テクノロジー「干ばつ続く雨乞い効果」

テクノロジー「干ばつ続く雨乞い効果」

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雨乞いは長い間雨が降らず水不足になる時に
人が神に雨を降らせてくださいとお願いする
儀式の事です

昔は農業が生活の中心だから雨が降らないと
作物が育たず多くの人が困ってしまったから
世界中で雨乞いが行われてました

でも雨乞いには大きな問題があり雨が降れば
成功で雨が降らなければ失敗とすぐに結果が
解ります

例えば「来年幸せになりますように」と言う
願いなら本当に願いがかなったか解りません

しかし雨乞いは数日後や数週間後には答えが
出てしまいます

だから本当なら効果がなければ誰も信じなく
なるはずでした

ところが世界中で何千年も雨乞いは続けられ
研究者は「なぜこんな事が起きたのだろう」
と考えました

研究者は世界中の1208もの民族や地域を調べ
その土地の雨の降り方の特徴を比べたのです

すると雨の降り方には3種類ある事が解って
雨が降る確率が殆ど変わらない地域の場合は
5日間晴れでも50日間晴れでも次の日に雨が
降る確率は殆ど同じで長期間晴れが続いても
雨は近づいていません

晴れが続くほど雨が降り難くなる地域は雨が
降った直後だと再び雨が降り易くなりますが
晴れが長く続けば続くほど更に雨が降り難く
なります

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晴れが長く続くほど雨が近づく地域は長い間
雨が降らないならそろそろ雨が降る可能性が
どんどん高くなって干ばつが続くほど自然に
雨が降る時が近づいてくる地域なのです

人は雨が全く降らなくなり「もう限界だ!」
と思うと雨乞いを始めます

でもその頃には自然の天気も「そろそろ雨が
降る時期」になってました

つまり人が祈ったから雨が降ったのではなく
雨が降り易い時期に祈ってただけだったから
雨乞いが効いたように見えたのです

研究者は雨乞いをする習慣があるスペインの
ムルシアと言う町にあった教会に残されてる
気象情報と雨乞い記録237年間分調べました

その記録書は教会が雨乞いをした日を細かく
記録されてたのです

更に市役所には実際に雨が降った日の記録も
存在し別々の所に書かれた記録を比べる事が
できたのです

調べると雨乞いをした後1か月間は普段より
約1.9倍も雨が降ってました

つまり雨乞いの後はほぼ2倍も雨が降ってた
と言う事実が判明したのです

ここで「やはり神が雨を降らせたのでは?」
と一瞬思うけどそこで研究者は季節の違いも
考えて調べました

例えば10月は10月同士11月は11月同士だけを
比べました

それでも結果が雨乞い後は約1.7倍雨が降り
季節だけでは説明できなかったのです

なぜこんなことが起きたのかその答えは人が
祈るタイミングでした

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人は少し雨が降らないだけでは祈らず本当に
困るまで待ちます

その頃には自然も雨が降りそうな状態で偶然
一番当たりやすい時期に祈ってたのです

しかも昔の雨乞いは一回だけでは終わらずに
もし雨が降らなければ更に大きな儀式になり
教会でのお祈りだけでは終わりませんでした

更に雨が降らなければ町を行列で歩いて祈り
それでも降らなとお神輿担いで神様を喜ばせ
これでも降らないと更に大きな儀式であった
生贄の儀式とかもありました

この雨乞いの儀式を雨が降るまで続けたから
最後には殆ど必ず雨乞いが成功した事にされ
効果があると思われてたのです

研究者は中国やアメリカ先住民やアフリカや
イランやスペインや等を調べました

するとどの場所でも雨乞いもほぼ同じ流れで
① 干ばつが長く続く
② 雨乞いを始める
③ 雨が降らなければ更に大儀式にする
④ 雨が降るまで続ける
と世界中でほぼ同じ方法だったのです

雨乞いは昔の賢い人間が考えたと思いますが
研究者はそうでないと言い雨乞いは生き物の
進化に似てると考えました

進化とは環境に合った生き物だけが生き残り
雨乞いも同様なのです

例えばある村に10人の神主さんがいたとして
その神父達が全員違う日に雨乞いを始めます

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するとたまたま雨が近い時期に祈った人だけ
本当にすぐ雨を降らせたと思われて村人達に
神様と崇められます

逆に外した人は信用を失いその結果雨を降せ
信用された神父の儀式だけが何世代も残って
受け継がれていったのです

つまり誰も天気の仕組みを理解せずとも長い
年月かけて自然と成功しやすい方法のみ残り
その儀式が正解とされました

研究者は同じ事が病気にもあると言い風邪は
普通1週間位で自然に治るのですが5日目位に
人は我慢できなくなり「栄養ドリンク」とか
「サプリ」「整体」「お守り」等を試します

そして翌日に治ると「あれが効果あった!」
と思ってしまいます

しかし実際は自然に治る時期だっただけかも
しれません

この研究で分かった一番大切な事は人は何か
行った後に良い結果が出たらそれが原因だと
思いやすいという事です

雨乞いが長期間も信じられてきたのは神様が
本当に雨を降らせたからでなく雨が降り易い
タイミングで祈る習慣だけが何世代にも渡り
残ったからだと考えられます

この考え方は雨乞いだけではなく風邪や腰痛
健康法サプリメント等にも当てはまる場合が
あります

その為本当に効果あったのかそれとも自然に
良くなる時期と重なっただけなのかを冷静に
考える事が大切とこの研究が教えてくました
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