「頑張っているのに成果が出ない」何をしたらいいかわからなかった女性が、もう一度動き出そうと思えた理由

「頑張っているのに成果が出ない」何をしたらいいかわからなかった女性が、もう一度動き出そうと思えた理由

記事
マネー・副業
「何かしなきゃいけないのに、なかなか行動できない」
仕事を始めるために新しいことを学び、勇気を出して営業にも挑戦した。それなのに思うような成果が出ず、何をしたらいいのかわからなくなってしまう。

今回ご紹介するAさんも、そんな悩みを抱えていた女性の一人です。
Eさんは新しいスキルを学び、仕事を獲得するために営業を始めたばかり。慣れないことにも挑戦していましたが、思うような反応が得られず、次第に行動が止まるようになっていました。

「このまま続けていていいのかな」
「もっと違う方法があるんじゃないかな」

自分なりに考えても答えが見つからず、気持ちも停滞していたそうです。
そんなEさんと、今の悩みやこれまでの行動、そして仕事を始めようと思った理由について、じっくりお話ししました。

相談の最後、Eさんから出てきたのは、
「すごく心がすっきりして、本当に走り出したい気持ちです」という言葉。
仕事が決まったわけでも、営業の問題がすべて解決したわけでもありません。それでも、相談前と相談後でEさんの気持ちは大きく変わったようです。

今回は、実際の個別相談で交わしたお話を、対談形式でご紹介します。

「頑張っても成果が見えない」営業を始めて感じた壁

私: 今回、営業が苦手ということでしたが、具体的にはどんなことで悩んでいますか?
Eさん: 営業を始めたのは、まだ1か月ほど前なんです。それまで営業というものをやったことがなくて、何から始めればいいのかもわからない状態でした。

自分なりにできそうなことを探して、実際に行動してみたんです。でも、なかなか反応が得られなくて。もともと知らない人と話すのも得意ではないので、人と話すだけでもすごくエネルギーを使うんです。最初は頑張ろうと思っていたんですけど、だんだん疲れてしまって。今はどちらかというと足踏みしている状態です。

Eさんは、それまで学習や制作には積極的に取り組めていたそうです。
ところが営業に移って、それまでのように行動できなくなっていました。
私: 以前は行動できていたのに、今はなかなか動けない。その違いは何だと思いますか?
Eさん: やっぱり成果が見えないことだと思います。
制作の課題をやっていたときは、時間をかければその分だけ完成に近づいて、目に見える形で進んでいたんです。

でも営業は、時間をかけても、労力をかけても、何も残らないように感じてしまって。やったからといって仕事につながるわけでもないし、いつまでこれを続けたらいいんだろうって思うんです。

やらなきゃいけないのはわかっているんですけど、なかなか気持ちが向かなくなってしまいました。

私:私自身も、デザイナーとして起業した頃、SNSで100件ほど営業のDMを送ったことがあります。返事があったのは、ほんの1〜2件。厳しい言葉が返ってきたこともありました。
だから、成果が見えない中で行動を続けるしんどさは、私にもわかります。

ただ、Eさんのお話を聞いているうちに、もう少し詳しく聞いてみたいことがありました。

「今の自分は50%ぐらい」質問から見えてきたこと

私: Eさんは、最終的にどんな状態になりたいと思っているんですか?
Eさん: まずは仕事の経験を積んで、少しずつ有料のお仕事につなげていきたいです。最終的には安定して収入を得られるようになりたいと思っています。

私: その目標に対して、今、自分では何%ぐらい行動できていると思いますか?

Eさん: うーん……50%ぐらいですかね。

私: ということは、残りの50%はまだできるんですね。

Eさん: そうですね。振り絞ればできると思います。
でも、以前のようにすぐ行動できなくなっていて。やらなきゃと思っても、ちょっとコーヒーを入れようかなとか、別のことをしようかなとか、つい後回しにしてしまうんです。

Eさんは、自分でもまだ行動できる余地があると感じていました。
そこで私は、少し踏み込んだことをお伝えしました。

私: 今のお話を聞いていると、Aさんの行動の基準が、私から見ると少し低いように感じるんです。もちろん、お子さんもいらっしゃるし、仕事に使える時間には限りがありますよね。でも、自分ではまだできると思っているのに、行動が止まってしまっている。

今までやってきたことを否定するわけではないけれど、自分の中の「これぐらいやったら十分」という基準を、一度見直してみてもいいんじゃないかなと思うんです。

Eさん: 確かにそうですね……。
自分では頑張っているつもりだったんですけど、客観的に見てみると、まだまだできることがあったと思います。うまくいかないことばかり考えていたけど、そもそも自分の行動量が足りていなかったのかもしれません。

Eさんが「まだできる」と話してくれたからこそ、今の行動についても一緒に振り返ることができました。行動量を増やせば、必ず成果が出るわけではありません。でも、うまくいかないと感じたとき、方法を変える前に、今の方法をどこまで試したのかを考えてみることも大切だと思っています。

「子どもの将来のために」忘れかけていた、仕事を始めた理由

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営業について話していたところから、今度はEさんが仕事を始めようと思った理由について聞いてみました。
私: そもそも、Aさんは何のために収入を得たいと思ったんですか?
Eさん: 子どもの将来のためです。
将来、子どもが何かやりたいと言ったときに、お金がないからという理由で我慢させたくないと思って。自分が収入を得られるようになって、子どもの選択肢を増やしてあげたいんです。

私:私も3人の子どもを育てているので、その気持ちはよくわかります。
子どもが何かに挑戦したいと言ったとき、できる限り応援してあげたい。
私自身、それが仕事を頑張ってきた大きな理由の一つでもあります。
そんな自分の思いもお伝えしたうえで、Eさんに最初に決めた目標について聞いてみました。

私: 仕事を始めようと思ったときの目標って、今も意識していますか?

