野球中継を見ていると、三振にもいろいろなパターンがありますよね。
面白いのは、選手の表情や態度に注目すると、その悔しさの色合いが違うことです。
思い切りバットを振って空振り三振したとき。
選手は「やられた!」という表情はしていても、不思議とどこかスッキリした顔をしています。
足取りも軽く、ベンチに戻るときにはすでに次のことを考えているような様子です。
なぜなら「やるだけのことはやった」という納得感があるから。
一方で、見逃し三振。
これは、ボールが来てもバットを振らず、ストライクを取られてしまうケースです。
このときの選手は、顔をしかめ、不満そうな表情を浮かべています。
心の中ではきっとこう思っているはずです。
「こんなことなら、振っておくべきだった……」
人生でも同じことが起きる
この光景、実は私たちの人生でもそっくりそのまま起きています。
新しいことに挑戦するチャンスが来たとき。
「やってみたい!」と思う反面、「もし失敗したらどうしよう…」という不安も顔を出します。
そんなときに行動できる人もいれば、躊躇してチャンスを見送ってしまう人もいます。
でも不思議なことに、行動して失敗したときよりも、行動せずに終わってしまったときのほうが、人は強く後悔します。
これは多くの心理学の研究でも示されていることです。
空振り三振は、「挑戦した自分」という事実が残ります。
その経験は必ず次のチャンスに生きるし、少なくとも自分の中に納得があります。
でも見逃し三振は、何も得られないまま「やればよかった」というモヤモヤだけが残ります。
後悔の少ない生き方
もちろん、いつでも全力で振るべきだ、というわけではありません。
慎重に考えて見送る選択も、ときには必要です。
でも、「本当はやってみたい」「心が動いている」と感じたときは、勇気を出して一歩踏み出したほうが、後悔は少ないはずです。
行動して失敗すれば、それはただの経験。
でも、行動しなかった後悔は、時間が経ってもなかなか消えません。
今日の小さな「バットスイング」
人生のチャンスは、野球のように何度もやってきます。
そして、多くの場合、その球は予告なしに投げられます。
だからこそ、準備していなくても「振る」勇気を持っていたいものです。
大きな挑戦でなくてもいいんです。
気になる人に声をかけてみる、新しい趣味を始めてみる、やりたいことを口に出してみる。
それだけでも、あなたの人生のスコアボードには「バットを振った」という記録が残ります。
次にチャンスが来たとき、あなたは空振りを恐れずに、思い切ってバットを振れますように。
そうすれば、きっと「あの時やってよかった」と思える日がやってきます。