身体は女性、中身はノンバイナリー、元アロマンティックのチェイサーが、ツインレイをロジカルに紐解きます。
ツインレイの情報を調べていると、 「統合の前にはクンダリーニ覚醒が起きる」 「性エネルギー交流が盛んになる」 といった情報がよく出てきますよね。
その情報を信じて、「自分にはまだそんな現象が起きていない、そういった事を体験しないと、統合できないのか」と不安になっている方に、まず結論からお伝えします。
「統合のために、それらの現象は必須ではありません。」
なぜこれらが必須ではないのか、なぜスピリチュアル界隈では、あたかも必須のような表現をされているのか。まずここを紐解くためには、「チェイサーが、サイレント期に、なぜ霊的覚醒をすると言われているのか」から読み解く必要があります。
1. サイレント初期の「霊的覚醒」の正体
サイレント期に入った初期、チェイサーはランナーが突然去るという、まさに天国から地獄に突き落とされるような、大きなストレスを経験します。これは、リトル・デス(小さな死)といった、シャーマンが霊的覚醒をするための儀式(通過儀礼)と似ています。
チェイサーは食気が喉を通らなったり眠れなくなったりと、肉体的な凄まじい負荷がかかります。この、精神的にも肉性的にも極限状態のなか、肉体がそのストレスを緩和するために出すのが、DMTジメチルトリプタミン(Dimethyltryptamine)です。
DMTは、第三の目の正体とも言われている脳の松果体から、肉体が生命の危機に瀕するほどの強烈なショックを受けていると判断されると、それを緩和するために分泌されるといわれている内分泌物質です。(死への恐怖を和らげる為に出ているとも言われている。)
サイレント期の初期にチェイサーが体験する「霊性開花」とは、このような、心身ともに極限まで追い詰められた状況下で、松果体などから分泌されるDMTが見せる変性意識(神秘体験など)のことで、これがチェイサーの霊的覚醒のロジックの一つと言えます。
2. サイレント後期には外部強制的な霊性開花から、穏やかな自発的なものに切り替わる
サイレントの後期になると、チェイサーはもう、初期のような、あれほどの「極限状態」には置かれていません。なのに、なぜ後期になっても、変性意識や神秘体験などが起こりえるのか。
それはサイレント後期には、「DMTの分泌」がサイレント初期の強制起動(外部ストレス的なもの)から自発起動(DMTを含む幸せホルモン分泌回路)に切り替わるからではなかと、私は考えています。
そのため、サイレント後期には、基本的には初期のような強烈な変性意識下にはなりません。穏やかに緩やかに、見えない波のように継続し、安定した形へと変化しているはずです。
ただし、セルフプレジャーなどで自身の肉体と内面世界がうまく噛み合った瞬間は別です。その時ばかりは、DMTを含む幸せホルモンの自発起動のシステムがブーストされ、初期のDMT強制起動に匹敵する、あるいはそれを超えるほどの強烈な変性意識状態が引き起こされます。
巷で「統合前に激しいクンダリーニ覚醒が起きた」と言われている現象の正体は、これではないでしょうか。
クンダリーニという概念を使えば、チャクラを整える身体のワークを通して、気やエネルギーといわれるものの流れをケアし、自発起動のルートへ導いていきやすいというメリットはあるでしょう。
ですが、それは数あるルートの1つ。全員が全員、必ずそのルートを通らなければいけない理由なんて、どこにもないのです。
事実、私にとっての「クンダリーニ覚醒」と呼ばれる現象は、ランナーとの性エネルギー交流のような感覚も、「これが覚醒だ」と実感するほどの激しいものはなく、自分自身の内に巡っている「エネルギーの流れの状態を確認する作業」に過ぎなかったです。
あの感覚が、クンダリーニ覚醒時に体感するよくあるものだと明確に気づいたのは、統合期に入った最近のことでした。
3. ランナー側(肉体が男性の場合)はどうなのか
結論から言うと、ランナーもいずれは、チェイサーと同じ「自発起動のルート」(DMTを含む幸せホルモン主軸の分泌システム)へと合流していくことになると仮定できます。そしてチェイサーと同じく、ランナーもこの移行期には、心身の不調が移行を促すサインとして現れます。
サイレント期のランナーは、「男性ホルモン(テストステロン)」のシステムを優位に働かせて現実世界を戦っています。だからこそ、目に見えない繋がりやチェイサーへの執着を、理性の力で抑え込むことが可能な仕様になっているのです。
