LDKの間接照明実践ガイド|リビング・ダイニング・キッチンの光の役割分担

LDKの間接照明実践ガイド|リビング・ダイニング・キッチンの光の役割分担

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LDKの照明がむずかしいのは、「くつろぐ・食べる・作業する」という違う行為が、ひとつながりの空間に同居しているから。全部を一律に明るくすると、のっぺりして落ち着かない部屋になります。

答えは役割分担です。場所ごとに光の性格を変えて、ひとつの空間の中にリズムをつくる。プロが実際にやっている組み立て方を、そのままお見せします。

この記事でわかること

・LDKを一律に照らすとダメな理由
・リビング・ダイニング・キッチン、それぞれの光の正解
・つながった空間で光の色を揃えるルール
・工事なしでできる代替手段

リビング:光を「低く、やわらかく」

くつろぎの主役ゾーン。天井からの強い一灯はやめて、まわりのあかり(コーブ・コーニス・スタンド)で包み、必要な手元だけポイントで照らす構成にします。

実務でよく使う数字をひとつ。ソファ背面の壁にライン照明を仕込む場合、床から2,200〜2,300mmあたりに入れると、立っても座っても光源が見えにくく、壁の上部がきれいに光ります。工事が難しければ、ソファ横のフロアスタンドを壁に向けるだけでも近い効果が出ます。

ダイニング:食卓だけを主役にする

ダイニングは「食卓の上」がすべて。ペンダントで食卓を照らし、まわりの照度はあえて落とすと、料理が浮かび上がってレストランのような特別感が出ます。

光の色は電球色〜温白色。食べ物がいちばんおいしそうに見える色です。ペンダントの高さはテーブル上60〜80cmが目安(詳しくは高さの記事で解説しています)。

キッチン:ここだけは作業優先

キッチンは唯一「明るさ最優先」のゾーン。天井のベース照明に加えて、吊戸棚下やシンク上に手元灯を。自分の影で手元が暗くなるのを防ぎます。色は食材の色が正確に見える温白色〜昼白色で。

つながった空間の「光の色ルール」

LDKで最も多い失敗が、光の色のちぐはぐです。ルールはひとつだけ。

隣り合う光の色の差は、ワンステップ以内。

電球色↔温白色、温白色↔昼白色はOK。電球色と昼白色をいきなり隣り合わせると、視界の中で色がぶつかって落ち着きません。リビング電球色→ダイニング電球色→キッチン温白色、のようにグラデーションでつなぐのが正解です。

工事なしでLDK間接照明をつくるなら

・リビング:フロアスタンドを壁・天井に向ける/テレビ裏にテープライト
・ダイニング:引掛シーリングにダクトレール+ペンダント
・キッチン:充電式・マグネット式の手元灯

賃貸でもこの3点セットで、雰囲気は見違えます。

まとめ

・LDKは一律に照らさない。くつろぐ/食べる/作業するで光を変える
・リビングは低くやわらかく、ダイニングは食卓だけ主役、キッチンは明るく
・光の色はワンステップ以内でつなぐ

光に役割を与えると、同じLDKが何倍も豊かになります。まずは今夜、天井の灯りをひとつ消すところから。
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