X(旧Twitter)のプロフィール編集画⾯を開いて、
カーソルだけが点滅している。
ほかの⼈を⾒ると、
売上やフォロワー数、
肩書きが並んでいる。
⾃分には
⽬⽴った実績も強みもないから、
書けることがない。
Xを運用していて、
そんなふうに感じたことがあるかもしれません。
でも、
「⼤きな実績がないこと」と
「プロフィールに使える材料がないこと」は、
実は別の話です。
ぼくはこれまで、
100件以上のXアカウントを診断し、
その中で約40件のプロフィールを添削してきました。
これまでのクライアントさんにお話を聞くと、
材料が何もない⼈はほとんどいませんでした。
ただ、
本⼈が⾃分の経験を「材料」だと
思っていないだけなんです。
この記事では、
「プロフィール完成形のテンプレート」
を渡すだけではなく、
⾃分の中から魅力的なプロフの材料を⾒つけ、
160字のプロフィールにまとめるところまで解説します。
Xプロフィールには何を書く? 仕事⽤なら5つを整理
仕事や集客に使うXプロフィールには、
基本的に次の5つを整理して書きます。
===================
・誰に向けたアカウントなのか
・何を発信・提供する⼈なのか
・相⼿がどのように変われるのか
・なぜこの⼈の話を見るべきなのか
・次に何を⾒てほしいのか
===================
全部を細かく説明する必要はないです。
初めてプロフィールを⾒た⼈が、
「⾃分に関係がある」
「何について発信している⼈か」
「次にどこ を⾒ればよいか」
これを、
数秒で判断できれば⼗分です。
・誰に向けたアカウントなのか
最初に決まっていないと、
あとの4つがどれだけ丁寧でも意味を持たなくなるのが、
この「誰に向けたアカウントなのか」です。
「副業初⼼者向け」だけでは、
まだ範囲が広すぎる。
たとえば、
「副業を始めたいけれど、何を選べばいいか分からない会社員」
ここまで考えると、
発信する内容も伝える⾔葉も選びやすくなります。
誰向けか決まらない場合は、
プロフィール⽂より先に、
アカウントのコンセプトを整理しましょう。
・何を発信‧提供する⼈なのか
読者が知りたいのは、肩書きの⽴派さより
「この⼈から何を得られるのか」
です。
Webライター、デザイナー、コーチと書くだけで終わらず、
扱うテーマや対応できることまで⽰します。
商品がまだない場合は、
提供していない成果を約束する必要はありません。
今の時点で発信できるテーマや、
経験をもとに伝えられることを書けば問題なしです。
・相⼿がどのように変われるのか
「よくします」「導きます」だけでは、
読んだ⼈が⾃分の変化を想像できません。
誰の、どんな困りごとを、どこまで進めるのか
ここを考えます。
たとえば「⽂章をよくします」より、
「サービスの魅⼒を、初めて読む⼈にも伝わる⽂章へ整理します」
のほうが具体的です。
ただし、
「必ず稼げる」「確実に成果が出る」など、
保証できない結果を⾔い切るのは避けましょう。
・なぜこの⼈の話を見るべきなのか
ここで使うのが、
経験や実績などの根拠です。
⼤きな売上やフォロワー数がなくても、
担当してきたこと、続けてきた期間、
⼩さな成功や失敗から学んだことなど、
⽇々の経験がそのまま根拠になります。
(具体的な探し⽅はこのあと詳しく解説します)
根拠は、
スゴさを競うためではありません。
「なぜ、この⼈がこのテーマを話しているのか」
の材料です。
・次に何を⾒てほしいのか
最後に、
固定ポスト、サービスページ、作品、実績紹介など、
次に⾒てほしい場所を⼀つ⽰します。
プロフィールだけで
すべてを説明しようとすると、
伝えたいことが詰まりすぎます。
詳しい内容は別の場所へ分けましょう。
まだ商品や相談先がないなら、
無理に購⼊を促す⽂章を⼊れなくても問題ないです。
