SNSを使って、副業を始めてみたい。
顔出しや動画編集が必要な副業よりも、文章を投稿する方法なら、自分にも取り組めそう。
そう思って、Threadsを見てみたり、発信している人の投稿を保存したり、AIに文章を作らせてみたりした方もいるかもしれません。
ところが、いざ自分のアカウントで発信しようとすると、手が止まる。
「最初に何を書けばいいのだろう」
「自分には、人に話せるような実績がない」
「副業について発信したいけれど、他の人と同じ内容になりそう」
「AIに投稿を作ってもらったけれど、自分の言葉に感じられない」
SNS副業に興味はあるのに、投稿できない。
この状態になると、自分には発信が向いていないのではないか、文章力が足りないのではないか、と考えてしまうことがあります。
でも、多くの場合、止まっている理由は文章力ではありません。
投稿を作る前に、
誰に向けて、どんな迷いを整理する発信なのか
が決まっていないからです。
この記事では、SNS副業を始めたいのに何を投稿すればいいか分からない方へ、投稿ネタを増やす前に整理したい「発信の土台」についてお伝えします。
投稿ネタがないのは、経験が足りないからではありません
「自分には発信できることがない」と感じる方は少なくありません。
特別な資格もない。
大きな実績もない。
副業で成果を出した経験もない。
誰かに教えられるほど詳しい分野もない。
だから、投稿できる内容がない。
そう思ってしまうのです。
けれど、SNSで読まれる投稿は、必ずしも大きな成功体験から生まれるものではありません。
たとえば、
・副業を始めたいのに、何から手をつければよいか分からなかった経験
・転職したいのに、求人を見るのが怖くて閉じてしまった経験
・美容に興味はあるけれど、情報が多すぎて選べなかった経験
・在宅でできる仕事を探したものの、自分に向くものが分からなかった経験
・AIを使ってみたけれど、結局どう活かせばよいか迷った経験
こうした「止まった経験」も、同じ場所で迷っている人にとっては意味のある情報になります。
読者が知りたいのは、必ずしも遠くにいる成功者の話だけではありません。
今の自分と近いところで悩んだ人が、
「何に迷ったのか」
「どう整理したのか」
「次に何を確認したのか」
を言葉にしてくれることが、最初の一歩になることもあります。
つまり、投稿ネタがないのではありません。
自分の経験を、誰のどんな迷いに届けられるのかまで整理できていないだけかもしれません。
「副業について発信する」だけでは、投稿が作れない
SNS副業を始めようとすると、まず発信ジャンルを決めようとする方が多いと思います。
・副業
・転職
・美容
・在宅ワーク
・AI活用
・節約
・資格取得
興味のある分野を選ぶことは大切です。
ただし、「副業について発信する」「転職について発信する」と決めただけでは、実際の投稿は作りにくいままです。
なぜなら、ジャンルは決まっていても、読者がどんな場面で困っているのかが見えていないからです。
たとえば、「副業を始めたい人」という読者設定では、まだ範囲が広すぎます。
副業を始めたい人の中にも、
・顔出しをしたくなくて動画副業を避けている人
・SNS発信に興味はあるが、何を書けばよいか分からない人
・AIを使えばできそうだと思ったが、自分の発信テーマを決められない人
・アフィリエイトに興味はあるが、売り込みに見えるのが怖い人
・教材を買っても、自分には続けられないのではないかと迷っている人
がいます。
同じ「副業初心者」でも、止まっている場所が違えば、必要な投稿も違います。
だから、発信ジャンルだけを決めても、投稿テーマはなかなか出てきません。
必要なのは、
そのジャンルで、誰が、どの行動の手前で止まっているのか
を見つけることです。
AIに投稿を作ってもらっても、自分の言葉に感じられない理由
最近では、AIに「SNS投稿を作って」と入力すれば、すぐに文章案を出してもらえます。
投稿の冒頭。
