家族や仕事の予定はあるのに、自分の楽しみが思いつかないとき

家族や仕事の予定はあるのに、自分の楽しみが思いつかないとき

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コラム
 こんにちは。まりなです。

 家族の予定なら、来週の分まで覚えている。仕事の締め切りも、買い足す日用品も、すぐに思い浮かぶ。それなのに、自分の楽しみを聞かれると、急に言葉に詰まってしまうことはありませんか。ようやく時間が空いても、目に入るのは洗濯物や片付いていない棚。少しだけ済ませるつもりが、気づけば夕方です。自由時間のはずが、家事の延長戦になってしまうのですよね。毎日がつまらない、とまでは思っていません。家族と過ごす時間も大切です。それでも、誰かの予定を抜きにして、自分は何を楽しみにしているのかと考えると、少し寂しくなる。そんな気持ちを、後回しにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

趣味と呼ぶほどでなくても

 趣味を聞かれると、旅行や手芸、スポーツなど、人に説明できるものを探したくなりますよね。「特にありません」と答えるのも、何となく味気ない気がして。でも、趣味の欄を埋めるために、何かを始めなくてもよいと思うのです。近所のパン屋さんで、自分が食べたいパンをゆっくり選ぶ。好きな器でお茶を飲みながら、雑誌を眺める。それで少し機嫌よく過ごせるなら、もう十分ではないでしょうか。誰かに見せる作品が残らなくても、上達が目に見えなくても構いません。楽しんだ時間にまで、成果を求めなくてよいのですよ。

 困るのは、「家のことが全部終わったら」と思っていると、その時間がなかなか来ないことです。片付けたそばから、また何かが目に入ってしまいますしね。たとえば、次のお休みに15分だけ。お茶を飲んでいる間は、片付けも、献立を考えることも少しお休みにしてみませんか。雑誌が読みたければ開いて、眠ければ目を閉じるくらいの気軽さで。その15分で趣味が見つからなくても、何も問題はありません。自分のために使える時間があることに、まずは慣れるところからでよさそうです。

昔の自分に合わせなくても

 以前好きだったことを、もう一度やってみるのも楽しそうですね。ただ、昔は夢中だったのに、今は道具を出すところから面倒に感じることもあるでしょう。そんなときに、「あの頃はもっと楽しめていたのに」と、今の自分にがっかりしなくても大丈夫です。使える時間も暮らし方も変わっています。以前の楽しみ方が、今もぴったり合うとは限りません。

 それより、最近ちょっと気になったものはありませんか。書店で手に取った料理本や、通りがかりに見つけた陶芸教室。散歩中に、窓際の席がいいなと思ったお店でも。

 たとえば料理本を見ていて、作り方より器や盛り付けの写真に目がいくなら、好きなのは食卓の雰囲気かもしれません。凝った料理を一から作るより、いつものおやつをお気に入りのお皿に乗せるほうが楽しめそうです。陶芸が気になるのも、上手な作品を作りたいからとは限りません。土に触ってみたいのか、黙々と手を動かしたいのか。そこが分かると、自宅でできることにも興味が広がりそうですね。

 私が少しもったいないと思うのは、せっかく興味が湧いたのに、「私には向いていなさそう」「何の役にも立たなそう」と、試す前に候補から外してしまうことです。上手にできるかは、後から分かること。今は、もう少し見てみたい、やってみたいという気持ちがあれば、それを理由に選んでみてください。

一度きりでも、楽しかったなら

 何かを始めようとすると、今度は続けられるかどうかが気になるものです。せっかく道具を買っても、また押し入れにしまうことになりそうで、なかなか手が出ない方もいるでしょう。でしたら、最初から一度だけのつもりでいかがでしょうか。図書館で本を1冊借りる、気になるお店を20分ほどのぞく。教室なら、料金や所要時間を確かめて、通い続ける前に体験を1回だけ。

 実際にやってみると、思いがけないところで楽しかったり、意外な負担に気づいたりするものです。作業は面白くても、遠くまで通うのは大変かもしれません。ひとりで集中したかったのに、周りとのおしゃべりで疲れる場合もあるでしょう。それなら次は、近い場所や、自宅でできる方法を探せばよいだけです。一度合わなかったからといって、その楽しみを丸ごと諦める必要はありません。

 反対に、一度で満足することもありますよね。気になっていたことを経験できて、楽しかった。それで終わっても、失敗にはならないはずです。今月は本を読んで、来月は小さなお出かけをしてみる。忙しい週には何も増やさず、余裕ができたらまた考える。長く続ける趣味にこだわらなくても、そんなふうに楽しめたら素敵ですね。次のお休みには、家族が喜びそうなことだけでなく、ご自身が少し楽しみにできることも一つ、候補に入れてみてください。いつも通りの休日に、お気に入りのパンが一つ増える。最初は、それくらいでもよいと思うのです。

自分のことになると、よく分からない方へ

 人の好みは分かるのに、自分が何をしたいのかはうまく言えない。そんなときは、今の暮らしや、ちょっと気になっていることから聞かせてください。

 「魂の使命・才能と自分らしい生き方を霊視します」では、ご本人1名の個性や強み、これから育てていける才能などを読み解き、趣味や家庭、人との関わりにどう生かせるかをお伝えしています。

 立派な特技も、はっきりした目標も、ご相談の前に用意しなくて大丈夫です。自分にもこんな楽しみ方が合うかもしれないと考えるきっかけになれたら、うれしいです。

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