テレワークについて思うこと

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ビジネス・マーケティング
ずっと人事の仕事を続けてきて20年以上経ちました。
少し時間ができたので、今話題になっていることについて、人事の目線から思うことを書いていきます。

なるべく一般的な言葉を使うよう心がけます。
もし分からない専門用語が出てきたらGoogleで調べてみてください。大意がつかめれば分かるはずです。

さて最近コロナウィルス感染予防対策でテレワークが話題になっていますね。
緊急導入したものの「勤務時間の管理が大変、できない」「逆に仕事時間が増えてしまった」⇒「これで良いのか?」という話も聞きます。

これまでも、この論点で労使折り合いつかず、導入できない…というケースは「よくある話」でした。

今回はコロナウィルス流行という非常時のため、この論点をやり過ごしてしまった感がありますが、この論点は「宿題」として残るでしょう。

この「宿題」を解くには、「時間の管理」を極めるのではなく、「仕事の管理」に取り組む必要があると思います。

オフィスに来ている時と同レベルの「時間の管理」はムリです。
自己申告とそれに基づく時間数管理で、従来よりも緩やかに管理するしかありません。

その分、「仕事の管理」に力を入れる必要があります。
つまり、上司が仕事を管理できるか?…が求められる訳です。
各組織で、会社の目標達成のための課題をとらえ、それに対する自組織のアクション(仕事)が明確になっているでしょうか? そして、その内容を部下にも共有し、部下も理解して行動しているでしょうか?

これができないと、ずっと「宿題」は解けないんじゃないかと思います。

もしかしたら「仕事の管理」できてないから「時間の管理」に依存してしまうのかもしれませんね。
「仕事の管理」ができれば「働く時間が少ないじゃないか。さぼっているのでか?ヒマなのか?余力あるのか?」というネガティブ目線もなくなりそうですね。

実は、こういうネガティブ目線の管理がなくなることが、日本の会社のこれからに、とても大事なことだと思います。
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