ロゴデザインを考える_Vol.7

ロゴデザインを考える_Vol.7

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デザイン・イラスト
陰陽五行から見るロゴのエネルギー

ロゴはブランドの「顔」です。
私はデザイナーとして20年以上仕事をする中で、ロゴは単なるマークではなく、ブランドのエネルギーを映し出すシンボルではないかと感じるようになりました。


東洋には約2,500年以上前から受け継がれる「陰陽五行」という思想があります。

木・火・土・金・水

万物はこの5つのエネルギーで成り立っているという考え方です。

実は、この考え方はロゴデザインにも応用できると私は考えています。


世界的な企業のロゴを分析していくと、ブランドの思想や方向性の中に
ロゴの形・色・印象のパワーが驚くほど一致しているケースが数多く見られます。


今回は、陰陽五行という視点から「ロゴのエネルギー」について考えてみました。




ロゴ制作でよく見かける事例として

① 見た目や感覚だけで作っている
「かっこいい」「おしゃれ」という理由だけでデザインすると、ブランドの軸(エネルギー)が伝わらないロゴになります。

② 色と形に統一感がない
例えば、高級感を出したいのにポップな配色だったり、安心感を与えたいのに鋭い形ばかり使ったり。
形と色が持つエネルギーが一致していないと、見る人は無意識に違和感を覚えます。

③ ブランドの未来を考えていない
ロゴは何年、何十年と使い続ける企業の財産です。
今だけの流行ではなく、企業が目指す未来まで見据えて設計することが大切です。



世界的に成功している企業のロゴを見ると
やはりそれぞれ強いエネルギーを感じます。

Apple
無駄を削ぎ落としたシンプルなデザイン。
洗練・革新・知性というブランドイメージを体現しています。
Apple製品を使っているストーリーに人は魅了されます。

Toyota
楕円を組み合わせた安定感のある構造。
信頼・安心・品質という企業理念が視覚化されています。
Toyota車 = 安心安全壊れない。は、もはや世界認識です。

Nike
躍動感のある曲線。
挑戦・成長・スピードというブランドのエネルギーを象徴しています。
スポーツという枠だけでなくファッションとしての価値がさらに強くなっています。



どの企業にも共通しているのは
ブランドの思想とロゴが一致していることです。





陰陽五行から見るロゴ

陰陽五行では、それぞれの形や色にもエネルギーがあると考えられています。


成長・発展・挑戦
縦に伸びる形や植物を連想するデザイン。

情熱・人気・拡散
赤やオレンジ、勢いのある構成。

信頼・安定・調和
円形や左右対称のデザイン。

価値・洗練・高級感
シンプルな構成や余白を活かしたデザイン。

知性・柔軟性・流れ
青や黒、流線型のデザイン。


企業やそのブランドがどんな未来を目指すのかによって、必要となるエネルギーは違います。

だから私は、ロゴは単なるデザインではなく、ブランドの方向性を整える設計図だと考えています。



運気は「デザイン」だけではなく「タイミング」も大切

陰陽五行では、「何をするか」と同じくらい「いつ行うか」を大切にします。

これは会社の設立だけではなく
ロゴのリニューアル
ブランドの刷新
社名変更
新規事業のスタート

といった時期がとても大切だと歴史も教えてくれています。
これは企業やブランドの歴史だけでなく、国の成長や歴史上の偉人達を調べてみてもとても面白いことがわかります。


話は戻り
企業には成長期、拡大期、転換期、そして守りの時期があります。

その流れに合ったタイミングでブランドを整えることで、企業の方向性とデザインが一致し、より大きな力(エネルギー)を発揮します。

逆に、流れに逆らって変更を繰り返すと、ブランドの積み重ねが十分に活かされないことも多々あります。

デザインは「何を作るか」だけではなく
「いつ整えるか」
も重要な設計要素だと考えます。




ブランドは積み重ねた「信頼」を引き継ぐ

ブランド名やロゴを変えることは、とても大きな決断です。

例えば、Japan Airlines は2002年に長年親しまれてきた「鶴丸」から新しいロゴへ変更しました。

当時は、「世界基準の企業っぽい」「スタイリッシュになった」など
様々な肯定的な意見も多かったようです。

しかしその後、経営再建を強いられました。
そして2011年に再び「鶴丸」が採用されます。


これは単に昔のデザインへ戻したのではなく
「信頼を取り戻す」「創業の精神へ立ち返る」
というブランドメッセージであったのと同時に
企業エネルギーの(運気)の復活も願ったのかもしれません。



ロゴは単なるマークではありません。

企業が積み重ねてきた歴史や信用、そして未来への意思を映し出すシンボルなのです。



ロゴは企業の第一印象を決めるだけではありません。

経営者の想いを形にし、ブランドの未来を表現する、大切な資産です。

私は現在、20年以上のデザイン経験に加え、陰陽五行やブランド設計の考え方を取り入れた「縁起ロゴ」を制作しています。

見た目の美しさだけでなく、

「企業らしさ」
「ブランドの思想」
「未来への方向性」

まで設計することを大切にしています。

もしこれから会社を立ち上げる方や、ブランドを見直したいと考えている方は、一度「ロゴが持つエネルギー」という視点から、自社のブランドを見つめ直してみてはいかがでしょうか。
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