Webサイトを触っていると、たまに「分かっているつもりだったけど、実際にトラブルが起きたらよく分からなくなった」ということがあります。
今回、自分がまさにそうなったのが、
Cloudflareとネームサーバーの関係
でした。
言葉としてはどちらも知っていたのですが、実際に設定を変更する場面になると、
「今どこがDNSを管理しているのか?」
「Xserverを使っているのに、なんでCloudflareを触る必要があるのか?」
「ネームサーバーを戻したら何が変わるのか?」
と、一気に混乱しました。
今回はそのときに理解したことを、自分なりに整理して書いてみます。
そもそもCloudflareとXserverは役割が違う
最初に混乱した原因は、CloudflareとXserverを同じようなものとして考えていたことでした。
でも実際は役割が違います。
Xserverは、WordPressや画像、HTMLなどのサイトデータを置いているサーバーです。
一方Cloudflareは、DNSの管理やCDN、セキュリティなどを提供しているサービスです。
つまり、
サイト本体はXserverにあるけど、ドメインの案内役はCloudflare
という状態も普通にあります。
ここを理解していなかったので、
「Xserverでサイトを動かしているんだから、DNSもXserver側にあるはず」
と考えてしまっていました。
ネームサーバーがかなり重要だった
今回一番重要だったのがネームサーバーです。
かなりざっくり言えば、ネームサーバーは
「このドメインのDNS情報は、どこを見に行けばいいのか」
を決める設定です。
例えばドメインのネームサーバーがCloudflareになっていれば、DNS設定はCloudflare側で管理されます。
この状態でXserverのDNS設定を変更しても、基本的にはその設定は使われません。
自分はここが最初よく分かっていませんでした。
Xserverの管理画面にもDNS設定があるので、
「ここを変更すればいいんじゃないか?」
と思ってしまいます。
でも、ネームサーバーがCloudflareを向いているのであれば、実際に見られているDNS設定はCloudflare側です。
「どこで契約しているか」と「どこでDNSを管理しているか」は別
これも今回かなり勉強になりました。
ドメインを取得した会社、レンタルサーバー、DNSを管理しているサービス。
この3つは必ずしも同じ会社ではありません。
例えば、
ドメインはA社で取得
サーバーはXserver
DNS管理はCloudflare
という構成もできます。
そのため、トラブルが起きたときに
「このドメインはどこの会社で契約しているんだっけ?」
だけを確認しても足りません。
重要なのは、
現在ネームサーバーがどこを向いているのか
です。
ここを見ることで、実際にDNSをどこで管理しているのか判断できます。
CloudflareからXserverへ戻すときにも混乱した
今回、自分はCloudflareを使っていた状態から、Xserver側のネームサーバーへ戻す作業もしました。
最初は、
「Cloudflareの設定を消せばXserverに戻るのかな?」
くらいの感覚でした。
でも実際には、ドメイン側で設定されているネームサーバーそのものを変更する必要があります。
つまり、
Cloudflareのネームサーバー
↓
Xserver指定のネームサーバー
へ変更するということです。
ネームサーバーを変更すると、今後はXserver側のDNS設定が参照されるようになります。
ここでようやく、
「DNS設定」と「ネームサーバー変更」は別物
という感覚が掴めました。
変更してもすぐ反映されない
さらにややこしかったのが、ネームサーバーを変更してもすぐに状態が切り替わらないことです。
DNS関連の設定は、インターネット上の各所に情報がキャッシュされています。
そのため設定変更直後は、
自分のPCでは見られる
スマホでは見られない
Wi-Fiだと見られる
モバイル通信だと見られない
といったことが起こる場合があります。
設定を間違えたのかと思って何度も触りたくなりますが、反映待ちの可能性もあります。
DNS周りでは、
設定変更直後に焦って設定を何度も変更しない
というのも重要だと感じました。
Cloudflare自体が悪いわけではない
今回かなり混乱しましたが、Cloudflareが使いにくいサービスというわけではありません。
CDNやキャッシュ、SSL、セキュリティ対策など便利な機能がたくさんあります。
ただし、間にCloudflareが入ることで確認する場所が増えます。
特に、
「サイトが表示されない」
「メールが届かない」
「サーバーを移転した」
「ドメインの設定を変更した」
といった場面では、Cloudflare側のDNS設定も確認する必要があります。
仕組みを理解せずに導入すると、トラブルが起きたときに原因を追うのが難しくなると感じました。
今回理解したこと
今回の経験で、自分の中ではかなり整理されました。
まず、
サーバーとDNSは別物。
そして、
ネームサーバーによって、どこのDNS設定を使うかが決まる。
さらに、
Cloudflareを使っている場合、XserverのDNS設定だけを見ても解決しないことがある。
ということです。
Web制作をしていると、WordPressやHTML、CSSなどサイト本体を触る機会は多いですが、DNS周りは普段そこまで頻繁に触りません。
その分、いざ問題が起きたときに混乱しやすい部分だと思います。
今回自分もかなり混乱しましたが、一度実際に設定変更を経験したことで、ネームサーバーとDNSの関係がかなり理解できました。
また同じようなトラブルが起きたときは、まず
「今、このドメインのネームサーバーはどこを向いているのか?」
から確認しようと思います。