こんにちは。
占い師として活動している者です。
気がつけば、占いを始めて7年ほど。
これまで8,000件ほどのご相談に携わってきました。
これだけ長くいろいろなご相談を受けていると、少し変なことが起こります。
だんだん自分が、占い師というより探偵のようになってくるのです(笑)。
「相手はなぜ急に連絡してこなくなったのか?」
「この仕事を続けるべきなのか?」
「家族との関係がどうしてこうなったのか?」
「この人の言っていることは、本当にその通りなのか?」
そんなご相談を聞いていると、単にカードや卦を出して終わり、というわけにはいかないことがあります。
相談者さんから聞いた話を一つずつ並べて、
「ここは少し不自然ですね」
「こちらの出来事がきっかけになっているのかもしれません」
「もし相手がこう考えていたとしたら、今の行動も説明できます」
……などと考えているうちに、
「あれ? これって推理では?」
となるわけです。
もちろん、私は本物の探偵ではありません(笑)。
ただ、占いをするときにも、私はなるべく先入観だけで決めつけないことを大切にしています。
占いには、いろいろな技法があります。
私の場合は梅花心易を中心に、易、タロット、西洋占星術など、相談内容に応じて複数の方法を使います。
でも、お客様にとって一番大切なのは、
「今日は何の占術を使いますか?」
ということではないと思っています。
それより、
「私は結局、何を知りたいんだろう?」
というところです。
たとえば「復縁できますか?」というご相談でも、本当に知りたいことは、
「相手はまだ自分を好きなのか」
かもしれません。
あるいは、
「もう諦めたほうがいいのか」
かもしれません。
さらに、
「この人を待ち続けて、自分の時間を無駄にしたくない」
という気持ちなのかもしれません。
同じ「復縁」という言葉でも、知りたいことは人によって全然違います。
だから私は、結果をお伝えする前に、できるだけ相談の「謎」を整理するようにしています。
占いは、未来を絶対に決めるものではありません。
私にとってはむしろ、今どこにいるのかを確認するための地図に近いものです。
地図があれば、
「この道は行き止まりかもしれない」
「こちらから回り道すれば行けそう」
「そもそも目的地を変更したほうがいいかもしれない」
と考えることができます。
もちろん、最終的にどの道を歩くかはご本人です。
占い師が人生を代わりに決めることはできません。
だからこそ、
「占ってもらったから、こうしなければならない」
ではなく、
「なるほど。そういう見方もあるのか」
くらいの気持ちで結果を受け取っていただければと思っています。
そして、もう一つ。
相談内容が上手にまとまっていなくても大丈夫です。
「何を聞きたいのか自分でもよく分からない」
「こんなことで相談していいのかな?」
「話が長くなってしまいそう」
という方も、どうぞお気になさらず。
悩んでいるときに話がまとまらないのは、むしろ普通のことです。
断片的な話を聞きながら、
「では、今回一番知りたいのはここですね」
と整理していくのも、占い師の仕事だと思っています。
長年この仕事をしていると、人の悩みは本当に千差万別なのに、不思議なところで似ていることにも気づきます。
恋愛でも、仕事でも、家族でも、
「相手の本当の気持ちが分からない」
「この先どうなるのか分からない」
「自分がどう動けばいいのか分からない」
というところで立ち止まっている方は少なくありません。
そんなときに、少し違う角度から状況を眺めてみる。
そのための道具として、私は占いを使っています。
……というわけで、
占い師ですが、ときどき探偵のようになります。
そして、たまにお客様と一緒に「この謎はいったい何なんでしょう?」と考えています(笑)。
もし今、頭の中で同じことを何度も考えてしまっているのでしたら、一度外に出してみてください。
うまく話せなくても大丈夫です。
謎解きは、そこから始められます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。