採用の連絡をもらった日は、ほっとしたはずなのに。初出勤の日が近づくにつれて、「仕事を覚えられるでしょうか」「職場になじめるでしょうか」と、心配が増えてしまうことはありませんか。
周りから「決まってよかったですね」と言われるほど、不安な気持ちは話しにくくなりますよね。うれしいことは本当ですし、それでも緊張するのも本当です。今日は、転職先が決まった方へ、占い師の立場から入社前の気持ちと準備についてお話しします。
第1章 不安の中身を、ひとまとめにしない
「新しい職場が不安です」という一言の中には、いろいろな心配が入っています。仕事の手順が分からないこと。初対面の人ばかりの場所に入ること。家事や通勤と両立できるか気になること。同じ不安でも、確かめ方は少しずつ違います。
たとえば、使ったことのない業務の仕組みが気になるなら、「入社前に確認しておく資料はありますか」「最初はどなたに教えていただけますか」と聞けるかもしれません。通勤が心配なら、実際に出勤する時間帯の経路や、雨の日の移動方法を調べておけます。
一方で、「また嫌われてしまうかもしれません」といった心配は、今の時点では確かめきれません。以前の職場で気を遣うことが多かった方ほど、まだ会っていない人の反応まで想像して、疲れてしまうこともありますよね。
そんなときは、心配をメモに書き、横に「今、確認できること」を添えてみてください。何も書けなかったところは、実際に働いてから様子を見る項目として残しておきましょう。全部を入社前に解決しようとしなくてよいのです。
ただし、面接で聞いた仕事内容や勤務時間と、その後の説明が違っているなら、その違いは担当者に確かめたいところです。緊張しているだけかもしれないと片づけず、気になった言葉や条件を具体的に聞いてみてください。
第2章 最初の1週間に、全部を証明しなくても
経験のある仕事へ転職する場合は、「すぐに役に立たなければ」と思いやすいかもしれません。でも、同じ職種でも、報告する順番や書類の置き場所、判断を仰ぐ相手は職場ごとに違います。仕事の経験があることと、その会社のやり方を知っていることは別なのですよね。
入社して最初の1週間は、まず「何を、いつまでに、誰に確認するか」を押さえてみませんか。頼まれた仕事の完成形と期限が分かるだけでも、どこから手をつけるか考えやすくなります。
たとえば、「こちらの作業は、どこまで仕上げたら一度確認していただくとよいですか」と聞いてみます。以前の職場と手順が違ったら、「前の職場では別の方法でしたので、こちらでの進め方を教えていただけますか」と伝えてもよいと思います。
分からないところを聞くことも、仕事をきちんと進めるための準備です。慣れた顔で最後まで進めてから全部やり直すより、途中で短く確認できるほうが、自分も周りも助かる場面があります。
人間関係も、初日から全員と打ち解けようとしなくて構いません。あいさつをする、教えてもらったことにお礼を伝える、名前を少しずつ覚える。まずは、その日の仕事を通じて話せるところから始めてみましょう。
第3章 前の職場での頑張り方まで、持ち込まなくてよいのです
以前の職場で、頼まれたことを断らずに引き受けていた方もいるでしょう。休憩を後回しにしたり、帰宅してからも仕事のことを考え続けたり。そうして頑張ってきた方ほど、新しい職場でも、最初から同じように動こうとしてしまうかもしれません。
これまで身につけた丁寧さや、相手を気遣えるところは大切にしてよいのです。そのうえで、負担の大きかった引き受け方まで、全部続ける必要はありません。
新しい仕事を頼まれたら、「今はこの作業を進めていますが、どちらを先にするとよいですか」と優先順位を相談してみてください。自分で全部を抱える前に、仕事量を相手にも分かる形にしておくのです。慣れていない時期なら、かかる時間も確認しながらで大丈夫です。
入社前に準備することは、勉強ばかりではありません。最初の週は帰宅後の予定を詰めすぎない、夕飯を簡単に済ませられるようにしておく。仕事以外で少し楽ができる準備も、続けていくためには役立ちます。
それでも、「自分はどんな役割なら力を出しやすいのでしょうか」「今までの経験を、これからどう生かせばよいのでしょうか」と迷う方へ、天職・適職の霊視鑑定をご用意しています。
「天職・適職・転職と自分に合う仕事を霊視します」では、ご本人の強みや合いやすい役割、力を発揮しやすい働く環境などを、霊視の見立てとしてお伝えしています。基本料金は1,500円で、ご本人1名・働き方についてのご質問1つが対象です。鑑定文と、スピリチュアルアート1枚をお届けします。
転職先が決まったあとでも、「これからの仕事で自分の持ち味をどう生かしたいか」というご相談を伺えます。企業の正式名称や履歴書は不要です。これまでの仕事で好きだった作業や、負担だったことを、普段の言葉で聞かせてくださいね。
占いの見立ても考える材料にしながら、実際の仕事内容や、ご自身の希望と照らし合わせてみてください。不安をゼロにしてから出勤しようとしなくても構いません。まずは、初日に確かめたいことをメモして、少し早めに休むところから始めてみましょう。
写真:Matúš Gocman/Unsplash