「らしさ」は作るものではなく、削った先に残るもの

「らしさ」は作るものではなく、削った先に残るもの

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占い
「もっと“らしさ”を出したいんです。」
ロゴやブランドの相談を受けていると、
こうした言葉が出てくることは少なくありません。
でも実はこの言葉、
少し立ち止まって考えたほうがいいサインでもあります。
なぜなら、
らしさは足して作るものではないからです。

らしさは「演出」ではなく「残りもの」

らしさというと、 ・特徴的な色 ・目を引く形 ・意味のあるモチーフ
を足していくイメージを持たれがちです。
でも実際は逆です。
・不要な装飾を削り
・無理な説明を削り
・本音ではない要素を削った先に
最後まで残ったものが、その人・その会社の「らしさ」になります。
らしさとは、
作り込んだキャラクターではなく、
削ぎ落とした結果として滲み出る輪郭です。

要素を足すほど、ブランドは曖昧になる

「これも入れたい」 「それも大事」 「一応、全部盛り込もう」
こうして要素が増えていくと、
一見、情報量の多いブランドになります。
でも見る側からすると、 ・何を大事にしているのか分からない ・どこが一番の強みなのか見えない ・結局、他と何が違うのか曖昧
という状態になりやすいのです。
要素が多い=伝わる
ではありません。
むしろ、 要素が多いほど、印象は薄まっていきます。

引き算は「捨てる勇気」でもある

削ぎ落とすという行為は、
単なるデザイン作業ではありません。
・この要素は、本当に必要か ・これは誰のための判断か ・なくしても、私たちらしさは残るか
こうした問いに向き合うことになります。
つまり引き算とは、
「全部の人に良く思われたい」という気持ちを手放す行為でもあります。
だからこそ難しく、
同時に、ブランドに芯が生まれます。

ロゴ制作で「引き算」が重要な理由

ロゴは、 情報を詰め込むためのものではありません。
・一瞬で見られ ・ほとんど考えられず ・感覚的に判断される
そんな場面で使われるものです。
だからこそ、 整理されていないロゴは、 見る側の判断を遅らせてしまいます。
一方で、 削ぎ落とされたロゴは、 「考える前に、分かる」 「説明される前に、感じる」 状態をつくります。
これはセンスではなく、
構造の話です。

最後に

らしさは、 後から足していく装飾ではありません。
何を足すかより、 何を削るか。
何を言うかより、 何を言わないか。
その選択の積み重ねが、 静かに、でも確実に、 「らしさ」を形づくっていきます。
ロゴは、 盛るためのものではなく、 整えるためのもの。
削った先に残ったものこそが、 あなたのブランドの核になるはずです。

ここまでお読みいただきありがとうございます。
ロゴは企業のためだけのものではありません。
サービスを提供する一人ひとりが、
「どう在りたいか」「どう覚えてもらいたいか」を
静かに積み上げていくためのものでもあります。
筆者はココナラにて、
ロゴ制作を中心としたブランディングサービスを提供しています。
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