宇宙人母と反抗期な宇宙人娘との戦い

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みなさん、お疲れ様です。
ここ数か月、韓国料理に
ハマっている。

連日夕飯のメニューが
韓国料理。

とうとう、ケイトに
「ここは韓国じゃねぇ」
言われた。

しまいには
「新宿」「スンドゥブ」
聞こえるようになってしまった
美原ほなみです。

今日は、高校3年生ランの
中学生の頃の反抗期の
お話です。

だいぶ汚い言葉使いと
だいぶおかしな考えの
私が出てきますが
本人はいたって真剣です。
ご了承下さい。

産まれてからずっと
反抗期のようなラン。

中学校に入ってから
ますます酷くなってきた。

中学校2年の時に真剣に
「ラン将来不良になりたい
 けどいい?」と言ってきた。

そんな宣言をして不良に
なった人なんていないと思う。

「どうぞどうぞ
 じゃあ出ていきな。
 不良になるなら家で
 温かいご飯食べて
 温かい布団で寝てなんて
 生ぬるいことすんな。
 グレるならグレきれ。
 素人相手じゃなくて
 プロ相手に命捨てても
 いいくらい本物の不良になれ
 二度と私達の事を
 家族と思うな。
 それくらの覚悟があるなら
 将来と言わず明日から
 不良になりな」
言ってやった。

その日から不良になることは
諦めたらしい。

中学3年生。
真顔で
「腕に小さな
 タトゥーを入れたい」
言ってきた。

「いいよーその代わりチラッと
 見えるようなダサい事しないで
 どうせ痛い思いするなら
 一面に入れておいで。
 温泉やプールで隠せない
 くらい堂々と入れてきな。
 そっちの方がカッコイイよ。
 大人になって後悔したら
 大金払ってまた痛い思いして
 消せばいいんだから。
 楽しみだわ」と言ってやった。

この日以来タトゥーを
入れることも諦めたらしい。

高校受験真っ只中
ピアスをあけたいと言ってきた。

「内申に響くしアンタは
 上手く隠せないから
 止めておけ。
 受かったらバレないように
 できるなら好きなだけ
 開けちゃいな」と伝えた。

そんな受験中。

ストレスと反抗期が重なった
ランと毎晩言い合いをしていた。

塾を勝手に休む。
学校に遅刻する。
授業を仮病でサボる。
提出物を出さない。

何故だか私にノーダメージの
反抗ばかり。

「反抗期は親に反抗するもの
 いつでもかかってこいよ
 先生たちや友達に迷惑
 かけんじゃねー。
 しかも、全部自分が困る事
 ばっかじゃねーか。
 アンタが高校に行かなくても
 私の人生に何の関係もない。
 逆にお金がかからなくて助かる。
 もう少し頭を使って反抗しろ。」

そして中卒でも雇ってくれる
会社の一覧を印刷して渡した。

ずっと傍観者だった旦那も
弟妹にも迷惑をかけるランに
とうとうキレて激しい取っ組み
合いをした。

そしてランは家出をした。
リュックに荷物を詰め
まだ暑さの残る9月に
モコモコのダウンを着て。
冬を見越しての家出だったのか・・

家出よりも変な子が歩いてます
って通報されるんじゃないかと
不安になった。

10分後、実家の母から
「季節感のないランが
 家に来てます」って
連絡が来た。

そして、1泊したランは
また季節感のない格好で
帰宅した。

そんなおバカなランが
頑張って頭を使ってした反抗が
高校試験数日前に真夜中に
安全ピンでピアスを
あけるだった。

またまた、私には
ノーダメージだった。

「見て見て~」とピアスを
見せてくるランに
「可愛いじゃん。
 ラン、凄いね」
あまりにびっくりして
褒めてしまった。

「痛い思いして開けたんだから
 絶対にピアスの穴を閉じるな。
 バレたから閉じますみたいな
 甘い考えでの行動だったら
 許さない。。
 絶対にバレないように。
 自分でやったことに
 責任を持て」
約束させた。

そして速攻先生にバレたラン。

せっかく痛い思いをして開けた
ピアスの穴を閉じることになった。

私は、記憶にないくらい
約束を守れなかったランに
ブチキレた。

そんな戦いの日々。
ケイトやルリは
寮のある学校にラン
行けばいいのに。
そしたら平和だと
言っていた。

生意気ばかり喧嘩をすれば
「都立高受かればいいんでしょ」
が決めセリフになった。

試験の日も自信満々で帰ってきた。
「先生達みんなに挨拶してたの
 ランだけだった。
 絶対受かったー」と言っていた。

ランよ高校受験はテストの点で
決まる。

挨拶も大事だけど…


合格発表の日。
どちらにしても結果を見たら
学校へ報告をしに行かないと
いけない。

1人で発表を見に行ったラン。

私は通勤電車で連絡を待つ。
(期待はしてないけど)

職場に着くと
「なかった」
「頭が痛いから帰る」
連絡が。

「お疲れ様。
 先生には連絡して
 結果報告と休む事
 伝えるんだよ」

私が帰宅すると少し元気を
取り戻したラン。

きっと初めての挫折を経験し
具合が悪くなったようだ。

一緒に行ってあげられなくて
申し訳なかった。

夜になり中学校の担任の先生から
電話が。
「ランさんの結果どうでしたか?
 本当はみんな学校に
 報告にこないと
 いけないんですが
 ランさんだけ無断欠席で
 電話しても出ない
 他の先生達もみんな心配して
 大変でした。
 長い教師生活でこんな事は
 ありませんでした。」

普段は優しいおばちゃん先生。
かなりキツイ口調で私は
ひたすら謝るしかなかった。

結局ランをいっぱい励まさないと
いけない日にまたキレる
ことになった。

今思えばもっと認めて励まして
応援してあげれば良かったと
思うがそんな余裕は私にも
なかったしこのまま本当に
グレて帰って来ない方が
マシだって本気で思った。

でも、無事に私立の高校に入り
楽しい学校生活を過ごしている。

意味のわからない反抗もなくなり
宇宙人の部分だけが残った。

もう少しで最後の文化祭。

料理が全くできないのに
焼きそば作りの担当に立候補した
ラン。

今度はちゃんと応援しないと。

しばらく我が家では
韓国料理ではなく
焼きそばが続きそうだ。

では~
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