恋愛相談をしていた親友が、彼の本命でした
信じられない。
昨日まで私の恋愛相談に乗っていた親友の指に、彼とお揃いのリングが光っていました。
私が欲しいと言っても、彼は一度もくれなかったのに。
今回のご相談
「そのリング、彼と同じだよね?」
そう聞くと、親友は慌てて手を引っ込めました。
そして、しばらく黙ったあとに言ったのです。
「彼がかわいそうだから、もう別れてよ」
そんなの、漫画やテレビの中だけの話だと思っていました。
彼から連絡が来ない夜も、喧嘩をした日も、私は彼女に全部話していました。
「少し待ってあげたら?」
「彼も仕事で疲れているんじゃない?」
そう言っていた彼女が、彼の選んだパートナーだった。
昨日まで私が話していた恋愛相談は、何だったの?
私だけが、彼の恋人だと思っていたのは盛大な勘違いだった?
いま混乱しています
ここまでが、今回取り上げるご相談です。
※実際によく寄せられる恋愛のお悩みをもとに、個人が特定されないフィクションとして再構成しています。
1.裏切ったのは、彼だけではありません
恋人の二股だけでも苦しいのに、その相手が親友だった。
これは、恋愛と友情を同時に失う出来事です。
彼に嘘をつかれていた。
親友にも嘘をつかれていた。
二人とも、相談者様が何も知らないまま悩んでいることを知っていた。
どこからが嘘だったのか分からなくなると、楽しかった記憶まで疑いたくなります。
悲しいだけではありません。
悔しい。
恥ずかしい。
二人に馬鹿にされていたようで、惨めに感じる。
そんな感情が入り混じるのは、無理もないことです。
今すぐ冷静になろうとしなくて大丈夫
簡単に許さなくてもいい
まずは、「私は二人に傷つけられた」と認めてよいのです。
2.それでも「私が悪かったの?」と考えてしまう
不思議なことに、裏切られた側ほど、自分の中に原因を探してしまいます。
私が彼を責めすぎたから?
もっと優しくしていればよかった?
彼女のほうが、彼を理解していた?
けれど、二人が隠れて関係を持ったことは、相談者様の魅力が足りなかったということの証明ではありません。
彼がどちらを選んだとしても、二人が嘘をついていた事実は変わりません。
相談者様に不満があったのなら、彼には話し合う選択肢がありました。
親友にも、友情を裏切らない選択肢がありました。
それをせず、秘密の関係を続けることを選んだのは二人です。
「私が悪かったから、こうなった」
その結論だけは、急いで引き受けないでください。
3.どこまで事実を知る必要があるのでしょうか
「いつから付き合っていたの?」
「私の相談を聞きながら、何を考えていたの?」
「彼は私と彼女の、どちらが本気だったの?」
知りたいことが次々と出てきます。
すべて聞かなければ、前へ進めないようにも感じるでしょう。
しかし、細かい事実を知るほど傷が深くなります。
必要なのは、二人の会話を一字一句知ることではありません。
これから自分がどうするかを決めるために、何を確認する必要があるのか。
そこを分けて考えることです。
知らなくてもよい残酷な詳細まで、自分の心へ入れなくていいのです。
4.「選ばれなかった」ことで、価値は決まりません
彼が最後に親友を選んだら、二重に負けたように感じるかもしれません。
恋人としても。
女性としても。
友人としても。
けれど、彼が誰を選んだかと、相談者様の価値は同じ話ではありません。
彼の選択には、彼の都合や弱さ、責任の取り方が表れています。
選ばれた女性が優れていて、選ばれなかった女性が劣っているわけではありません。
今はまだ、そう思えなくても構いません。
ただ、二人の選択を、自分の価値を決める判定にしないでください。
いつか、彼を選ばなかったことが正解になるかもしれません
5.この恋の先で、取り戻してほしいもの
二人をすぐに忘れる必要はありません。
「そんな人たちとは縁を切ればいい」と、簡単に割り切れないこともあるでしょう。
好きだった彼。
信じていた親友。
二人を一度に失えば、気持ちが追いつかないのは当たり前です
だから今は、無理に立ち直ろうとするより、
「私は、これからどんな人と一緒にいたいのか」
を少しずつ考えてみてください。
嘘をつかれなくてよい関係。
不安を一人で抱えなくてよい関係。
誰かと自分を比べなくても、安心して愛される関係。
彼と親友に裏切られたことは、あなたの価値を失わせる出来事ではありません。
今は壊されたように感じても、その先には、あなたが安心して人を信じ、愛される未来が残っています。