窓の外、ビルの向こうに巨大な白い塊が盛り上がっている。
さっきまで何もなかった空に、ほんの三十分で城のような雲が生まれていた。
見上げているうちに、輪郭がまた少し形を変える。
この入道雲には、恋愛の深い真実が宿っています。
こんにちは、神楽 玄斗(かぐら げんと)です。
大暑を過ぎた七月下旬の昼下がり、空はいちばん劇的になります。朝は何もなかったのに、地面から熱が立ちのぼり、湿った空気が押し上げられて、あの巨大な雲になる。誰かが空に描いたわけではありません。地上の熱が、そのまま形になったものです。
想いも、これと同じです。
あなたが「もう諦めよう」と思っても、心のどこかにまだ熱が残っている限り、その想いは何度でもわき上がってきます。夕方に消えたはずなのに、次の日の昼にはまた同じ場所に立ちのぼっている。
それは、あなたが弱いからではありません。まだ熱が残っているから、というだけのことです。
そして、ここが大切なところなのですが——男性の側にも、同じ現象が起きています。
女性は「彼はもう私のことなんて忘れている」と思い込みがちです。けれど私が視てきた限り、男性が一度きちんと想った相手を完全に消し去ることは、ほとんどありません。彼らは女性ほど頻繁には思い出さない。その代わり、ふとした瞬間に、何の前触れもなく、いきなり全部が戻ってくるのです。
入道雲のわき方に、とてもよく似ています。
彼の中に今どんな熱が残っているのか、霊視でハッキリと視えます。今のあなたの状況を、一度視させてください。
先日、鑑定させていただいた方の彼の姿を、今も覚えています。
視えたのは、車を運転している彼でした。信号待ちで、フロントガラス越しに空を見上げている。仕事中で、頭は完全に別のことでいっぱいのはずでした。それなのに、その一瞬だけ、彼の中にあなたの顔がはっきりと浮かんでいたのです。
彼自身も、それに戸惑っていました。「なんで今」と。
その方は「彼はもう私を思い出しもしない」とおっしゃっていました。実際にはその真逆で、彼はむしろ、思い出してしまう自分を持て余していたのです。信号が変わって、彼はアクセルを踏み、その想いをまた押し込めました。押し込めたということは、そこにあるということです。
彼が言葉にせず抱えているもの、私が代わりに視てきます。
では、諦めきれないあなたは、この夏をどう過ごせばいいのでしょうか。
無理に諦めようとしないでください。
「忘れなきゃ」と自分に言い聞かせるのは、わき上がる雲を手で押さえつけようとするのと同じです。押さえつけた分だけ、熱は逃げ場を失って、余計に大きくなる。
そのかわり、目を離してください。
入道雲は、ずっと見上げていると変化がわかりません。用事を済ませて、しばらくしてから振り返ると、いつの間にか崩れていたり、逆に空いっぱいに広がっていたりする。想いも同じで、見つめ続けている間は動きません。
冷たいものを飲む。誰かと笑う。夕方の風に当たる。そうやって自分の一日を過ごしているうちに、あなたの中の熱は、あなたが決めた形に落ち着いていきます。
諦めきれないのは、まだ終わっていないからかもしれません。それを見極める目を、私は持っています。
入道雲が教えてくれた続きは、霊視でお伝えします。
あなたの恋愛が前向きになるように、お手伝いさせていただきます。
神楽 玄斗(かぐら げんと)は、あなた様のご依頼をお待ちしております。
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