(257日目)昨日のできごと。(通常版)

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ビジネス・マーケティング
昨日は本職で少し嬉しいことがありました。
それは、以前エントリーのあった中途採用応募の男性からの電話だったんですが。

正社員志望のその男性は今年7月初めにエントリーしてきました。
エントリー後に電話をこちらからかけ、お互いを理解するためのコミュニケーションを行いました。
人柄も感じ、会話も適切なテンポとトーンでできる方。
一次選考の日程まで決め、会える日を楽しみにしていました。

しかし、彼が並行して応募していた他社に内定が決まったとの事で一次選考の直前に辞退となったのです。
メールでの連絡ではあったものの、
「内定が無事取れたこと」を素直に祝し、
「電話口から伝わる人柄やポテンシャル」に言及し今後の活躍を願って締めくくったのです。

それから約ひと月。
その男性から電話が入りました。

とても申し訳なさそうな感じにしていたので事情を聞いたのです。
そうすると彼は
『誠に恥ずかしい話ですが、今一度選考をお願いできないでしょうか。』と切り出してきたのです。
どういうこと?と思い尋ねてみると、
『実は契約するために内定先に行ったのですが・・・』と話し始めました。

『応募したときに確認した勤務条件と実態が全く異なっていて・・・』
『あまりにもひどい内容だったので辞退を申し出てきました。』

もう彼は次の就職先が決まり会社も退職していて焦りが垣間見得ました。
しかし一度断った会社に相談するということはかなり勇気もいることです。

「なぜこちらに相談しようと思ったんですか?」と聞いたところ
『丁寧に対応してもらえたことが(心に)残っていて、恥を忍んで相談の電話をしたんです。』とのことだった。
事情も事情ですし断る理由もないので彼の希望を聞き入れ改めて選考を開始することになったわけです。


私は今の仕事で大切にしていることがあります。
それは
<一つ一つのやりとりを丁寧に行うこと>
<相手の立場や状況を想像しながら会話すること>
<去っていく相手であってもエールを送ること>
の3つです。

彼が辞退するときに『もうえぇわ』で終わらすのではなく
新たな門出を祝して応援の一言を添える。
そして縁あってやり取りさせてもらえたことに感謝を述べる。

たったそれだけのことをしているだけなのに
思いがけない繋がりが生まれたりするんだなぁ、と感じた昨日でした。
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