夜道のコオロギ、返信を待ち続ける夜

夜道のコオロギ、返信を待ち続ける夜

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アスファルトの脇の草むらから、リリリ、と細い音が上がる。
立ち止まると音が止み、歩きだすとまた鳴きはじめる。
街灯と街灯のあいだの暗がりだけが、やけに静かで、やけに長い。

こんにちは、神楽 玄斗(かぐら げんと)です。
今、あなたの心にも、似た情景が浮かんでいませんか。

コオロギは、こちらが近づくと鳴くのをやめます。
じっと待っていると、また鳴きだす。
追いかければ遠ざかり、諦めた頃に戻ってくる。
返信を待つ夜の感じに、少し似ていませんか。

スマホを伏せて置く。
五分もしないうちに裏返して、通知が来ていないことを確かめる。
また伏せる。
風呂も入らないまま、時計だけが十一時を過ぎていく。
その繰り返しで、一日の最後の二時間が消えていきます。

苦しいのは、返事が来ないことそのものではありません。
来ないあいだに、彼の気持ちを心の中で何十通りにも書き換えてしまうこと。
忙しいだけ。飽きたのかもしれない。誰かといるのかもしれない。
一番つらい解釈が、いつも最後に残ります。

彼が返さない理由は、想像で埋めなくていいものです。今夜の彼の気持ちを、私が視てお伝えします。


秋の虫は、一晩じゅう同じ調子で鳴いているようでいて、実は鳴く時間帯が決まっています。
彼にも、言葉が出る時間と、出ない時間があります。
返事が来ない夜は、彼の側が「出ない時間」に入っているだけのことが少なくありません。

帰り道の暗がりで、鞄の中のスマホが震えた気がして立ち止まる。
取り出しても、何も来ていない。
草むらの虫の声だけが、また鳴きはじめる。

視えたのは、電気をつけないまま床に座って、スマホの明かりだけを顔に当てている彼の姿でした。
画面には、あなたとのトーク画面が開いたままになっています。
読んでいます。何度も読み返しています。
けれど、返す言葉が軽くなってしまうのが嫌で、指が止まっている。
大事に思っている相手ほど、男性はこの止まり方をします。

逆に、どうでもいい相手には、男性はすぐ返します。
内容がないぶん、指が軽いからです。
返信の速さと、想いの深さは、そもそも別のものです。

九月の夜は、八月より長くなりました。
長くなった時間の中で、彼もまた、言えなかったことを思い返しています。

彼が返せずにいる言葉の中身まで、霊視で視てお伝えできます。


コオロギの声は、秋が深まると少しずつ数を減らして、やがて聞こえなくなります。
恋も、放っておけば同じように音が消えていきます。
けれど、消えるまでには、まだ時間があります。

今夜、待つ側から一歩だけ動くとしたら、こう送ってみてください。
「返事はいつでもいいから、体だけ気をつけてね」
催促でもなく、問いでもない一行です。
返さなければいけない圧がなくなった瞬間に、人はかえって返したくなります。
止まっていた彼の指が動くのは、たいていこういう言葉のあとです。

送ったあとは、通知を待つのをやめて、そのまま眠ってしまってください。
待つ時間を短くすることは、彼を諦めることではありません。
明日の自分に、機嫌のいい時間を残しておくということです。

夜道の虫の声は、聞こうとしないときのほうがよく聞こえます。
彼からの返信も、たぶん同じ形をしています。
待っていた夜の長さは、無駄になりません。
その分だけ、あなたは彼のことを深く考えました。
考えた分は、次に会ったときの言葉の重みになります。

既読の向こう側にある彼の気持ち、視させてください。

あなたの恋愛が前向きになるように、お手伝いさせていただきます。
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