恋愛も結婚も「等価交換」~うまくいく二人の共通点

恋愛も結婚も「等価交換」~うまくいく二人の共通点

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以前、家庭教師の仕事をしていました。
教えていたのは中学生の女の子だったのですが、あるとき、その子から突然こんなことを聞かれました。

「先生の旦那さんって、どんな人?」
「どこの大学出てるの?」

あまりにも唐突だったので、私は思わず、

「え?なんでそんなこと聞くの?」

と聞き返しました。

すると、その子はこう答えたんです。

「結婚する人同士って、同じくらいのレベルの人が結婚するのかなと思って。それで先生の旦那さんはどんな人なのか聞きたかったの」

これには、ちょっとびっくりしました。
でも、よく考えてみると、なかなか鋭いところを突いている。

もちろん、結婚相手を決める要素は学力だけではありません。
学歴、収入、容姿、性格、価値観、家庭環境、コミュニケーション能力など、人によって重視するものは違います。
けれども、私は恋愛以上に、結婚には「等価交換」という側面が強くあると思っています。

私自身、夫婦(恋人)において大切なことのひとつは「バランス」だと考えています。

どちらかに依存しすぎたり、偏りすぎないこと。
相手と同じ目線で話せる感覚や思考力を持つこと。
思考的にも感情的にも偏りすぎないこと。

そのためには、ある程度生きていたバックグラウンドが似ている人、家庭環境が似ている人のほうが「バランスがとりやすい」のではないでしょうか。

どちらか一方だけが与え続ける。
どちらか一方だけが受け取り続ける。
話してる内容が全く理解できていない。
経済的に苦しいのに働こうとしない。

こうした状態になると、少しずつ関係に無理が生じてくることがあります。
だからこそ、人間関係には「バランスを取る」ということが必要なのではないでしょうか。

そして、結婚(恋愛)という場面での「等価交換」というのは、必ずしも同じ項目同士を交換することではないのです。
たとえば一般的には、女性の場合は「年齢」に、男性の場合であれは「経済力」に価値が置かれやすい。
そこにプラスアルファで、容姿、学歴、頭の良さ、身長、仕事、コミュニケーション能力、ユーモアのセンス、話の上手さなど、さまざまな要素が加わってくる。

つまり、結婚(恋愛)における「等価交換」とは、単純な一対一の交換ではないということです。
人それぞれが持っているものを総合して、お互いに「この人と一緒にいたい」と感じる。
そして、それぞれの価値のバランスが取れたところで、人は惹かれ合うのではないでしょうか。

そして、結婚(恋愛)で非常に重要なバランスが、「自立度・依存度」です。
一般的に、自立心が強い人は同じように自立心の強い人とくっつきやすい。
逆に、依存度が高い人は、依存度が高い人同士でくっつきやすい。
それは互いに「自分と同じような感覚に心地よさ」を感じる相手だからです。

けれども、時折、自立心が強い人と、依存心が強い人が互いに惹かれることがあります。
そんな二人は、最初はお互いに惹かれ合っていても、時間が経つにつれて問題が起こったり、悲しい出来事が起こったりすることがあります。
どちらが悪いという話ではありません。
互いに恋愛に求めるものが違うのです。
そもそも持っている気質が違うからこそ、二人の「バランス」が崩れやすくなる。

「釣り合う」という言葉は、単に学歴や収入、容姿などのスペックをあらわすという意味だけではありません。

価値観
自立心
生活水準
コミュ力
思考力
人との距離感

そうしたものを全部ひっくるめて、「釣り合う」という状態がつくられている。
だから、「自分よりスペックが高い人と付き合いたい」と思ったときにも、相手の条件だけを見るのではなく、

「自分はその人にどんな価値を与えられるんだろう?」

と考えてみることは、とても大切なのだと思います。
逆に、「どうしてこんなに頑張っているのに、恋愛がうまくいかないんだろう」と感じるときは、もしかすると自分と相手の間で、何かのバランスが合っていないのかもしれません。

恋愛も結婚も、単純な「スペックの交換」ではありません。
けれども、お互いが持っているものを交換しながら、二人の間にちょうどいい均衡をつくっていくもの。
私は、それも恋愛や結婚の一つの側面なのではないかと思っています。


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