今回はお客様より下記キットの製作代行依頼をいただきました。
キット名:1/32 SNAP10-C スナップ キット トヨタ GR スープラ(ブラックメタリック)
メーカー:アオシマ文化教材社
依頼コース:素組みコース(シール貼りあり)
カープラモデルの製作経験は少ないため、素組みのみの作業ではありますが、キットの元々の質感を損なわないように意識しながら製作させていただきました。
1. ゲート跡処理
パーツをランナーから切り離した後にゲート跡を消す処理については以下の方針で進めさせていただきました。
・外装など組立て後に目に見える箇所については、元々のキットの質感に近づけるように目の細かいヤスリでゲート跡を消す。
・組立て後に目に見えない箇所については、棒ヤスリで削ってゲート跡を消す。
当キットでは、下写真の赤丸箇所のように、ゲート部分が太い or 広いパーツも多く、片刃ニッパーのような繊細な工具で切り取ろうとすると最悪刃こぼれを起こす恐れがあると思われます。
そのため、今回はある程度ゲートを残すようにニッパーで切断した後、デザインナイフで少しずつ削り取りゲートを切り取るようにしました。
また、目に見えるパーツのゲート跡については、400番~10000番の紙やすり、スポンジヤスリを使用してゲート跡を消して、かつ周りの箇所に質感を合わせるためにつやを出すようにしました。
下写真の赤丸箇所は前述の方法で処理する部分になります。
まずは、このようなゲート跡を目の粗い400番の紙ヤスリで表面を磨きます。そして、続けてより目の細かい紙ヤスリで段階的に磨いていきます。
400番から始まり、600番、800番、1000番までの紙ヤスリで磨いた状態のパーツの状態が下写真になります。
写真が少しピンボケしていて分かりにくいですが、照明の光の反射が鈍いことが分かります。
上写真の状態では、磨いていない箇所の質感の乖離が大きいため、ここからより目の細かいヤスリで磨いていきます。
ここからは2000番、4000番、6000番、8000番、10000番のスポンジヤスリを使用して、段階的に目の細かいもので磨いていきます。
上写真のパーツを10000番で磨いた状態のパーツが下写真になります。上写真と比較して、照明の光をある程度鮮明に反射していることがわかります。
同じ要領で、他のパーツについてもヤスリで磨いていきます。
2. デカール貼り
今回のご依頼ではキット付属のデカール(シール)もご要望に沿って貼りました。
凹凸のあるパーツの上から貼る必要がある箇所が多いため、貼った後に爪楊枝を使用して凹凸箇所に馴染むようにシールを押し当てて接着範囲を広げました。
3. 組立て
各パーツのゲート跡処理、デカール貼りが完了したら、いよいよ組立作業に移ります。
こちらのキットでは社内のパーツが1パーツ構成となっております(このタイプのキットは初めて触れたため、少し驚きました)。座席部分とドア部分(内側)の間に比較的薄い接合箇所があり、そこを折り曲げて社内部分を完成させるようになっています。
その他のパーツについてはシンプルなスナップフィット式に組み立てることができます。
全体的にお手軽に組み立てられる構造となっており、プラモデルに慣れていない方でも作りやすいキットなっております。
4. 完成
組み立てた状態が下写真になります。
これにて、製作代行作業は完了となります。
今回はデカールを貼って組み立てるのみというシンプルな作業のみ行いましたが、実際に組み立てた状態ではそれを感じさせないカッコよさが感じられました。改めて、初心者でも楽しめるとても良いキットだと思います。
懐空工房ではプラモデルの製作代行を承っております。
ご要件に応じてお値段も調整させていただきますので、お気軽にご相談ください。