言えない恋… 4. 会えない時間ほど、あなたを想う

言えない恋… 4. 会えない時間ほど、あなたを想う

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コラム
逢いたいと思ったときに
いつでも会えるわけじゃない

それは、この恋の宿命

彼には、帰る場所がある

仕事が終わればいつもの場所に帰り
休日には、わたしの知らない時間がある

それをわかっているからこそ

「逢いたい」

でも、そのひと言さえ、簡単には言えない

忙しいのかもしれない
家族と過ごしているのかもしれない。

連絡できない理由を、じぶんなりに考えて
納得しようとする

相手を責めないように
困らせないように
重いと思われないように

そうやって、いつの間にか
じぶんの気持ちを、今日もコントロールすようとする

ただ
少しでいいから声が聞きたい
今、何をしているのか知りたい
わたしのことも、少しは思い出してほしい

そんな小さな願いを
一生懸命、こころの奥にしまう

会えた日は、嬉しい

ほんの少しの時間でも
顔を見て、声を聞いて、同じ時間を過ごせる

会っていない日々の辛さなんて
一瞬で忘れている

だけど、別れたあとには
次、いつ会えるかわからない現実がやってくる

「またね」

その言葉を胸に
また、それぞれの日常へ戻っていく

会っている時間は短いのに
会えない時間は、こんなにも長い

何気ない景色を見たとき
嬉しいことがあったとき

疲れた夜
ふとした瞬間に
あなたの顔が浮かぶ

会えないから、忘れていくわけじゃない
会えない時間ほど、あなたを想う

今、何をしているんだろう
元気にしているかな
次は、いつ会えるのかな

と、思いながら、彼の家庭を勝手に想像する

真ん中に子供と手をつないで
その向こうには、きっと奥様…

楽しそうに、お買い物をしている
楽しそうに、子供を挟んで会話が弾んでいる

また、今日も、誰にも言えない気持ちを抱えながら
会えない辛い時間を過ごす

好きだから、待つ
もう、辛いからやめる… と、思いながら待つ
待っても一緒なんだよ… 先はないよ… と
言い聞かせながら、待っている

誰にも言えない恋の中にいる人だけが知っている

静かな寂しさを、今日も一人… あなたを想う



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