文字は、読まれる前に見られている

文字は、読まれる前に見られている

記事
ビジネス・マーケティング
看板の前で足を止めるかどうかは、書いてある内容を読み終える前に決まっています。

人は文字を、まず絵として見ます。線の太さ、字間、余白の取り方。その印象が、事業の「格」として先に届く。

だから同じ言葉でも、書体が違えば、値段の見え方まで変わります。

書体は、価格の説明を先回りする

細い明朝を、字間を広めにして置く。それだけで落ち着きと余裕が出ます。丁寧に扱われている感じ、と言い換えてもいい。

太いゴシックを詰めて置けば、勢いと手軽さが出ます。今日中に決めてほしい場面では正解ですが、単価を上げたい事業とは相性が悪い。

どちらが優れているかではありません。売りたい速度が違うだけです。

じっくり選んでほしい商品に、急かす書体を使っていないか。まずそこだけで、印象はかなり整理できます。
02-thin-and-thick.jpg



揃っていないことのほうが、目立つ

多くの場合、問題は書体の選択そのものではありません。

サイトの見出しと、SNSの画像と、紙のメニュー。三つ並べたときに、別の店に見える。これが一番よく起きています。

見る人は書体の名前を覚えていません。けれど「なんとなく雑」という感触だけは、正確に受け取ります。

使う書体は二種類まで。見出しと本文で役割を分ける。太さの段階も三段までにする。

新しく足すより、いま使っている数を減らすほうが、たいてい速く効きます。
03-one-voice.jpg



余白は、書体の一部

文字を大きくしても、伝わりやすくはなりません。

読みやすさをつくるのは、字の大きさより、行間と周囲の余白です。

行間は文字サイズの1.7〜1.9倍。一行は、目が迷わない長さで折り返す。見出しの上は、下より広く空ける。

そして、詰め込まない。伝えたいことが三つあるなら、一画面に一つずつ置く。

余白は、何も無い場所ではありません。ここを見てください、と示すための場所です。

書体を変える前に、決め方を決める

新しい書体を探す前に、決めておくと揺れなくなることがあります。

見出しに使う書体を一つ。本文に使う書体を一つ。太字を使う場面を一つ。この三つを書き出して、次に作るものから守る。

それだけで、更新のたびに印象が変わってしまうことがなくなります。

KHZ ARTでは、Webサイトや画像を作るとき、まずこの「文字の決まりごと」から整えます。派手さを足すためではなく、事業がすでに持っている品を、正しく見せるためです。

いまの見え方に違和感があるときは、ココナラのメッセージで、気になっている画面を一つだけお聞かせください。どこを直せば静かに見えるか、そこからお伝えします。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す