家族が寝静まったあと、台所にひとり立って、ふとこう思うことはありませんか。
私ばっかり、頑張ってる気がする、と。
朝起きて家族を送り出して、仕事をして、買い物をして、夕飯を作って、誰かの予定を気にして、また明日の段取りを考える。気を回して、先に動いて、自分のことはいつも一番最後。それなのに、ありがとうの一言もないまま、一日が終わっていく。
口に出すと、わがままに聞こえる気がして、言えない。みんなそうやって生きてるんだから、私だけが特別しんどいわけじゃない。そう自分に言い聞かせて、また明日も頑張ってしまう。
でも、本当は分かっているはずです。これは、ただ疲れているという話ではないことを。
「もっと頑張れば」を、何年続けてきましたか
これまで、いろんな言葉を信じてきたと思います。
与える人が豊かになる。見返りを求めないほうがいい。感謝されなくても、自分が満たされていればいい。だからもっと優しく、もっと我慢して、もっと頑張れば、いつか報われると思ってやってきた。
それなのに、報われた実感がない。むしろ、頑張れば頑張るほど、当たり前にされていく気さえする。
その感覚は、間違っていません。あなたの努力が足りなかったわけでも、心が狭いわけでもないのです。
もし、今のこの感じを一度ちゃんと言葉にしてみたいと思ったら、その手がかりはこちらにあります。
なぜ、いつもあなたが「頑張る側」になるのか
不思議なことに、頑張ってしまう人は、どの場所に行っても頑張る側になります。職場でも、家でも、友人関係でも、気づけば一番背負っているのが自分。
これは性格のせいでも、運が悪いからでもありません。生まれる前から、あなたの魂が持ってきたテーマが関係しています。人の役に立つこと、場を支えること、誰かの足りないところを埋めること。そういう役割を、自然と引き受けてしまう設計を、あなたは生まれつき持っているのです。
だから、頑張ってしまうのは、あなたの弱さではなく、むしろ力です。問題は、その力をどこに向けているか、それだけなのです。
今は、その力のほとんどが「誰かのため」に使われていて、自分のためにはほとんど残っていない。そこがずれているから、頑張るほど消耗していく。
今夜、ひとつだけ
長年かけて身についた癖を、明日からいきなり変える必要はありません。
ただ、今夜ひとつだけ。誰のためでもなく、自分のために5分だけ時間を使ってみてください。温かいお茶を飲むでも、何もしないで座るでも、なんでもいい。
あなたが本来果たすために生まれてきた役割は、今の暮らしを捨てた遠いどこかにあるのではありません。毎日こなしているその役割の中に、もう芽は出ています。ただ、その芽が、自分をすり減らす方ではなく、自分を生かす方に向くだけで、見える景色は変わっていきます。
私ばっかり、という想いがどうしても消えない夜が続くなら。なぜあなたがいつも頑張る側になるのか、その理由を魂の本質から視ていくことができます。