共感されそうな言葉。
保存されそうなまとめ。
行動を促す締め方。
文章の形だけであれば、AIはかなり早く作ってくれます。
それでも、実際に投稿しようとすると、
「なんだか自分が言っている感じがしない」
「きれいだけれど、どこかで見たような内容に見える」
「この投稿を続けた先で、何を伝えたいのか分からない」
と感じることがあります。
これは、AIが悪いわけではありません。
AIに渡している材料が、
「副業初心者向けの投稿を作ってください」
「Threadsで伸びる投稿を作ってください」
「アフィリエイトについて共感される文章を書いてください」
のように、まだ広すぎるからです。
誰に向けた投稿なのか。
その人はどんな場面で止まっているのか。
その人に何を持ち帰ってほしいのか。
ここが決まっていなければ、AIが作る文章も、どうしても一般的な言葉になりやすくなります。
逆に、
「顔出しをしたくなくて副業を始められない人に、文章から始める選択肢があると届けたい」
「転職したいのに、次も失敗しそうで求人を見る手前で止まっている人に、まず今の職場で苦しかった理由を整理しようと伝えたい」
「SNS副業に興味はあるけれど、売り込みに見えるのが怖い人に、商品を探す前に読者の迷いを決めることが大切だと伝えたい」
ここまで具体的になれば、AIは借り物の投稿を作る道具ではなく、自分の考えを形にする補助役になります。
AIを使う前に必要なのは、文章の指示文を工夫することだけではありません。
まず、自分の発信が誰に向いているのかを決めることです。
投稿テーマは、「悩み」より「止まっている場面」から考える
ここで、発信テーマを考えるときの大切な違いがあります。
それは、読者の悩みを広く考えるのではなく、その人が実際に止まっている場面まで見ることです。
たとえば、転職ジャンルの場合。
広すぎる考え方
転職したい人に向けて、転職情報を発信する
これでは、投稿内容が広くなりすぎます。
求人の探し方。
面接対策。
退職方法。
転職サービス。
職務経歴書。
キャリアの考え方。
何でも書ける反面、どれから書けばよいか決まりません。
止まっている場面まで見る考え方
今の仕事を変えたい。でも、次も同じように苦しくなったら怖くて、求人を見る手前で止まっている人に向けて発信する
ここまで決まると、投稿テーマは作りやすくなります。
・辞めたいのに求人を開けないのは、やる気がないからではない
・次の職場で同じ失敗をしないために、先に整理したいこと
・今の会社が嫌なのか、働き方そのものが苦しいのか
・求人条件を見る前に、自分が譲れないことを一つ決める
・転職サービスに登録する前に、不安の中身を分けてみる
同じように、美容ジャンルでも、
美容に興味がある人へ
ではなく、
肌悩みはあるけれど、情報が多すぎて何を選べばよいか分からず、商品購入の手前で止まっている人へ
と考えれば、
・口コミを見すぎて選べなくなったときに整理したいこと
・高い商品を買う前に確認したい自分の悩み
・続けられないケアを選ばないための考え方
といった投稿が作れます。
在宅副業であれば、
家でできる副業に興味はある。でも、怪しい情報も多く、自分にできる方法が分からず、調べるだけで止まっている人へ
と決めることで、
・在宅副業を探し続けても始められない理由
・先に収益額を見ると決められなくなる理由
・顔出しなしで始めたい人が確認したい選択肢
・初心者が最初から完璧なスキルを求めなくてよい理由
といった投稿につなげられます。
発信ジャンルを決めるだけでは、投稿はまだ作れません。
読者がどこで止まっているのかまで見つけることで、投稿内容が自分の中から出てくるようになります。
何を書けばいいか分からないときに整理したい3つの問い
投稿テーマが思いつかない方は、いきなり10本、20本と考える必要はありません。
まずは、次の3つを整理してみてください。
1. 自分は、どんなことで迷った経験があるか
副業を始められなかった。
