「大怪獣の馬」

【牧場ピクニック】

12歳の時にボーイスカウトに入いってて

毎回サバイバル訓練や奉仕活動や山登や

キャンプや神社の草むしりと体力を使う

活動ばかりで正直キツい活動だった

ﾌｩε-＿●／|＿

でもあるひ訓練の一環として乗馬体験を

やりに行く事にになったが本来は嬉しい

イベントなのだけど乗馬と聞き馬に乗る

という事に緊張して胃が痛かった

それは以前テレビで野生の馬を見てた時

後ろ脚を使ってライオンを蹴り飛ばして

即死させてる映像を見てしまいそれ以来

馬は凶暴と言う恐怖心が植え付けられる

そして当日待ち合わせ場所に集合すると

他の団員はピクニック気分で嬉しそうに

してたが俺だけは白目向いて生気を失い

「今日死ぬかも」と思い凄く不安だった

その後強制的にバス乗らされ2時間かけ

千葉セントラル乗馬クラブと言う場所に

到着し我々はまずは昼食をとってこの時

俺は最後の晩餐になる気がしてしまった

なので今は楽しく食べようと思ったけど

緊張のあまり味はほとんど覚えていなく

そのまま昼食時間が終わりその後乗馬の

説明会がとうとう始まる

まず講師の人に馬に乗る時に使うくらの

装着方法の説明され次に馬の背中に乗る

足のかけ方等を丁寧に教えてくれて全員

早く乗りたいという顔をし始めてた

((o(*´∀`*)o))ﾜｸﾜｸ♪

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【白馬の王子様】

しかし俺は「そんな説明よりまず馬が俺を

蹴とばさない方法を教えてほしい」と思い

説明聞いてたが結局そんな説明なんて無く

一通りの講習が終わりいよいよ本番になる

ｱﾜﾜﾜﾜ(((ﾟдﾟ; )))ﾜﾜﾜﾜｯ

そして牧場に出ると即恐怖の馬と対面して

人生初めて見る実物の馬は想像以上でかく

そして優雅でのんびり草を食べこちらには

全く興味がない様子だった

なので俺は馬がこれなら意外と大丈夫かも

と感じ少しだけ安心し見てたら講師が馬に

颯爽とまたがり乗馬の様子を見せてくれて

その姿はまるで映画の主人公のようだった

俺はそのカッコ良さに思わず俺が馬に乗り

映画の主人公の姿になってる姿を妄想して

馬に上手く乗れればきっとモテモテになる

と妄想が暴走し始めてしまう

その後我々の人数分の馬を用意され順番に

乗馬の馬を割り当てられると俺だけ白馬で

白い馬だったからもしかすると神様が俺に

白馬の王子様になれと言ってる気がした

早速馬に説明された通りくらを付け準備し

先頭から順番に馬にまたがりコースに出て

しばらくすると俺の順番が回ってきたから

白馬の王子様の様に颯爽とまたがった

すると講師の人が俺の所に来て「この雌馬

耳伏せて警戒してるので突然暴れ出すから

振り落とされないようにね」と言われ俺は

「え？暴れ出すの決定?!」と思い驚く！

ﾋｨｨｨ!!ε=ε=(ﾉ;ﾟДﾟ)ﾉ

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【八つ当たり】

その事を聞き白馬の王子様気取りの俺は

有頂天でルンルン気分なのにその思いが

粉々に砕け散り「俺は機嫌の悪い怪獣の

背中に乗ったんだ！」と感じ恐怖した

ﾋｨｰ(ﾟﾛﾟﾉ)ﾉ

馬に乗りもう手綱を握ってるが怖いから

降りようと思ったが講師が強制的に馬を

歩き始めさせ俺は恐怖で足も手も震えて

馬に恐怖が伝わったのか更に耳を伏せた

すると馬が徐々に落ち着きを失い歩行が

ジャンプする様に歩き始めてついに馬が

暴れ始め俺もビョンビョン跳ね上がって

馬の首にしがみついてしまう！

でも馬は体重400kg超えの超大型動物で

全力でしがみついてても俺ごときとても

馬の力になんて勝てずついに投げ出され

見事な放物線を描いて地面に落ちた！

このとき俺は「馬に踏まれる！」と思い

急いで馬から離れようとしたらそれより

早く講師が俺の腕をつかみ投げ飛ばして

馬から引き離してくれる

そして立ち上がると泥だらけで半泣きの

俺を見たみんなは優雅に馬に乗ったまま

大爆笑し始め俺の白馬の王子様になれる

妄想は遠い空に飛んでった

その後俺の白馬は馬小屋に戻されて別の

馬を用意され乗り換え落とされた怒りで

その馬に「暴れたら殺す」オーラで脅し

強制的におとなしくさせ優雅に乗れた

(# ﾟДﾟ)y-~ｲﾗｲﾗ