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『だから、わたしの場合も同じだと思うのではないか。あなたがたは、無条件に愛されるというのはどんなことかを忘れている。神の愛の体験を思い出せない。
だから、世間で見いだす愛を基準にして、神の愛も同じようなものだと思う。
あなたは「親」の役割を神に投影し、善いか悪いか判断して、褒美を与えたり罰したりする神を想像する。
だが、それはあなたがたの神話にもとづく、単純すぎる見方だ。ほんとうのわたしとは何の関係もない。
こうして神の真実ではなく、人間的な経験をもとに、あなたがたは神についての思想をこしらえた。そこから愛をめぐる現実のすべてが生まれた。それは不安のうえに築かれた現実で、復讐心をもった恐ろしい神という考え方に根ざしている。
神が恐ろしいものだという考え方は間違っているが、それを否定すればあなたがたの宗教は崩れる。
それに代わる新しい宗教こそ真の救済なのだが、あなたがたは受け入れられない。
なぜなら、恐れる必要のない神、善悪を決めつけたり、罰をあたえたりしない神は、あまりにすばらしすぎて、あなたがたが考える最も偉大な神にさえあてはまらないからだ。』