転職したかったのに怖かった。
AIを使ってみたが活かせなかった。
美容商品を選べなかった。
コンテンツ販売に興味はあるが、自分に売れるものがないと思った。
成功体験だけではなく、迷った経験も書き出してみてください。
2. 当時の自分は、どの行動の手前で止まっていたか
副業を始めたい、という気持ちだけでは広すぎます。
実際には、
・アカウント作成の手前
・プロフィールを書く手前
・最初の投稿を出す手前
・商品を選ぶ手前
・申込みボタンを押す手前
・家族に話す手前
のように、具体的な場面で止まっていたはずです。
3. そのとき、どんな言葉や情報があれば一歩進めたか
「すぐ稼げる」という言葉ではなく、
・最初に決める順番
・選択肢の整理
・不安の分け方
・やらなくてよいこと
・確認すべき注意点
が分かれば、少し動けたかもしれません。
その答えが、あなたの投稿テーマになります。
SNSで発信する内容は、すごいノウハウだけではありません。
過去の自分が止まっていた場所に、今の自分が小さな案内板を置くこと。
それも、読者にとって十分価値のある発信です。
発信の土台ができると、プロフィールも投稿もつながる
誰に向けて、どんな迷いを整理するのかが決まると、投稿テーマだけではなく、プロフィールも作りやすくなります。
たとえば、
副業について発信します
では、どんな人がフォローすればよいのか分かりにくいかもしれません。
一方で、
顔出しや動画編集の前で止まっている副業初心者へ。文章から始めるSNS発信を整理します。
と書かれていれば、
「今の自分に関係がありそう」
「この人の投稿を読んでみたい」
と感じてもらいやすくなります。
固定投稿の方向性も決まります。
通常投稿のテーマも決まります。
将来的に紹介する商品やサービスを考えるときも、報酬額だけで選ぶのではなく、
この読者の次の一歩に本当に合うものか
という基準で見られるようになります。
発信軸とは、かっこいい肩書きを作ることではありません。
投稿、プロフィール、紹介する情報を、一つの読者の悩みに向かってつなげるための土台です。
SNS副業は、投稿を増やす前に「誰のための発信か」を決める
SNS副業を始めようとしたとき、投稿数やフォロワー数、収益化の方法が気になるのは自然です。
けれど、最初にそこだけを見てしまうと、自分が何を発信すればよいか分からなくなります。
投稿が作れないのは、才能がないからではありません。
実績がないからでもありません。
文章力が足りないからでもありません。
まだ、
・自分が扱うテーマ
・向き合う読者
・その人が止まっている場面
・届けたい小さな前進
が言葉になっていないからです。
まずは、過去の自分がどこで迷ったのかを振り返ってみてください。
そして、同じ場所で止まっている人に、どんな言葉なら届けられるのかを考えてみてください。
そこから、あなたの発信は始まります。
何を書けばいいか分からない状態から、最初の投稿テーマを作りたい方へ
私の教材では、Threadsを使ってSNS副業を始めたい初心者の方が、専用GPTと一緒に発信の土台を整理できるようにまとめています。
教材の中で作るのは、
・自分が続けやすい発信テーマ
・向き合う読者と、その人が止まっている場面
・読者に届けたい小さな前進
・プロフィール文
・固定投稿の方向性
・最初の投稿テーマ10本
・将来的な案件紹介へのつなげ方
です。
ジャンルがまだ決まっていない方でも、記入例を見ながら、専用GPTと候補を整理し、自分に合う発信テーマを探していける内容にしています。
SNS副業には興味がある。
Threadsも始めてみたい。
AIも活用できたらうれしい。
でも、何を書けばよいのか分からない。
そんな方は、いきなり売る投稿を作る前に、まずは自分が誰のどんな迷いに向き合えるのかを整理してみてください。
投稿を増やす前に、発信の土台を作る。
それが、借り物の言葉ではなく、自分の発信を始めるための最初の一歩になります。