恐怖は知性だが、常軌を逸したものになりうる

恐怖は知性だが、常軌を逸したものになりうる

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恐怖は知性だが

常軌を逸したものになりうる



恐怖は自然なもの

罪は聖職者たちがつくったものだ

罪は人間がつくったものだ



恐怖は本来備わっていて

なくてはならないものだ

恐怖がなければ

あなたはまったく

生き延びることができないだろう

恐怖は正常なのだ



火の中に手を入れないのは

恐怖があってこそだ

国の法律がどうあろうと

右側や左側を歩くのは

恐怖があってこそだ



毒を避けるのは怖いからだ

トラックの運転者が警笛を鳴らすと

あなたがよけるのは怖いからだ



もし子どもに恐怖がなければ

生き延びる可能性はまったくないだろう

彼の恐怖は命を守る手段だ



だが、この自分を守る

という自然な傾向ゆえに



そして、それに悪いところはなにもない

あなたには自分を守る権利がある

あなたには守るべきとても尊い命があり

まさに恐怖があなたの助けになる



恐怖は知性だ



恐怖がないのは愚かな人たちだけだ

まぬけな人たちには恐怖がない

だから愚かな人たちを守らなければならない



さもなければ彼らはやけどしたり

建物から飛び降りたり

泳ぎ方を知らないのに海に入っていったり

蛇を食べたりすることだってあるかもしれない

とにかく、やれることならなんでも



恐怖は知性だ



だから

蛇が道を横切っていくのを見たら

あなたは飛びのく

それは臆病なのではない

それはたんに知性なのだ



だが、ふたつの可能性がある



恐怖は常軌を逸することがある

病的にもなりうる

そうなったら

怖がらなくてもいいものまで怖くなる



もちろん、常軌を逸した恐怖にすら

あなたはその根拠を見つけることができる



たとえば

家に入るのが怖い人がいる

論理的に、彼が間違っているとは証明できない

彼は言う

「家が崩れないという保証はないだろう?」



さあ、家は崩れるものだ

というのはみんな知っているから

この家だって崩れるかもしれない



家が崩れて潰された人たちがいる

この家は絶対に崩れないとは誰にも保証できない

地震が起こるかもしれない

どんなことだってありうる



別の人は恐れている

彼は鉄道事故がありうるから旅行できない

またある人は恐れている

彼は車に乗りこむことができない

自動車事故があるからだ

さらに飛行機が怖い人もいる



恐怖は常軌を逸することもある

そのときは病的だ

そうなる可能性があるために

聖職者たちはそれを利用した

政治家たちはそれを利用した



あらゆる種類の圧制者たちが

それを利用したのだ



彼らはそれを病的なものにする

そうすれば

あなたを搾取するのはいとも簡単になる



聖職者は地獄を怖がらせる

ちょっと経典を見てごらん

あらゆる拷問を描写して

どこが楽しいのだろう

どこがうれしいのだろう



インドの神秘家

和尚Oshoの講話

The Dhammapada: The Way of the Buddha, Vol. 2, #2 

より抜粋




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