Eさん: 最初は、安定して継続的に収入を得られるようになりたいと思っていたんです。でも、日々の生活の中で、その未来のことをあまり考えなくなっていました。目の前のことしか見えていなかったです。

子どもの選択肢を広げたいという気持ちは変わっていないんですけど、そこに向かって頑張るという意識が、薄れていたのかもしれません。
Eさんは、仕事を始めたときの思いがなくなったわけではありませんでした。ただ、目の前の営業や成果のことを考えるうちに、最初に描いていた未来が見えにくくなっていたようです。

「もう出し切った!」と言えるぐらいやってみたい

ここまでお話をしたところで、Eさんにもう一度質問しました。

私: 今日お話しした中で、これから何を実践したら、今の課題を解決して目標に近づけそうですか?

Eさん: 今日お話を聞いて、一番思ったのは、やり尽くすとか、やり抜くとか、そういうことをしてみたいということです。

「もう出し切った!」って言えるぐらい、全力でやってみたいです。
今までは、一つやってダメだったら次の方法を考えるという感じだったんですけど、ちゃんとやり切ったと言えるぐらいまでやってから、次に進みたいと思います。まずは、今まで知らなかった方法や、まだ試せていないことを整理して、自分にできることからやってみたいです。

最初は、何をしたらいいのかわからないと悩んでいたEさん。でも、お話を進めるうちに、これから何をしてみたいのかを自分の言葉で話してくださいました。さらに、行動を続けていくうえでの気持ちの持ち方についてもお話ししました。

Eさん: 私、結構気分に左右されやすいんです。
調子がいいときは頑張れるんですけど、うまくいかないことが続くと、負のループに入ってしまうことがあります。だから、何かあったときにどうやって気持ちを立て直すかも大事なんだなと思いました。

新しいことに挑戦すれば、うまくいかないこともあります。
大切なのは、一度も落ち込まないことではなく、落ち込んだあとに、どうやってまた動き出すか。そんなことも一緒に考える時間になりました。

「どうして仕事をしているのか」子育ての話で気づいたこと

今回の相談では、仕事だけでなく、子育てについてもお話ししました。
Eさんには、幼稚園に通うお子さんがいます。ある日、お子さんが体調不良で幼稚園を休んだとき、Eさんにはオンラインで人と話す約束があったそうです。

Eさん: 子どもに「この部屋に入らないでね」と言っていたんですけど、何度も入ってきてしまって。そのたびに「あっちに行って」って言ってしまったんです。子どもが家にいると、なかなか仕事に集中できなくて。

私: そういうとき、どうしてお母さんがパソコンで仕事をしているのか、お子さんに説明していますか?

Eさん: あ……していなかったです。
ただ「静かにしてね」「あっちに行ってね」としか言っていませんでした。

私:私は、子どもたちにも仕事をする理由を伝えるようにしています。
子どもからすれば、お母さんがなぜパソコンに向かっているのか、説明してもらわなければ、わからないこともあります。

もちろん、小さな子どもに説明したからといって、すぐに理解して静かに待てるわけではありません。それでも、子どもにも一人の人間として向き合い、理由を伝えることを大切にしたいと思っています。

Eさん: 確かに、どうして仕事をしているのかを説明していませんでした。
子どもを邪魔者扱いしてしまっていたなって思います。そうやって説明することが、子どもを尊重することにもつながるんですね。

Eさんにとって、仕事だけでなく、子どもとの向き合い方についても考える機会になったようでした。

「相談前と相談後でこんなに変わるなんて」相談後に届いたメッセージ

淡いミント背景の相談メッセージカード.png

相談が終わったあと、Eさんから嬉しいメッセージが届きました。

仕事が決まったわけでも、営業の悩みがすべて解決したわけでもありません。それでも、相談前は何をしたらいいのかわからず、行動できなくなっていたEさんが、もう一度挑戦してみようと思えるようになった。

今回のお話で印象的だったのは、Eさん自身が、自分の行動や考え方を振り返っていたことです。

・自分はどこまで行動できていたのか。
・何のために仕事を始めようと思ったのか。
・これから何をやってみたいのか。

一つずつ話していく中で、最初は見えなくなっていたものが、少しずつ整理されていきました。私は、相談に来てくださった方に、いつも「大丈夫ですよ」と励ますことだけがサポートだとは思っていません。

話を聞いて、質問をして、その人自身が考えられる時間を大切にしたい。
そして、必要だと感じたときには、私の経験や考えもお伝えします。

ただ、最終的にどうするのかを決めるのは、ご本人です。
自分の中にある思いや考えに気づき、納得して次の一歩を選んでいく。
そのお手伝いができたら嬉しいと思っています。

一人で考えていると、どうしても同じところをぐるぐるしてしまうことがあります。そんなとき、誰かに話すことで、自分では気づかなかったことが見えてくる場合もあります。

Eさんから届いた「相談前と相談後でこんなに気持ちに変化が出るとは思っていなかった」という言葉を読んで、改めてそんなことを感じました。

もし今、仕事や起業のことで思うような成果が出ず、何をしたらいいのかわからなくなっているなら、一度その気持ちを言葉にしてみませんか。
うまく話そうとしなくても大丈夫です。
今の気持ちや、これまで取り組んできたことを一緒に整理しながら、あなた自身が納得できる次の一歩を考える時間になれば嬉しいです。
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