実績や強みがないと感じるのは、探す範囲が狭いから
正直に⾔うと、
実績がないと感じている⼈ほど、
実はプロフィールを作りやすいです。
理由は単純で、
「普通にやってきたこと」の中に、
材料がそのまま眠っているからです。
ただ、
本⼈はそれを材料だと思っていないので、
探す場 所を間違えてしまいます。
ぼく⾃⾝、
副業を始めた頃は商品も実績もありませんでした。
それまで会社員として働いてきただけで、
⾃分で何かを成功させた経験はない。
プロフィールに書けるものなんてないと思っていたんです。
でも振り返ると、
・飽きっぽいはずの⾃分が続けられたこと
・なぜか⼈から相談されることが多かったこと
・相⼿の顔⾊より先に本⾳を聞こうとする癖
・本業で嫌々⾝につけたはずのスキル
当時は、
それらを「別に普通のことだし」と、
材料としてすら⾒ていませんでした。
実績は、⼤きな売上や受注件数だけじゃないんです。
初受注
初めて相談された経験
⼀定期間続けたこと
失敗から改善できたことも
⽴派な事実です。
無料⽀援やモニター経験を使う場合は、
「無料」「モニター」であることを隠さず書けば⼤丈夫です。
強みも、
特別な才能である必要はありません。
・話を整理できる
・相⼿の気持ちをくみ取れる
・返信が丁寧
・決めたことを続けられる
そういう当たり前の特徴にも、
選ばれる理由が隠れています。
会社員経験も同じです。
会社名や⼤きな成果を公開できなくても、
担当業務、役割、経験年数、
⾝につけたスキルは書けます。
「社内で資料作成を担当」
「接客業でお客様の要望を聞いてきた」
こんな感じで、
担当した事実は使えます。
(守秘義務に触れる情報は出さないことが⼤前提です)
材料を⾒つける10の質問
ここからは、材料探しです。
次の質問を、
頭の中で⼀つずつ、
⾃分に問いかけてみてください。
====================
1. これまで、⼈からよく頼まれたことは何か
2. お⾦をもらっていなくても、繰り返し⼿伝ってきたことは何か
3. 過去の⾃分と同じ悩みを持つ⼈へ、何なら説明できるか
4. 仕事や活動で、周囲から評価されたことは何か
5. これまで最も時間を使ってきたことは何か
6. 失敗したからこそ分かる、避けたほうがよいことは何か
7. ⾃分なりの判断基準や進め⽅は何か
8. なぜ今の活動をしているのか
9. どんな⼈の役に⽴ちたいのか
10. 仕事や活動で何を⼤切にしているのか
====================
答えは、うまくまとまらなくて構いません。
「あ、これかも」
と⼀瞬でも思い浮かんだものがあれば、
それが材料候補です。
⾃分で思いつかないときは
⾃分の強みは、⾃分にとって
当たり前だからこそ⾒つけにくいものです。
お客様や同僚、
友⼈から⾔われたことを思い出してください。
「説明が 分かりやすい」
「相談しやすい」
「最後まで丁寧だった」
など、
繰り返し⾔われた⾔葉には、
⾃分の仕事の特徴が表れています。
そのままプロフ ィールへ載せるのではなく、
「なぜ、そう⾔われたのか」まで掘り下げると、
具体的な材料になります。
「成功した経験はない」と感じたら、
結果だけではなく途中の⾏動まで分けます。
・初めて相談された
・初受注できた
・3か⽉続けた
・失敗の原因 を⾒つけて直した
こうした経験は、
⼤きな権威性にはならなくても、
同じ場所で悩んでいる⼈への理解や、
取り組んできた根拠になります。
⾒つけた材料を選ぶ3つの基準
材料が集まっても、
すべてをプロフィールへ⼊れなくてOKです。
次の3つで選んでみてください。
1.ターゲットに関係があるか
本⼈にとって⼤切な経歴でも、
相⼿の判断に関係しなければ優先度は下がります。
出⾝地や⽣い⽴ち、
これまで使った⾦額なども同じ。
「⾃分を知ってもらえるか」より、
