「なんとなくモヤモヤするけれど、何が嫌なのか分からない」
「今の生活に大きな不満はないはずなのに、何かが満たされない」
「どうしたいの? と聞かれても、自分でもよく分からない」
そんな経験はありませんか?
“自分の気持ちは、自分が一番よく分かっている"
そう思いたいところですが、
実際には、
自分が何を感じているのか、
何を求めているのか、
うまく説明できないこともあります。
何かが気になっているのに、その正体が分からない。
考えても考えても、答えが出てこない。
そんなとき、
いつもとは違う角度から自分の心を眺めてみることで、何かに気づくことがあるかもしれません。
今回は、「うまく言葉にできない自分の気持ちと、ホロスコープを通して心の中を整理すること」について、お話ししたいと思います。
気持ちは、いつもはっきりしているわけではない
例えば、友人から食事に誘われたとします。
いつもなら嬉しいはずなのに、なぜか今回は気が進まない。
でも、友人のことが嫌いになったわけではありません。
食事に行くこと自体が嫌なわけでもありません。
それなのに、なんとなく気が重い。
そんなとき、
「どうして行きたくないんだろう?」
と考えてみても、すぐには理由が見つからないことがあります。
実は、
最近忙しくて、一人でゆっくり過ごす時間がほしかったのかもしれません。
あるいは、
友人との会話の中で、少し気になっていることがあるのかもしれません。
単純に、その日は体が疲れているだけかもしれません。
ひとつの「気が進まない」という感覚にも、さまざまな背景が考えられます。
私たちの気持ちは、必ずしも最初から分かりやすい言葉になっているわけではありません。
だからこそ、自分の気持ちを理解するには、心の中にあるものを少しずつ言葉にしていくことが役立つのだと思います。
言葉になることで、見えてくるものがある
例えば、「仕事が嫌だ」と感じている人がいたとします。
でも、何が嫌なのかを考えてみると、仕事そのものが嫌なわけではないかもしれません。
仕事内容は好きだけれど、職場の人間関係が負担になっている。
仕事にやりがいは感じているけれど、自分の時間が持てないことが苦しい。
あるいは、
一生懸命取り組んでいるのに、成果を認めてもらえないことが悲しい。
同じ「仕事が嫌だ」という言葉でも、その奥にある気持ちは人によって違います。
そして、何が嫌なのかが分かると、考えられる選択肢も変わってきます。
人間関係が負担なら、
関わり方を見直すことも考えられます。
自分の時間が足りないなら、
働き方を調整する方法を探せるかもしれません。
評価されないことがつらいなら、
自分が仕事に何を求めているのかを考えるきっかけになります。
自分の気持ちを言葉にすることは、自分が何を求めているのかを知ることにもつながるのです。
ホロスコープから、心の動きを見つめてみる
自分の気持ちを整理する方法のひとつとして、私はホロスコープを使った星読みも役立つと考えています。
ホロスコープとは、生まれた瞬間の天体の配置を図に表したものです。
西洋占星術では、太陽や月、水星、金星などの天体が位置する星座やハウス、天体同士の関係などを組み合わせて、その人の性質や価値観、感情の傾向などを読み解いていきます。
例えば、月は感情や安心感、心が求めるものなどを象徴する天体です。
西洋占星術では、月の配置から、どのようなことに安心を感じやすいのか、どんなときに心が落ち着きやすいのか、といったことを考えます。
また、金星は喜びや好み、心地よさを感じるものなどを象徴します。
火星は、行動する意欲や欲求、エネルギーの向け方などと関わりがあります。
こうした天体の意味を組み合わせることで、自分が何を求め、どんなことに心を動かされやすいのかを、さまざまな角度から考えることができます。
もちろん、ホロスコープに現れる感情や性質の傾向は、科学的に証明されたものではありません。
また、ホロスコープを読めば、その人が今何を感じているのかが分かるわけでもありません。
それでも、天体の象徴から生まれる言葉が、自分の気持ちについて考えるきっかけになることがあります。
自分では思いつかなかった言葉に出会う
例えば、ホロスコープの解釈の中に
「安心できる居場所を大切にする傾向がある」
という言葉があったとします。
それを読んで、ある人は
「そういえば、最近は安心して過ごせる時間が少なかったな」
と気づくかもしれません。
別の人は、
「私は安心よりも、新しい刺激がある方が好きだな」
と感じるかもしれません。
また別の人は、
「安心できる居場所って、私にとってはどんな場所なんだろう?」
と考え始めるかもしれません。
同じ言葉に触れても、何を感じ、何を思い浮かべるのかは人によって違います。
大切なのは、その解釈が自分に当てはまっているかどうかを確かめることだけではありません。
その言葉に触れたとき、自分の中にどんな考えや感覚が生まれるのか。
そこに目を向けてみることも、自己理解につながります。
「安心」という言葉から、家族の顔を思い浮かべる人もいれば、一人で静かに過ごす時間を思い浮かべる人もいるでしょう。
そうして自分の中に生まれた反応をたどっていくことで、今まで意識していなかった気持ちが、少しずつ言葉になっていくことがあります。
ホロスコープが、自分の気持ちを決めるわけではない
ホロスコープで読み解きをしている私が、大切にしたいことがあります。
それは、
ホロスコープの解釈よりも、
本人が実際に何を感じているのかを大切にすること
です。
例えば、
ホロスコープでは「人とのつながりに喜びを感じやすい」と解釈されても、
本人は
「今は誰とも関わりたくない」
と感じているかもしれません。
そんなとき、
「本当は人と関わりたいはずだ」
と考える必要はないと思います。
「今は一人で過ごしたい」
それが、その人の今の気持ちなのだと思うのです。
ホロスコープに示されるとされる性質や傾向が、その人の気持ちを決めるわけではありません。
私は、星読みを通して「あなたは本当はこう感じているはずです」と伝えたいのではありません。
さまざまな解釈や言葉に触れることで、自分自身の気持ちを見つめ直すきっかけをお届けしたいのです。
自分の気持ちを知ることから、始めてみる
私たちは、自分が何を感じているのか分からないまま、行動しようとすることがあります。
でも、何に不満を感じ、何を求めているのかが分からなければ、どうすればいいのかを考えることも難しくなります。
反対に、自分の気持ちが少しずつ分かってくると、今まで見えていなかった選択肢に気づくことがあります。
「何となく嫌だ」と思っていたことの理由が分かる。
「何かが足りない」と感じていた気持ちの背景が見えてくる。
「どうしたいのか分からない」と思っていた自分の中に、小さな希望が見つかる。
もちろん、気持ちが分かったからといって、すべての問題が解決するわけではありません。
それでも、自分の心の中にあるものを理解することは、これからどうしたいのかを考えるための大切な手がかりになります。
ホロスコープは、そんな自分自身の気持ちを、いつもとは違う視点から見つめるためのひとつの方法です。
自分でもうまく説明できない気持ちに、言葉を見つけていく。
そんな時間を持つために、星読みを活用してみるのも面白いと思っています。
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