タロットカードを始めて間もない頃、私は「タロットは未来を占うもの」だと思い込んでいました。
悪いカードが出たら嫌だな…と、カードをめくるたびにドキドキしていたのです。
もし人を占ったときに悪いカードが出て、相手にショックを与えてしまったらどうしよう…。
そう考えると恐怖さえ感じてしまい、「私には向いていない」と思って、タロットから離れていた時期もありました。
そんな私の中のタロット観を大きく変えてくれたのが、アーサー・エドワード・ウェイトという人物です。
ウェイトさんは19世紀末から20世紀初頭にかけて活動した神秘主義者で、現在もっとも広く使われている「ライダー=ウェイト版タロット」を世に送り出した人です。
色鮮やかな絵柄が特徴のこのカードは、多くの現代タロットの解釈の基盤になっています。
そして驚いたのは、ウェイトさんがタロットを「未来を当てる占いの道具」として作ったのではなかった、という事実でした。
彼はタロットを潜在意識を旅するためのツール、そして魂の成長を映し出す図鑑として位置づけていたのです。
このことを知ったとき、心が大きく開かれるような感覚がありました。
私が本当に惹かれていたのは「未来を知ること」ではなく、自分の中の潜在意識を知ることの楽しさだったと気づいたのです。
タロットは恐い未来を告げるものではありません。
むしろ「自分の中に眠る声」を映し出し、今どんな成長のプロセスを歩んでいるのかを教えてくれるもの。
カードをめくるたびに、私たちは魂の旅のページを開いているのです。
未来はひとつに決まっているものではなく、私たち自身の手で自由に創っていけるもの。
タロットは、その旅路を照らしてくれる光であり、人生をより良いものに導いてくれる存在だと思います。
私と一緒に、心の宇宙を旅してみませんか?