テクノロジー「ペットボトルからクッキーを制作」

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IT・テクノロジー




今回ペットボトルが原料のクッキーを製造し
実際に食べられる物を作る事に成功しました

作り方はペットボトルを細かく砕き微生物に
食べさせ発酵させ微生物が体内で酵母を作り
タンパク質に変化させる方法です

このクッキーは「マイクロバイツ」と言って

ペットボトル(PET)
小さな成分に分解
酵母・微生物に与える
酵母が材料を利用する
┌───────────────┐
│    タンパク質          │
│   脂質            │
│    その他の成分       │
└───────────────┘
食品の材料として利用
マイクロバイツ

と言う流れで完成します

ペットボトルはPETと言うプラスチック等で
作られて普通の酵母は簡単に食べられません

そこで研究ではPETを化学的な処理でもっと
小さな分子に分解します

イメージとしては大きなプラスチックの鎖を
小さな部品にバラバラにするという感じです



ここで酵母が登場し酵母は周囲にある物質を
吸収し自分自身を成長させたり色々な物質を
作ったりする事ができます

研究者達は酵母を遺伝子工学によって改良し
酵母に「この材料を使用して食品利用できる
成分を作ってください」と言い材料に酵母を
投入し食べられる物を作らせ化学工場として
利用するわけです

ここで一番重要な点は人が食べ物を食べると
食事→消化→小さな材料→体が必要な物質を
作るという事が起こります

酵母も自分が利用できる材料を取り込み体の
中で様々な物質を作ります

この仕組みを利用してPETからタンパク質や
脂質などの食品に利用できる成分を作る事を
目指してます

つまりPETからタンパク質と直接変身はせず
正確にはPET→分解された化学物質→酵母の
代謝→酵母が作った成分と言う幾つも段階が
あります

タンパク質は主にアミノ酸という小さな物が
繋がって出来てます

酵母は取り込んだ材料を使い自分の体を作り
成長します

そして酵母その物はタンパク質が多く含まれ

PET由来の材料を酵母に利用させる
酵母が成長する
酵母の体の中にタンパク質などが作られる

ということが可能になります



大切なのはプラスチックを食べてもそのまま
プラスチックのタンパク質が出来るわけでは
ないということです

酵母が材料をいったん分解し変換して自分の
体を作る為の物質に組み立て直してるのです

研究では更に別の酵母を利用してPET由来の
エチレングリコールからβカロテンの制作の
研究も行われてます

βカロテンはニンジンに含まれるオレンジの
成分です

人間の体はβカロテンの一部をビタミンAにも
変える事ができ

PET由来の材料
改良した酵母
βカロテン
体内でビタミンAに変換

というルートを作ろうとしてる訳です

この研究ではPETだけではなくて植物由来の
バイオマスも利用する考えがあります

例えば農業で出る植物の茎や葉なども分解し
微生物が利用できる材料にし食品成分を作り
利用しようとして

捨てられてしまう植物
廃プラスチック由来の材料
微生物
食品に利用できる成分

という循環を目指してるのです



ここには重要な注意があり「ペットボトルを
食べればタンパク質が取れる」訳じゃないし
「ペットボトルを家庭で分解してクッキーを
作れる」という技術でもありません

研究室で特殊処理を行い特殊な微生物を使い
化学物質を別の物質へ変換する研究です

そして前文章にもある様にマイクロバイツは
まだ研究段階です

最終目的は単に「変わったクッキーを作る」
事ではありません

研究者が考えてるのは「食料が作り難い所で
廃棄物や植物などを微生物を使い食料生産が
出来ないか?」という未来です

例えば地球の食料不足への対策や潜水艦での
長期間海中で生活する人の食料や月に行く時
地球から運ぶ食料を減らして宇宙船を軽くし
燃料コストを抑えたり火星に行く時は現地で
食料を作るという事をする為です

ですからマイクロバイツの研究では「ゴミを
そのまま食べる技術」でなく「ゴミや廃棄物
等を微生物の力で食品材料へ変換する技術」
と考えると一番分かりやすいです


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