「なんでそんなに気にするの?」「真面目すぎじゃない?」
職場でそんな言葉をかけられたこと、ありませんか?
私はあります。そして、何度も心の中で「分かってくれないなぁ…」って思いました。
そう、私はHSP(Highly Sensitive Person)――いわゆる「繊細さん」です。
人一倍、音や匂い、空気の変化に敏感で、相手の顔色や声のトーンにもすぐ気づいてしまう。
そのせいか、毎日すごく疲れてしまうんです。
職場では、些細なことで心が揺れます。
同僚の不機嫌そうな顔、上司のちょっとしたトゲのある言葉、空気がピリついた会議室……。
周りの人たちが平然としている中、自分だけが「なにかおかしい」と感じて動揺してしまう。
でも、その違和感を口に出すと、「気にしすぎ」と言われてしまうんですよね。
だから、私たちHSPは、自分の感じている“しんどさ”を、黙って抱えてしまうことが多いんです。
たとえば、メールの文面ひとつにも悩みます。
「この言い方、冷たくないかな?」とか、「絵文字をつけたほうがやわらかいかな?」って、送る前に何度も見返してしまう。
会議で発言する前も、「この意見、誰かを否定してしまわないかな?」って頭の中でシミュレーション。
でも、そんなふうに気を遣っていることに気づいてくれる人は、あまりいないんです。
逆に、「もっとサクッと行こうよ」「そんなの気にしなくていいよ」と言われると、
「ああ、やっぱり私は普通じゃないのかな」って、自信がなくなってしまいます。
だけどね、最近思うんです。
この“敏感さ”って、悪いことばかりじゃないって。
誰かのちょっとした変化に気づけるから、フォローができる。
チームの空気がギクシャクしているとき、さりげなく和らげる言葉をかけられる。
丁寧な仕事ができるし、人の気持ちに寄り添った対応ができる。
つまり、HSPは「見えにくいけれど、とても大切な仕事」をしていると思うんです。
だけど、それが評価されにくいからこそ、苦しくなるんですよね。
もし、この記事を読んでくれているあなたが、同じように「職場での自分」に悩んでいるなら、
どうか知っておいてほしいんです。
あなたの感じていることは、間違っていません。
気にしすぎでも、考えすぎでもないんです。
むしろ、それは「あなたがまわりに優しくありたい」と思っている証拠。
それって、本当に素敵なことだと思いませんか?
でも、しんどいときは無理しないでくださいね。
敏感な人ほど、自分の心のSOSに気づくのが遅れてしまうこともあります。
だから、「ちょっと今日は疲れたな」と思ったら、早めに休む。
頑張りすぎた日は、自分にご褒美をあげる。
そんなふうに、少しずつ「自分に優しくなる練習」をしていけたらいいなと思います。
HSPという個性は、“弱さ”じゃありません。
それは、人と人のあいだをそっとつなぐ、やさしい力。
だからどうか、そのままの自分を、少しずつでも好きになってあげてくださいね。
今日も、あなたがあなたらしく過ごせますように。
心から、そう願っています。