「相⼿が⾃分向けだと分かるか」で判断します。
2.具体的に説明できるか
「サポートします」「⼈⽣をよくします」だけでは、
何をしてもらえるのか分かりません。
「何を、どのような⽅法で、どこまで⽀援するのか」
詳しく分けてください。
プロフィールに収まらない詳細は、
固定ポストやリンク先へ回します。
3.事実として⾔い切れるか
質問されたとき、
⾃分の経験として説明できる内容だけを使います。
会社やチームの成果、
クライアントの成果を載せるなら、
誰の成果なのか、
⾃分はどこまで関わったのかを分けましょう。
迷ったときは、
次の順で残す材料を決めてみてください。
① ターゲットに伝わるか
② ターゲットにとって意味があるか
③ 信⽤する理由になるか
④ 事実として説明できるか
材料を160字のXプロフィールにまとめる4ステップ
Xの⾃⼰紹介⽂は最⼤160字です。
X公式ヘルプでも、⾃⼰紹介、場所、Webサイトなどをプロフィールで設定できると案内されています。 ⾒つけた材料を、次の順番でまとめます。
ステップ1|誰向けかを⼀⽂で決める
「誰の、どんな場⾯の悩みを扱うか」を⼀⽂にします。 対象を広げすぎると、誰にも⾃分向けだと思われにくくなります。最初は、過去の⾃分や、実際によく相談される相⼿から考えると決めやすいで す。
ステップ2|何を提供し、どう変われるかを書く
発信するテーマ、提供するサービス、相⼿が⽬指せる変化をつなげます。 まだ商品もコンセプトも決まっていない場合は、ここで⼀度⽌まります。⽂章だけ整えても、発信内容や販売商品が変わるたびにプロフィールが ぶれるからです。
ステップ3|⼩さな根拠を1〜2個添える
「実績や強みがないと感じるのは、探す範囲が狭いから」で⾒つけた材料の中から、提供価値と関係するものを1〜2個選びます。 数を増やすより、「この経験があるから、このテーマを扱っている」とつながることを優先してください。
ステップ4|次の⾏動を⼀つ書く
詳しいサービスはリンク、考え⽅や実績は固定ポスト、制作物はポートフォリオなど、次に⾒てほしい場所を⼀つ案内します。 160字を超えたら、次の順に削ります。
1. ターゲットに関係しない個⼈情報
2. 同じ意味を繰り返している⾔葉
3. 「丁寧に」「全⼒で」などの抽象的な形容詞
4. 固定ポストやリンク先で説明できる詳細
5. 相⼿の判断に影響しない経歴
実績がない⼈向けのXプロフィール例⽂
ここから紹介するのは、実在する⼈物の成功事例ではなく、組み⽴て⽅を⽰す構成例です。 ⽂章をそのままコピーするのではなく、⾃分の事実へ置き換えて使ってください。
「副業を始めたばかりの会社員」
使う材料は、
過去の⾃分と同じ悩み、現在取り組んでいること、共有できるテーマです。
====================
会社員の副業で「何から始めればいいか分からない」を減らすため、失敗から学んだ選び⽅と続け⽅を発信|本業と両⽴しながら実践中|同じ場所で 迷う⼈に、遠回りを減らす考え⽅を届けます。
====================
「副業初⼼者です。頑張ります」だけで終わらせず、
誰と何を共有できるのかを先に置いています。
「実践中」「挑戦中」は、
本当に始めたばかりで、
その過程を発信するときに使える表現です。
経験者のように⾒せる必要はないです。
「初受注や⼩さな実績があるココナラ出品者」
使う材料は、
⾃分が困った経験、初受注までに学んだこと、
現在提供できる⽀援です。
====================
副業初⼼者向けに、ココナラの出品準備をサポート|初受注までに迷った経験をもとに、サービス整理と⾒せ⽅を発信|現在できる⽀援とご相談⽅法 はリンク先にまとめています
====================
⼤きな販売件数がなくても、
