【Cookie規制対策】CV減少を防ぐ!Google広告「拡張コンバージョン」の仕組みと正しい導入方法

【Cookie規制対策】CV減少を防ぐ!Google広告「拡張コンバージョン」の仕組みと正しい導入方法

記事
IT・テクノロジー
「広告費は変えていないのに、最近Google広告のコンバージョン(CV)数が減っている気がする…」
「管理画面のCV数と、実際の受注数にズレが生じている」

もし今、こんな悩みを抱えているなら、それは「Cookie規制」による計測漏れが原因かもしれません。

Web広告の費用対効果を正確に測り、AIによる自動入札の精度を高く保つために、今や必須の設定となっているのが「拡張コンバージョン」です。

今回は、なぜ今拡張コンバージョンが必要なのかという背景から、具体的な仕組み、そして自社サイトへの導入方法までを分かりやすく解説します。

1. なぜ今「拡張コンバージョン」が必要なのか?(時代の背景)

長年、Web広告の計測は「サードパーティCookie(クッキー)」という技術に依存してきました。しかし近年、Apple(SafariのITP機能)をはじめとするプライバシー保護の強化により、Cookieを使ったユーザーの追跡が厳しく制限されるようになりました。

これにより、「広告をクリックして購入したのに、CookieがブロックされてCVとして計測されない」という事態が多発しています。

CVが計測できないと、単にレポートの数値が悪く見えるだけでなく、Google広告の機械学習(自動入札)に正しいデータが学習されず、広告の最適化機能が著しく低下してしまいます。この「計測の穴」を補うための救世主としてGoogleが提供を開始したのが「拡張コンバージョン」です。

2. 拡張コンバージョンの詳しい仕組み

拡張コンバージョンは、Cookieだけに頼らず、ユーザーがサイト内で入力した「ファーストパーティデータ(自社データ)」を活用してCVを計測する仕組みです。

具体的には以下のような流れで計測を補完します。

・ユーザーが広告をクリックし、サイトを訪問。
・商品購入時やお問い合わせ時に、ユーザーが「メールアドレス」「電話番号」「氏名・住所」などを入力してCVアクションを完了する。
・入力された個人情報を、ブラウザ上で瞬時に「ハッシュ化(元の文字列がわからない暗号のような状態)」する。
・ハッシュ化された安全な状態でGoogleに送信し、Googleアカウントのログイン情報と照合する。
・一致すれば「広告経由のCV」として計測を復元する。

個人情報をそのまま送るわけではなく、強固な暗号化(SHA-256)アルゴリズムを用いて送信されるため、プライバシーに配慮しながら正確な計測を取り戻すことができます。

3. 簡単な導入方法

拡張コンバージョンを導入するには、大きく分けて以下の3つのアプローチがあります。

【レベル1】自動収集機能をオンにする
Google広告の管理画面から拡張コンバージョンを有効にし、「自動設定」を選ぶ方法です。サイト内の入力フォームをGoogleのタグが自動で読み取ってくれます。最も手軽ですが、サイトの構造によっては上手く作動しないケースが多々あります。

【レベル2】Googleタグマネージャー(GTM)で設定する【推奨】
GTMを使って、「ユーザーが提供したデータ」という変数を設定し、CVタグに紐づけて送信する方法です。データレイヤー(dataLayer)やCSSセレクタを用いて確実に入力項目を取得できるため、実務ではこの方法が最もよく使われます。

一般的には、柔軟性と確実性のバランスが良い【レベル2のGTMを使った設定】がスタンダードです。

4. 要注意!プラットフォームによって「最適解」は異なります

「じゃあ、ネットの記事を見ながらGTMで設定してみよう!」と思われるかもしれませんが、ここで多くの方が壁にぶつかります。

なぜなら、利用しているカートシステムやCMSによって、拡張コンバージョンの正しい実装方法は全く異なるからです。

WordPress(Contact Form 7 など)の場合
ページ遷移を伴わない非同期のフォーム送信が多いため、単なるURLのサンクスページ計測ではなく、フォーム送信時のDOM(HTML構造)からメールアドレスを適切にスクレイピングする設定が必要です。

Shopifyの場合
チェックアウト画面が特殊な仕様となっており、通常のGTMタグだけでは情報が取得できません。カスタムピクセル(Web Pixels API)を活用した設定や、Liquidコードを用いたデータレイヤー(dataLayer)の構築など、Shopify独自の専門知識が必須になります。

MakeShop / futureshop などのASPカートの場合
タグを設置できる場所や、出力できる変数タグの仕様がプラットフォームごとに決まっています。「どこに・どの変数を置けば、ハッシュ化用のメールアドレスを取得できるか」をマニュアルに沿って見極める必要があります。

単純に「GTMのタグをコピペして終わり」にはならないのが、拡張コンバージョンの難しいところです。

5. 導入に迷ったら、プロにお任せください!

拡張コンバージョンは、設定を間違えると「個人情報を暗号化しないまま送信してしまい、重大なポリシー違反になる」といったリスクも孕んでいます。また、苦労して設定しても「実は正しくデータが照合されていなかった」というケースも珍しくありません。

「自社のカートシステム(Shopify、WordPressなど)に合わせた正しい設定方法が分からない」
「GTMやデータレイヤーの専門用語が出てきて挫折してしまった」
「設定してみたが、管理画面でエラーが出てしまっている」

もしこのようなお悩みがあれば、ぜひ私にご相談ください。
ShopifyやWordPressをはじめ、多様なプラットフォームでのGA4・GTM実装、各種広告媒体のトラッキング構築(コンバージョンAPIやサーバーサイドGTM含む)を専門にサポートしております。



貴社のサイト環境を調査し、最も安全で確実な計測環境を構築いたします。
まずは「見積り・カスタマイズの相談」から、お気軽にお問い合わせください!
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す