空が青く見えるのはなぜ? 早朝&夕方に赤くなる理由は?
気象予報士に聞いてみた
子どもの頃、「どうして空は青く見えるんだろう?」と思ったことはありませんか。一方、早朝や夕方は空が赤く見えるため、不思議に感じた人は多いと思います。なぜ空は日中に青く見える一方、早朝と夕方に赤く見えるのでしょうか。気象予報士のきりたんさんに聞きました。
波長が短い青い光は大気中に拡散
Q.まず、空が青く見える原理について、教えてください。
きりたんさん「空が青く見えるのは、太陽の光と空気が影響しています。虹を思い浮かべると分かりやすいのですが、人間は光を目に通したときに7色に分かれて見えます。これを『可視光線』と呼びますが、なぜ7色に分かれるのかというと、光の波長は色によって長かったり短かったりするんですね。
7色の中で最も波長が短いのは紫で、最も長いのは赤です。波長の長さが異なることで、人間には色が分かれて見えるわけです。
ここで空の色に話を戻しますが、青というのは紫の次に波長が短い色なんですね。波長の短い青色は、空気の中に含まれる酸素や窒素などの『分子』とぶつかると散乱して、大気中に拡散していきます。こうして青い光が広がり続けた結果、晴れているときは空が青く見えるようになるわけです。
青や紫以外の波長の長い色は散乱されずに地表まで届くため、人間の目には見えないまま混ざり合ってしまうという仕組みです」
Q.では、朝焼けや夕焼けが赤く見えるのはなぜなのでしょうか。
きりたんさん「日中と異なり、朝や夕方の時間帯は太陽が地平線・水平線に近い位置にあります。太陽の光が空気の層を通過するとき、日中であれば10キロ程度で済むのですが、朝や夕方になると実に何千キロもの距離を進まなければ地上まで到達できません。
この到達できる距離が長くなると、最も波長の長い赤以外の光はすべて散乱されてしまい、赤い光だけが地上に到達するようになります。そのため、人間の目には空が赤く映るようになるというわけですね」
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ちなみに「赤外線」や「紫外線」は可視光線ではないため、人間は見ることができませんが、一部の動物はそれらも肉眼で捉えることができるのだそうです。
人間には当たり前の光景でも、他の動物にとってはまったく違うものに見えているかもしれませんね。♡
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