“サザエさん”のカツオが、なかじま君たちと遊んでいる空き地。
“ドラえもん”ののび太が、ジャイアンたちと遊んでいる空き地。
今の時代はそんな空き地がほとんどゼロ。
そんなお話がとても印象的でした。
これは、先週の金曜日に参加してきた、新潟こども食堂・居場所ネットワークにこねっと設立記念~こどもまんなかフォーラム~での、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長の湯浅誠さんの基調講演の中でお話しいただいた、お話しです。
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昔は、誰も管理していない“空き地”が結構あった。
そして、そこが、結果的に、子どもたちの居場所になっていた。
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これは、私も日々、切実に感じていることです。
神奈川県に住んでいた時は、“団地”にすんでおり、“団地”のまわりには、子どもたちが自由に遊べる公園がたくさんあり、そして、こどもたちも、それぞれに保育園や学童保育に通っていたので、“子どもの居場所”についてあんまり考えることもなかったのですが、
新潟に引っ越してきて、一番困ったのが、“ちょっと遊べる場所”が近くにないっ!!
ということでした。
(あくまでも、私の家の近所の話しですが・・・)
5分くらい歩けば、ちょっとした公園はあるけれど、そこはちょっと遠いんですよね。
結果、子どもたちは、マンションの“遊ぶの禁止”と書かれている広場にたむろする。
親は、家で家事とかしながら、子どもだけで遊びにいってくれる、ちょっとした広場が近くにあれば、どんなに親も助かることだろう。
これは、私が新潟にきて、日々感じていることです。
(新潟が全部そうというわけではなく、あくまでも、私の家の周りの話しです。)
今回の講演で、もう一つ印象的だったお話は、
現在、日本にある中学校の数が9,000校ほど。
それに対して、子ども食堂の数は、7,363軒。
もう少ししたら、日本の中学校の数よりも、子ども食堂の数の方が多くなるだろう、ということでした。
それだけ、子どもの居場所が減ってきているということなんだなぁと思いながら、お話しを伺っていました。
でも、居場所があるからといって、そこを居場所と決めるかどうかは、居場所に来る本人次第なんですよね。
だから、運営する側は、「ここが誰かの居場所になってくれればいいな」と思って居場所を作る。
「これは一種の“賭け”なんだ」というお話も印象的でした。
居場所を作ったからといって、人が来るとは限らない。
人が来たからといって、運営側の不安がとれるかというとそうでもない。
「誰かの居場所になっているか?」と言われると、、、
運営側は「どうだろう?」という気持ちがぬぐえないまま、、、
「ここが誰かの居場所になってくれればいいな」と思って、居場所を運営し続ける・・・
運営側の視点を知れたことも、今回のフォーラムに参加させていただいてよかったことです。
湯浅さんのプロフィール(当日のプログラムより抜粋)
1969年東京生まれ。東京大学法学部卒。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。1990年代よりホームレス支援に従事し、2009年から足掛け3年間内閣参与に就任。著書に、「つながり続ける こども食堂」(中央公論社、2021年)、「子どもが増えた! 人口増・税収増の自治体経営」(泉房穂氏との共著、光文社新書、2019年)、「「なんとかする」子どもの貧困」(角川新書、2017年)など多数。
湯浅さんがおっしゃる“居場所”とは、、、
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誰かにちゃんと見ててもらえている
受け止められている
つながっている
と感じられるような
関係性のある場のことをいう
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子どもが「がんばる」には2通りある。
1つは、「がんばる」から「ほめられ」そして、
また「がんばる」というdoからくる、「がんばる」
もう1つは、「認められたからがんばる」
「あれしなさい」「これしなさい」というdoではなく、
ありのままを認めてくれる=beを認めてくれるとがんばれる「がんばる」
“do”よりも“be”を認めてあげられているか。
子育てをする中でも、この視点は絶対に忘れてはいけないなと思いました。
フォーラムの前には、新潟で居場所づくりをされている
新保まり子さんが運営されている地域支援センターがばじこ「ドリームハウス クルシェア」のがばじこ文化祭に、ちょこっとおじゃましてきました~っ♪
仕事場の後ろに飾る写真(ちょうど欲しいと思っていた、、、!)
冬にかわいい、もっこりシュシュ
クリスマスツリーがかわいいポストカード
おりがみで作ったストラップ
そして、昼食にカレーと
おみやげにスイートポテトも♡
家に帰ったら、子どもたちは喜んで「これは美味しい!また買ってきて!」と大喜び。
と、私は、普通に楽しんで帰ってきましたが、
改めて、、、
あの場所に居場所を作るということ
そこに人を集めるということ
そして、文化祭をするということ
これは、
「ここが誰かの居場所になってくれたらいいな」という、
まり子さんの“思い”と“覚悟”がなければ、
実現しなかったことなんだと思うと、、、
改めて、
そんな“居場所”を作ってくださったまり子さんに、感謝の気持ちがうまれました。
まり子さん、みんなの居場所を作ってくださり、ありがとうございます。
ではでは、今日はこのへんで♪
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