「お金持ちになりたい」「もっと収入を増やしたい」と考えたことがある人は多いでしょう。
私自身も、将来への不安を感じたときには「もっとお金があれば安心できるのに」と思ったことがあります。
しかし最近、お金について興味深い考え方に触れました。
それは、お金そのものではなく、「なぜお金が欲しいのか」という動機が大切だという考え方です。
例えば、ある人がレストランを開きたいと思ったとします。
その理由が「自分の作ったもので人を喜ばせたい」だった場合、その願いはレストランという形ではなくても実現するかもしれません。
もしかしたら別の創作活動を通して、多くの人を感動させる人生になるかもしれません。
一方で、「将来が不安だから」「お金があれば安心できるから」という理由でお金だけを追い求めた場合はどうでしょうか。
不思議なことに、人はお金を手に入れても安心し続けることはできません。
100万円あれば安心だと思っていたのに、手に入ると今度は「失ったらどうしよう」と心配になります。
1,000万円でも1億円でも同じです。
安心を求めれば求めるほど、不安も同時についてきます。
私たちはつい、「お金があれば幸せになれる」「この条件さえ満たせば安心できる」と考えがちです。
しかし現実には、お金があっても人間関係に悩む人もいますし、十分な収入があっても心が満たされない人もいます。
逆に、お金がないからこそ得られる経験や学びもあります。
この世界には表と裏があり、光と影があります。
安心だけ、不安だけという状態は存在しません。
だからこそ、不安を完全になくそうとするよりも、不安がある自分を認めながら前に進む方が自然なのかもしれません。
振り返ってみると、私自身も海外で働くことを決めたとき、「将来どうなるかわからない」という不安がありました。
それでも「行ってみたい」「体験してみたい」という気持ちに従って行動した結果、日本にいるだけでは決して得られなかった出会いや経験を得ることができました。
もちろん、人生は思い通りにならないこともたくさんあります。
しかし後から振り返ると、その出来事が別の道へ導いてくれていたことに気づくことがあります。
もし今、お金のことで悩んでいるなら、一度自分に問いかけてみてください。
「私は本当にお金が欲しいのだろうか?」
「お金を手に入れて、そのお金で何を得たいのだろうか?」
安心でしょうか。自由でしょうか。認められたい気持ちでしょうか。
その答えが見えてくると、お金そのものへの執着が少し和らぎ、本当に自分が望んでいるものが見えてくるかもしれません。
未来への不安に振り回されるよりも、「今、自分は何をしたいのか」を大切にする。
その積み重ねが、結果として豊かさや幸せにつながっていくのではないかと思います。