初受注までの経験が対象者に関係するなら材料になります。
確認できる販売件数や評価がある⼈は、
事実の範囲で加えても構いません。
ただし、Xで伝えている内容と、
リンク先のサービスがずれないようにします。
理念や思いは、
相⼿の未来へ変換する理念や思いも
プロフィールの材料になります。
ただし、
⾃分の話だけで終わると、
読む⼈は⾃分との関係を判断できません。
実は、思いが強い⼈ほど、
プロフィールでは逆効果になりやすいです。
伝えたいことが多すぎて、
「結局、誰のためのアカウントなのか」
が埋もれてしまいます。
でもカン違いしてほしくないのは、
思いを消す必要はないということです。
「ぼくはこうしたい」
で終わらせず、
「その思いによって、相⼿をどんな未来へ連れていきたいのか」
ここまで⾔葉にすると、
あなたを選ぶ理由へ変わります。
実績がないプロフィールで避けたい3つの書き⽅
1.初⼼者‧勉強中だけで終わる
現在地は分かりますが、相⼿がフォローする理由までは伝わりません。何を学び、誰へ何を共有するのかまで加えます。
2.抽象的な未来だけを約束する
「⼈⽣を変えます」「稼がせます」だけでは、⽅法も範囲も分かりません。保証できない結果を約束しているように⾒える表現も避けます。
3.160字ですべてを説明しようとする
詳しい経歴、理念、サービス内容、事例は、固定ポストやリンク先で伝えられます。プロフィールには、次へ進むための判断材料を残します。
完成したプロフィールを4つの質問で確認する
初稿ができたら、次の4つを確認してください。
====================
① 誰向けのアカウントか分かるか
② 何を発信‧提供する⼈か分かるか
③ なぜこの⼈の話を⾒てもよいか分かるか
④ 次に何を⾒ればよいか分かるか
====================
⾃分のことを知らない⼈が読んでも
意味が分かる⾔葉になっているか、
⼀⽂ずつ⾒直します。
完璧じゃなくてもOKです。
提供するものや実績が変わるたびに、
プロフィールは更新するものなので。
まとめ|実績を作ってからではなく、今ある材料から書き始める
仕事用のXプロフィールへ書くのは、
誰向けか、
何を提供するか、
相手がどう変われるか、
その根拠、次の行動です。
数字で示せる実績がなくても、
経験、継続、失敗、他者からの評価、
仕事で大切にしてきた姿勢は材料になります。
まずは、
この記事の10の質問に答えて、
材料を10個書き出してみてください。
その中から、
ターゲットに関係する根拠を1〜2個選び、
160字で叩き台を作ってみましょう。
例文を正解としてコピーするのではなく、
自分が事実として説明できる内容へ置き換えることが大切です。
ただ、
プロフィールを整えても仕事の相談につながらないなら、
原因はプロフィール以外にあるかもしれません。
投稿、固定ポスト、商品、サービスページ、問い合わせまで、
依頼につながる流れのどこで止まっているのかを
確認する必要があります。
その場合は、
「Xで仕事の依頼が来ない原因|反応はあるのに相談されない導線を診断」
で、依頼までの流れを順番に確認してみてください。
それでも、
「プロフィールを直すべきなのか、ほかを先に直すべきなのか分からない」
「いくつか気になる場所があって、改善の順番を決められない」
「自分のアカウントを第三者の視点から見てほしい」
という場合は、
Xアカウントと集客導線をまとめて確認する診断サービスも用意しています。
今の状態を確認して、
原因候補を切り分けたうえで、
最初に改善すべき1〜3箇所を整理します。
プロフィールが優先なら、
実際に使える改善案まで作成します。
「Xで集客できない原因を診断&改善点を提案します」
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