夜が少しずつ長くなってきましたね。
日が暮れるのが早くなると、心の中まで静かになって、普段は忙しさにまぎれていた思いが、そっと顔を出すことがあります。
「もう終わったはずなのに、まだ気になっている」
「手放したほうがいいと分かっているのに、どうしても手が離せない」
そんな気持ちを抱えたまま、今夜を迎える方もいるかもしれません。
今日は、そんなあなたへ。
「手放す」ということについて、少しだけお話しさせてください。
まずひとつめの気づきです。
手放すことは、忘れることではありません。
大切だった思い出や、誰かへの気持ちを、なかったことにする必要はないのです。
心の中に置いたまま、少しだけ距離を置くこと。
それも、立派な手放し方だと思います。
ふたつめの気づきです。
あなたがずっと抱えてきたものは、もしかしたら、あなたを守ろうとしてきたものかもしれません。
傷つかないように。
同じ思いを繰り返さないように。
そうやって、心があなたを守ってくれていたのだとしたら、その気持ちに「ありがとう」と伝えてみるのも、ひとつの区切りになります。
みっつめの気づきです。
手放したあとに残るのは、空っぽだけではありません。
ぎゅっと握りしめていた手を、そっと開いたとき。
そこには、静かな光が入る余白が生まれます。
新しい何かを無理に探さなくてもいい。
ただ、少しだけ呼吸がしやすくなる。
それだけでも、十分な変化だと思うのです。
今日から意識できる、小さなことをひとつだけ。
今夜、眠る前に、心の中でそっと言ってみてください。
「もう、がんばらなくていい」
声に出さなくても大丈夫です。
心の中でつぶやくだけで、少しだけ肩の力が抜けるかもしれません。
未来は、決められたものではありません。
あなた自身が選び、変えていくことができます。
今夜手放したものが、明日のあなたの歩みを、少しだけ軽くしてくれますように。
一人で抱え込まないでくださいね。
あなたの心に、静かな光がそっと届きますように。
月華レイ
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