無条件の愛で生きるとは

無条件の愛で生きるとは

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コラム
無条件の愛で生きるとは

灯台は、
船を選ばずに灯っています。
大きな船にも。
小さな舟にも。
今夜、通らない船にも。
無条件の愛とは、
誰かを特別に照らすことより、
ただ、灯っていることに
近いのかもしれません。
あなたの灯りは、
いま、条件をつけていませんか。


「〜してくれたら、大切にする」
「〜できたら、認める」
わたしたちの愛には、
気づかないうちに、
条件がついていることがあります。
無条件の愛とは、
相手が何をしても許すことではありません。
相手の成果や態度で、
その人の価値を決めないこと。
できる日も、できない日も、
「あなたがいてくれて、よかった」と思えること。
それが、無条件の愛の
ひとつの姿です。


愛したいと生きる人を増やすには



愛されたい人を、
責めなくていい。
その願いの奥には、
まだ満たされていない
小さな器があるだけ。


器が、少しずつ満ちたとき。
人は、自然と
こぼれる愛を、誰かに手渡したくなる。
愛したい人は、
増やすものではなく、
満ちた先に、生まれてくるものなのかもしれません。




愛されたい気持ちは、
弱さではありません。
人として、とても自然な欲求です。
では、「愛したい」と生きる人が
増えていくには、何が必要でしょう。
ひとつは、
安心していられる場所があること。
否定されずに話せる関係があること。
もうひとつは、
先に、誰かが愛する姿を見せること。
人は、言葉で教えられるより、
見た姿から学びます。
まず、自分から。
小さな「ありがとう」から、始められます。


自己犠牲のない、続く愛



灯台は、
自分を燃やし尽くして、
光っているわけではありません。
灯りを守る人がいて。
休む時間があって。
だから、毎晩、灯っていられる。
自分をすり減らす愛は、
いつか、消えてしまう。
自分も大切にする愛は、
静かに、長く灯り続ける。
あなたの灯りは、
誰かに、守られていますか。




相手のために、
自分の睡眠を削る。
本音を飲み込む。
「いいよ」と言い続ける。
それは、愛でしょうか。
それとも、無理でしょうか。
自己犠牲の愛は、
しばらくは続いても、
やがて疲れや不満に変わりやすいものです。
続く愛には、
自分を大切にすることが、
最初から含まれています。
休むこと。
断ること。
助けを求めること。
それは、愛を手放すことではなく、
愛を続けるための、
大切な選択です。




愛を、灯し続けるために
無条件の愛とは、
相手の価値を、条件で決めないこと。
愛したいと生きる人は、
満たされた先に、生まれてくる。
そして、続く愛には、
自分を大切にすることが含まれている。
灯台は、
誰かのためだけに、灯っているのではありません。
自分も、灯りの中にいる。
それで、いいのだと思います。


細井敬太


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