Vo補正の考え方について

Vo補正の考え方について

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音声・音楽
いつもお世話になっております。
先日、ピッチ補正について私とお客様の方で認識が噛み合わず、双方にとって良い結果に辿り着けないことがございました。

その件に限らず、今までも時々同様のことがございましたので、ここで改めて私の考えるVo補正についてご説明させていただきます。


「Vo補正セットを申し込めば、どんな音源でもプロのような完璧な歌声になる」――そう思われている方は少なくありません。しかし、Vo補正セットはあくまで「録音されているうた」に対して施される技術であり、存在しない音を生み出す魔法ではありません。

本来であればそこになければいけない言葉が歌われていない。
本来であればCでなければいけない音階がGやAのように極端に離れたノートで歌われている。
八分音符4つで歌われていなければいけないものが、自由なタイミングで歌われている。

そういったものを完璧に修正するのはほぼ不可能なのです。

まずはお客様が、本来こうあるべきだ、という形でできる限り正確に歌っていただく。
その上で微妙にずれてしまった箇所を直すのがVo補正セットだとお考えいただければと思います。


また、「原曲(オリジナル音源)にできるだけ近づけてほしい」というご要望をいただくこともありますが、私の方では基本的にその作業はお客様が録音されたタイミングで、十分に認識しながら行われているものと考えています。
その上で全体を見渡し、微妙な音程のずれ、タイミングのずれ、音量の強弱を整える作業がVo補正セットになります。

リファレンス音源を聴きながら一音ずつ合っているか間違っているかを確認し直していくと言う作業は、お客様の想像以上に負荷がかかる膨大な作業になりますので、現在提供しているオプション価格では行っていない、とお考えください。

また、最終的な仕上がりのジャッジは歌われた(もしくはプロデュースされた)お客様サイドにあると考えています。いつも、修正があれば

分数
歌詞
修正内容(ピッチなら上げる下げる元に戻す、タイミングなら前へ後ろへ、音量なら上げる下げる)

でご指示くださいとお願いしているのはそのためです。
「おまかせ」や「なんとなくの雰囲気で」というオーダーですと、仮にこちらがこうだと思って作業をしても、お客様の方で「そうではない」という解釈の齟齬が生まれてしまいます。こちらはエンジニアであり、作曲家、編曲家ではありません。
お客様の「こうしたい」を技術的にサポートするのが業務範囲ですので、どうしたいかをできるだけ明確にご指示いただければと思う次第です。

ご理解ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。

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