番外編 スワローズの快進撃
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正直言って、今年はあまり期待していなかった。
村上宗隆も抜け、
昨年投壊した先発陣の補強もされなかった。
キャンプから例年通り故障者も続出し、
明るい話題があまりない中での開幕だった。
しかし、東京ヤクルトスワローズは見事に開幕5連勝。
これはマグレではない、と思いたい。
■先発が“試合を壊さない”
まずは先発投手。
昨年とは違い、しっかりと投げ切れている。
先発がある程度ゲームを作れれば、
中継ぎへの負担は確実に減る。
昨年のような
「先発崩壊 → 中継ぎ疲弊 → 試合崩壊」
この負の連鎖が断ち切られている。
■村上の穴は“走力”で埋めている
そして最大のポイントがここ。
村上の穴。
打力、特に長打力の低下は避けられない。
普通はここで得点力が落ちる。
しかし今年は違う。
走力で補っている
昨年、チーム盗塁は61個。
それが今年は6試合で7盗塁。
明らかに“仕掛けている”。
■バントではなく「攻めて進める」
攻撃ではバントをしないことが注目されているが、
本質はそこではない。
アウトを使わずに進めていること
バントは1アウトと引き換えに進塁する。
しかし今年は、盗塁で塁を進めている。
つまり、
攻めながら進めている
■盗塁は“圧力”になる
さらに重要なのはここ。
盗塁は単なる進塁ではない。
・投手にクイックを意識させる
・牽制を増やす
・配球を制限させる
相手にプレッシャーをかける
これによって、
打者の難易度が下がる。
つまり、
チーム全体で点を取りにいける構造
になっている。
■接戦を拾えている理由
この変化が、接戦の強さに繋がっている。
・投手が粘る
・走力でチャンスを広げる
・少ないチャンスを得点に変える
だから、
接戦を落とさない
■これは“偶然”ではない
先発
中継ぎ
走力
攻撃の質
すべてが噛み合っている。
さらに言えば、
経験や実績不足と思われていた選手たちが、
確実に成長している。
戦力の底上げが起きている
■結論:勝ち方を変えたチーム
村上の穴を埋めようとはしていない。
勝ち方そのものを変えている
長打で勝つチームから、
“圧力で勝つチーム”へ。
この変化が本物なら、
今年のヤクルトは面白い。