こんにちは、スピリチュアルカウンセラーの花奈（かな）です。
今回は「他人の目を気にしすぎてしまう方へ、自分をもっと大切にするための考え方」についてお話ししたいと思います。他人の評価や期待に応えようとするあまり、自分の本当の気持ちや願いを押し殺してしまうことはありませんか？ そんなとき、どうしたら少しずつ自分を大切にできるようになるか、その考え方のポイントをいくつかご紹介します。
1. 「他人の目」はあなたの価値を決めるものではない
まず最初にお伝えしたいのは、他人の目や評価は、あなたの本当の価値を決めるものではないということです。私も長い間、自分の価値は他者が決めるものだと心の奥深いところで信じていました。その背景には、幼少期の経験も関係しているかもしれません。私は幼い頃に虐待を受けて育ったため、自己肯定感が低く、「自分は劣っている」「どうせ自分はできない」と深く思い込んでいました。潜在意識の中で、「自分には価値がない」という否定的な感情が根付いていたのです。
そのため、仕事で注意を受けたり、対人関係で否定的な意見を受けると、「自分には価値がない」「私の人格が否定された」と感じ、深く落ち込んでしまうことが多々ありました。この自己否定の思い込みから抜け出すために、私は「ブロック解除」を試みました。ブロック解除とは、自分の中にある無意識の制限や思い込みを外し、心を少しずつ軽くしていくための方法です。具体的に行ったのは、以下のようなブロック解除の方法です。
他人に認められないと自分には価値がないと思ってしまうブロック
私は「他人に認められないと、自分には価値がない」と感じることがよくありました。このブロックを解除するために、「自分の価値は他人に決められるものではない」という考えを意識的に取り入れるようにしました。自分が大切だと思う価値観や心地よいと感じることに時間を使い、自分を大切にする感覚を少しずつ育てることで、他人の目に振り回されにくくなっていきました。
失敗を恐れて自分を責めてしまうブロック
また、「失敗すると自分の価値が下がる」という思い込みも持っていました。このブロックを外すために、失敗をする度に「失敗も学びの一つだ」「成長のためのステップ」と意識的に捉え直すようにしました。最初は難しいかもしれませんが、少しずつこの考えを取り入れていくことで、失敗を恐れず、安心して挑戦できるようになっていきました。
他人にどう思われるか気にして行動してしまうブロック
「他人にどう思われるかを常に気にしてしまう」というブロックもありました。これに対しては、「他人の意見は他人のものであって、自分がそれを変えることはできない」と理解することが重要でした。他人の目を意識しすぎず、自分がやりたいことや大切だと思うことに集中することで、このブロックが少しずつ薄らいでいきました。
このように、自分の中にある思い込みや制限を一つずつ外していくことで、他人の評価や期待に振り回されにくくなり、自分を大切にできる感覚が少しずつ戻ってきました。
2. 自分の選択に「ありがとう」と声をかけてみる
自分をもっと大切にするために、日常の選択に対して「ありがとう」と声をかける習慣をつけてみましょう。たとえば、少し気分が落ち着く選択ができた時、「ありがとう、今の選択で私は少し楽になれた」と自分に感謝することで、他人の目ではなく自分のために選択している感覚が少しずつ育っていきます。
日々のちょっとした選択に意識を向け、自分が本当に「心地よい」と感じる選択をすることで、「私は自分のために生きている」という感覚が育ち、他人の目に左右されにくくなります。
3. 「他人の目に映る自分」と「自分が感じる自分」を比べない
他人の期待や評価と、自分の気持ちや価値観を比べる必要はありません。他人がどう思うかではなく、「自分がどう感じるか」を基準にすることで、自分をもっと大切にすることができるようになります。
日常の中で、「私はどうしたいか？」と自分に問いかけ、自分の気持ちを優先して行動してみましょう。最初は小さなことからで構いません。たとえば、「今日は誰かに合わせるより、家で自分の好きなことをしよう」とか、「自分が楽しめるものを選んでみよう」といった、ささやかな選択でも十分です。他人と比べず、自分の気持ちを第一にした選択を重ねていくことで、心が穏やかになり、自分を大切にする感覚が少しずつ高まっていきます。
まとめ
他人の目を気にしすぎてしまうとき、自分の本当の気持ちが見えにくくなりがちです。けれど、自分の心に耳を傾けて、他人の目から少しずつ自由になっていくことはできます。「他人の目」はあなたの価値を決めるものではなく、あなたの価値は自分の中にあると信じてください。自分をもっと大切にするために、他人の目に左右されない選択を少しずつ増やし、日々を心地よく過ごすことを心がけてみましょうね。
