ホームページを作りたいけれど、公開したあとの安全面が心配。
そう感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2026年10月には、ホームページを動かす仕組みに関わる重大な問題も公表されました。
そこで今回は、最近の動きと、当方で実際に取り組んでいることをまとめました。
ホームページの制作をご検討中の方に、参考にしていただけたらうれしいです。
ホームページを取り巻く最近の動き
ホームページの世界では、外から悪用されるおそれのある弱点を「脆弱性」と呼びます。
WordPressの安全性を調べているPatchstack社の報告では、2025年に見つかったWordPress関連の脆弱性は11,334件でした。
前年より42%増えています。
そのうち91%はプラグイン(機能を追加する部品)で見つかったものです。
2025年にWordPress本体で報告されたのは6件で、いずれも優先度の低いものでした。
ただし2026年7月には、WordPress本体でも重大な脆弱性が公表されています。
同社の報告では、影響の大きい脆弱性の約半数で、24時間以内に悪用の動きが確認されています。
公開したあとも、更新を続けていくことが大切になってきています。
2026年10月には、WordPressを動かすのに使われているPHPというプログラム言語に、重大な脆弱性が公表されました。
悪用されると、外部からプログラムを勝手に実行されるおそれがあるものです。
IPA(情報処理推進機構)とJPCERT/CCが注意を呼びかけています。
PHPの脆弱性が公表されたときに行ったこと
当方で保守を担当しているサイトは、公表を知ってすぐに状況を確認し、サイトごとに必要な次の対応を行いました。
・PHPのバージョンの確認と更新
・プラグインの更新
・バックアップ
・サーバー会社の対応の確認
・お客様への状況のご連絡
※PHPの更新は、通常は別途お見積もりで承っています。
自分の作業環境で見直したこと
お客様のサイトを守るには、当方の作業環境の安全も欠かせません。
今回の件をきっかけに、次のことを見直しました。
パスワード管理サービス「1Password」の利用
サーバーなどのログイン情報を、専用のサービスで保管しています。
保管した情報は暗号化され、運営会社からも中身が見えない仕組みです。
納品済みのお客様の情報の削除
FTP接続の情報など、納品済みのお客様の情報を削除しました。
必要のない情報を持たないことも、大切な対策のひとつです。
バックアップ用のHDDをパソコンから切り離す
パソコンのバックアップを取っているHDDは、パソコン本体から切り離しました。
パソコンのセキュリティの確認
作業に使っているパソコンのセキュリティの状態も確認しました。
保守で続けていること
保守をお任せいただいているサイトでは、次の作業を続けています。
・WordPress本体、テーマ、プラグインの更新(毎月1回)
・更新前のバックアップと、テスト用のサイトでの動作確認
・更新後の表示確認
・補助として、サイトが開けるか、SSL証明書とドメインの期限の自動確認(毎日1回を目安)
・大きな問題が公表されたときの、影響の有無と対応のご連絡
WordPressを使わないホームページの出品予定
当方ではWordPressでの制作に加えて、WordPressを使わないホームページのサービスも、これから出品する予定です。
HTMLなどで作るシンプルなホームページで、ページの表示にPHPは使わず、プラグインもありません。
そのため、今回のようなPHPの問題やプラグインの更新の影響を受けにくい作りです。
サーバーやドメインの契約の管理は、WordPressの場合と同じように必要です。
一方で、お知らせをご自身で投稿する機能はありません。
お知らせやブログをこまめに更新されたい場合は、WordPressのほうが向いています。
どちらがよいかは、ホームページの目的や更新の頻度によって変わります。
迷われたときは、一緒に考えさせてください。
安全なホームページを保つために
攻撃の方法は日々変わっていて、どのような対策をしていても完全に防ぐことはできません。
だからこそ当方では、被害に遭う可能性をできるだけ下げること、万が一のときに戻せる状態にしておくことを大切にしています。
セキュリティのことでご不安な点があれば、ココナラのメッセージからお気軽にご相談くださいね。