描いていると気づけない?イラストの違和感を見つけて修正する方法

描いていると気づけない?イラストの違和感を見つけて修正する方法

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デザイン・イラスト
こんにちは!ダイフクモチヲです。
今回はクライアント側だけではなく、クリエイター側への発信も視野に入れてみました。あくまでダイフクモチヲなりの方法ですが、ひとつの例として読んでいただければと思います。


イラストを長時間描いていると、最初は気になっていた部分にも次第に目が慣れてしまいます。

「何となく違和感があるけれど、どこを直せばよいのか分からない」
「完成したと思ったのに、あとから気になる部分を見つけた」
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

今回は、私が制作中のイラストに違和感がないか確認するときに行っている方法をご紹介します。
あくまでダイフクモチヲの場合ですが、制作している方の参考になれば幸いです。



【作品全体と、実際に使われる状態を見る】
違和感を探すときは、一部分だけでなく、まず全体を見ます。

顔や手、衣装などを拡大して描き続けていると、その部分ばかりに意識が集中してしまいます。
そのため、一度キャンバスを縮小し、キャラクターの頭から足元、背景や小物まで含めて確認します。
私が大切にしているのは、特定の場所だけではなく、「その作品として見たときにどうなのか」ということです。

キャラクターの重心やポーズ、背景との距離感、視線の流れなどをまとめて見ながら、全体のバランスを確認します。
ただし、イラストは必ずしもキャンバス全体の状態で使われるとは限りません。
立ち絵であれば、全身だけでなくバストアップに切り取って使用されることがあります。
SNSアイコンなら、正方形や丸形に切り抜かれます。
動画のサムネイルでは、画像を小さく表示したり、上から文字を重ねたりすることもあります。
グッズに使用する場合は、印刷範囲や裁断位置も考えなければなりません。
そのため、私は作品全体だけでなく、事前に伺っている用途に合わせた見え方も確認します。

もちろん、考えられるすべての使い方を想定することはできません。
使用用途や切り抜き方の予定がある場合は、ご依頼時に教えていただけると、それに合わせて構図や余白を考えることができます。



【時間を置いて、目と頭をリセットする】
描いている最中は問題がないように見えても、少し時間を置いてから見ると、急に違和感へ気づくことがあります。

私は制作中、できるだけ途中で画面から離れる時間を作ります。
別の作業をしたり、食事をしたりしてから戻るだけでも、見え方が変わることがあります。
それでも分からない場合は、最悪、一晩寝かせます。
イラストと頭を一緒に寝かせるわけです(笑)
翌日、改めて画面を見ると、前日には気づかなかったバランスの崩れや塗り残しが見つかることもあります。

急いで修正を重ねるより、一度離れた方が原因を見つけやすい場合もあります。



【色は複数の端末で確認する】
デジタルイラストは、見る端末によって色の印象が変わります。
制作しているパソコンでは問題がないように見えても、スマートフォンで見ると暗く感じたり、色が強く見えたりすることがあります。
私は必要に応じて、パソコンだけでなく、スマートフォンやiPadでもイラストを確認しています。

すべての端末でまったく同じ色に見せることはできません。
それでも複数の画面で確認することで、極端に暗い部分や、色が強過ぎる部分などに気づきやすくなります。
特にWeb上で使用するイラストは、スマートフォンで見られる機会も多いため、小さな画面で見たときの印象も大切です。



【違和感の場所が分からないときは、全体へ戻る】
「何となくおかしい」と感じると、原因を探して細部ばかり修正してしまうことがあります。
しかし、違和感の原因が必ずしも細部にあるとは限りません。
表情そのものではなく顔の向きが気になっていたり、手の形ではなくポーズ全体の重心が原因だったりすることもあります。

細部を修正しても違和感が消えないときは、一度全体へ戻ります。
その作品で何を見せたいのか。
最初に決めたテーマや雰囲気が伝わっているか。
キャラクター、背景、小物がひとつの画面の中で調和しているか。
部分的な正しさだけでなく、作品全体の印象を見直すことで、修正すべきところが見えてくる場合があります。



【行き詰まったときは、昼寝をします】
どうしても描けないときや、画面を見ること自体がつらくなってきたときは、無理に作業を続けません。
私の場合は、昼寝をします。これはかなり定番の方法です(笑)

集中力が落ちた状態で描き続けると、普段なら気づくはずの塗り残しや細かなミスを見落としやすくなります。
それだけでなく、焦りや疲れが判断にも影響し、必要のない修正を繰り返してしまうこともあります。

良い作品を作るためには、頭だけでなく、心と体を休めることも必要です。
休むことも、制作工程のひとつだと考えています。



【違和感を見つけるために、離れて見る】
制作中の違和感を見つけるために、私が行っているのは特別に難しいことではありません。

作品全体を見る。
実際の使用方法に近い状態でも確認する。
少し時間を置く。
複数の端末で色を見る。
そして、集中力が切れたときはきちんと休む。

描き続けることだけが、完成へ近づく方法ではありません。
一度画面から離れることで、作品を新しい目で見られるようになることもあります。


【ちょっとだけ余談。納期を早めたい場合は、まずご相談ください】
制作途中で、予定より早くイラストが必要になる場合もあると思います。
その際は、「納期を早めてください」と決定事項として伝えるのではなく、まずはご相談という形で希望日をお知らせください。

クリエイターは、複数のご依頼や作業予定を組み合わせながら制作を進めています。
途中で納期が変わる場合は、現在の作業やほかのスケジュールを含めた調整が必要になります。

もちろん、ご相談いただくこと自体は問題ありません。
スケジュールを調整できれば、短期間での納品に対応できる場合もあります。
ただ、制作する側の余裕がなくなると、確認に使える時間が減り、作品へ影響する可能性もあります。

まずはご希望を伺い、そのうえで無理のない進め方を一緒に考えられたらと思います。


私は、だいたいこのような方法でイラストを確認しながら制作しています。
これからも、一枚の作品としてのまとまりと、実際に使用されたときの見え方の両方を大切にしながら制作していきたいと思います。

◆ちょっとだけ追記
ちなみにダイフクモチヲの場合、納期はかなり余裕をもって設定させていただいております。実際には、予定していた納期よりもかなり早く納品できることも多々あります(笑)
もちろん必ず早まるとは断言できませんが、心に余裕がある方が制作も順調に進み、結果として早く完成する場合が多いです🙄
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