しかし、統合期に向けて年齢を重ねるにつれ、男性ホルモンは低下し、相対的に女性ホルモンが優位になる時期を迎えます。
この時、肉体のシステムは大きく変化しているのに対し、ホメオスタシス(現状維持の働き)によって、これまでのテストステロン優位のあり方を維持しようとします。この「肉体の変化」と「ホメオスタシス」の間に生じるズレが、心身の不調として現れるロジックであり、その肉体の変化に降伏し受け入れること。これこそが、スピリチュアル界隈で言われる「ランナーの覚醒」の正体であり、サレンダー後の姿なのではないでしょうか。
4. 「性エネルギー交流」は副産物であって目的ではない
そしてもう一つの落とし穴である「性エネルギー交流」。これも、統合のために『必須な』現象などではありません。
なぜ、性エネルギー交流がある事の証拠だと言われている事が多いのか。それは先ほどお話しした、DMTの分泌によって引き起こされる「変性意識や神秘体験」時に感じる強烈で圧倒的な体内感覚に対して、スピリチュアル界隈が「これは相手からの性エネルギー交流である」と、後付けで意味づけをしてしまっているからです。
サイレント後期、チェイサーがやろうとしている本質は「自発起動のシステム(松果体、肺、腸の内因性DMTを含む幸せホルモンの分泌ルート)を安定させ、精神と肉体のバランス(エネルギーの巡り)を整えること」にあります。
その副産物として、このような神秘的体験や変性意識下に置かれる場合があることを
クンダリーニ覚醒をしないと統合できない
これは性エネルギー交流がなければ本物のツインレイではない
と、副産物をあたかも「必須条件」とでも言うのは私は納得できません。
統合は最終的に行き着く「状態」であって、追いかけるべき「目標」ではないはず。
5. 目指すべき本質とは『心身を整え霊性も育む』事ではないか
チェイサーがすべきことは、副産物である神秘体験を「追いかけること」ではありません。そして、その神秘体験を「目的」にすることでもありません。
先程も述べましたが、統合や再会は行き着く「状態」であって、追いかけるべき「目標」ではありません。
例えば、(実際の私の症状を例にして見ると)
動悸、胸の痛み
[スピ解釈]:「チャクラがひらいている」「性エネルギー交流」
[現実の肉体]:【栄養不足や食物摂取の仕方の悪さによる重度の貧血で心不全になる寸前、ストレスによるカテコラミン大量放出による自律神経のバグによる肋間神経痛】
不眠
[スピ解釈]:「覚醒している」
[現実の肉体]:【カフェインやアルコールの過剰摂取、ストレスによる食欲不振、栄養不足による糖切れの症状での途中覚醒】
体調不良、強い倦怠感、過睡眠
[スピ解釈]:「統合前、再会前の好転反応」
[現実の肉体]:【貧血、寝不足による体力の限界とほぼ気絶、身体を動かすエネルギーがない事による運動不足と筋力低下、それに伴う血流の悪さ冷え性、免疫力低下】
と、何でもスピリチュアルな意味づけで解釈してしまうと、「まず身体をちゃんとケアしたほうがいい」という、(この突然死すらしかねない)自身の身体のsosシグナルに意識が向きにくくなります。
体調や自律神経の状態は、物事の受け止め方にかなり影響を与えます。
ツインレイだから、ツインレイじゃないにかかわらず、心身の調子を崩しているのなら、それは「まずは、自分の神経系を落ち着かせるケアや、十分な睡眠や落ち着く時間を確保する」ほうへ目を向けるのが、心身の回復や冷静さを取り戻す事に繋がるのではないでしょうか。
そうやって心身に余裕が戻ってくると、「この情報は本当に自分の為になっているのか」それによって「不安を増やしてないか」と冷静に自分の事を見直すきっかけにもなるのだと思います。
不思議な体験やシンクロニシティ、魂の成長といったスピリチュアルな視点は否定せず、でも、身体の痛みや不眠、情緒の不安定さなどを「良い兆候だからこのままで大丈夫」と考えず、まずは心身からのサインとして(これも私はインナーチャイルドからの声の一つだと思うし)受け止め「意味」と「ケア」の両立を図るべきだと強く感じるのです。
……と、私の実際の体験談も含めて長くなってしまいましたが、再会や覚醒の前に、まずはご自分の体を一番に、とお伝えしたかっただけです。
それではまた、次のレポートがあれば、お会いしましょう。