やってはいけない使い方
もうひとつ、向いていない使い方があります。
**当たるかどうか試すこと。**
答えを知っていることを、わざと聞いて確かめる。
気持ちは分かります。
でも、これをやると何も返ってきません。
**試している時点で、動く気がないからです。**
易占いは、本当に分からないことを本気で聞いたときに、いちばんよく働きます。
6.良い卦が出たとき
ここからは、結果の受け止め方です。
やったー、で終わらせるともったいない。
良い結果には、必ず条件がついています。
「進んで吉、ただしここには気をつけなさい」
そういう書き方をしています。
**追い風が吹いているときこそ、舵を確認する。**
良い卦は、そのために出ています。
7.良くない卦が出たとき
落ち込む必要は、まったくありません。
理由が2つあります。
**1つ目。卦は、あなたの性質ではなく、今の状態を言っています。**
「あなたはダメな人」ではなく、「今はそういう時期」と言っているだけです。
性質は変えられませんが、状態なら変わります。
**2つ目。良くない卦ほど、やることが具体的に書いてあります。**
進むなと出たなら、どうやって留まるかまで書いてある。
何もせずにダラダラ過ごす時間と、
今は蓄えるために留まると決めて過ごす時間。
見た目は同じでも、中身は真逆です。
前者は運が止まります。
後者は、運が溜まります。
**留まることも、立派な行動のひとつです。**
8.すぐに意味が分からなかったとき
これもよくあります。
そういうときは、卦の名前と、印象に残った言葉だけメモして、
数日そのまま過ごしてみてください。
**易占いは、少し遅れて届く手紙のようなところがあります。**
数日後、日常の中で「あ、あのときのあれか」と分かる瞬間が来ます。
分からない=外れ、ではありません。
まだ届いていないだけです。
## 【今日やってみてほしいこと】
占いの道具がなくてもできます。
いま気になっている悩みを、一文で書き出してみてください。
そのうえで、自分にこう聞いてみます。
**「これは、自分が動かせることだろうか?」**
動かせることなら、易占いに聞く価値があります。
動かせないことなら、悩むのをやめて大丈夫です。
たいてい、その悩みのすぐ隣に、動かせる本当の問いが隠れています。
今の状況をはっきりさせて、具体的にどう動くかを知りたい方は、出品中の鑑定サービスからご相談ください。
思考以前に、身体が固まって動けないという方は、からだほどきのご案内もご覧ください。