今日の絵：旅の見送り

前日に描いた絵を見て、

このタッチで風景を描いたらどうなるだろうかと思って作りました。

確かその日の夢で、誰かを見送っていたのも、あるかもしれません。

彼らは遠くにある摩天楼まで出かけていきます。

私は庭先でそれを眺めます。

留守番というのは、悪いものではありません。

自分と、出かけていく彼らとでは、役割が違うのです。

役割の違いを、能力や価値の違いだと認識して、

自分の価値を貶めてしまう人がいます。

私も、たまにそう思ってしまうことがあります。

けれど、誰かには誰かにしかできないことがあり、

自分には自分にしかできないことがあるのだと、

きちんと認識するべきです。

そうして、自分の価値に気がついたときは、

その力を惜しみなく世界のために行使すれば良いのです。

この絵のモチーフは、前回の絵と繋がっているわけではありませんが、

そこに込めた思考には、連続性があります。

ぜひ、昨日のものも見てみてくださいね。