ショックから始まる気づき
先日、SEOのいろはに関する記事をアップしました。しかし!PVが少なすぎる!!最初は伸びないとわかっていてもちょっとショックでした笑
PVがほとんどないという現実
真面目に書いたつもりでした。SEO対策の基本手順を丁寧にまとめ、構成もそれなりに時間をかけて整え、ちゃんと分量もある。でも、蓋を開けてみれば閲覧数は……。
「まあ、最初はこんなものか」と自分に言い聞かせつつも、やはり地味にショックでした。
おそらく自分の「色」が必要
ここで気づいたことがあります。たぶん私の独自性を出していかないと、誰にも読んでもらえない。
記事を読むかどうかの判断基準は、ほぼタイトルとサムネイルです。検索結果にズラッと並んだ記事の中から、わざわざ自分の記事を選んでもらうには、何か「引っかかり」が必要なんです。
一般的なタイトルでは他の記事に埋もれてしまう。でも「元銀座ホステスが教える〜」なら、「え、ホステス??」と目に留まるかもしれません。
この記事まで辿り着いた下さった方々、本当にありがとうございますm(_ _)m私の書く記事が、どなたかの「求めていた答え」になりますように。
仕事では自分の「色」を出しながら記事を書いたことがなかったので、この発見は新鮮でした。
今回は自分の経験と結びつけながら、自分なりの結論を出していこうと思います。
記事執筆は「接客」である
私は「記事=読者への接客」だと考えています。
接客業で働いていた頃、お客様の気持ちを汲めなければ、気に入っていただくことはないし、お客様との関係が長く続くこともありませんでした。
これは記事も同じです。ユーザーの検索意図を満たしていない記事は伸びないし、サイトにリピートして訪問いただけることもないのです。
だからこそ、記事を執筆するうえで検索意図の深掘り → キーワード選定のステップが最も重要だと考えています。
「本当のニーズ」に応えるということ
相手の気持ちを想像しているだけでは空回りする
接客業をしていた頃、私は「お客様を楽しませなければ。楽しければ長居してくれるはず」という思い込みに囚われていました。何か面白い話をーーそんな意識が常にあり、正直疲れていました。
でもあるとき気づいたんです。お客様が本当に求めていたのは「楽しい時間」だけではなかった。「自分の状況を察してくれること」だったのです。
例えば、忙しそうにしているお客様にしつこく話しかけるより、空気を読んでさっと対応する方がずっと喜ばれる。自分が良かれと思ってやっていることと、相手が本当に求めていることは、往々にしてズレているものです。
この経験から学んだこと
お客様の回答は、
帰るそぶりを見せたときに、「え〜もう帰っちゃうんですか?まだ居てください」と言うホステスがよくいるが、センスがないと思う。
なぜなら客の本当の意図は「明日に備えて早く帰りたい」我々が帰れば、新しいお客さんを入れられるし店の利益も上がるだろう?でもこの辺を勘違いしている女の子が多い。こういう時にこそ、快く送り出してくれたとき「またこういうお店に行きたいな」と思うんだよ。とのこと。
私は「楽しませる=長居してもらう」だと思い込んでいました。でも、お客様が本当に求めていたのは「自分の状況を察して、気持ちよく送り出してくれること」だったのです。
自分の想像とユーザーの意図を一致させる――調査の重要性
先ほどの話のように、自分が考える相手の意図と、相手の本当の意図は往々にしてズレているものです。
身近な具体例:友人からの相談
例えば、ジャニオタ初心者向けコンテンツを作るとき、対策キーワードは「ジャニーズ ファンクラブ 入り方」などが妥当だと思いますよね。実際、多くのサイトがこのキーワードで記事を書いています。
しかし先日、友人がジャニオタの私にこんな相談をしてきました。
「私、最近Aぇ(※Aぇ! groupという4人組グループです)にハマってんだけど、ファンクラブって入るべき?」
この瞬間、ハッとしました。実際の初心者は「入り方」を知りたいわけではないのです。
彼女が本当に知りたかったのは
∙ 「ファンクラブ入らないとダメ?」
∙ 「ファンクラブ会費、元取れる?」
∙ 「ファンクラブ入ったら何ができる?」
つまり、「入り方」の前に「入るべきか」で悩んでいたのです。
つまり、自分の頭の中で「このキーワードで検索する人はこういう情報が欲しいはず」と想像するだけでは、ユーザーの本当の意図を取りこぼしてしまうのです。
では、どうやってユーザーの本音を掴むのか?
検索意図の深掘りを補強する3つの調査術
自分の想像だけでは限界があります。ユーザーの本音を掴むには、実際の声を集めることが不可欠です。ここでは、私が実践している4つの調査方法をご紹介します。
会話する
最も手っ取り早く、かつ深い洞察が得られるのがターゲット層との直接対話です。「そこで悩むんだ」という発見は、検索キーワードだけでは絶対に得られません。もし周りにターゲット層がいるなら、ぜひ気軽に話を聞いてみてください。
Yahoo!知恵袋を調べる
直接話を聞ける相手がいない場合、Yahoo!知恵袋は宝の山です。リアルなユーザーの悩みが、そのままの言葉で書かれています。検索キーワードからは見えてこない感情や背景まで読み取れるので、記事の説得力が格段に上がります。
簡易アンケートを取る
クラウドワークスなどでアンケートを取る手もあります。数百円〜数千円でリアルな声が手に入ります。周りに有識者がいない場合に有効です。
サジェストキーワード・関連キーワードを見る
Googleで検索窓にキーワードを入れたときに表示されるサジェストキーワードや、検索結果下部の関連キーワードも重要なヒントです。これらは実際にユーザーが検索している言葉の集合体。一つ一つのキーワードは、ユーザーが求める情報を表しています。各キーワードの検索意図を推測していくことで、対策キーワードに関連する検索意図の解像度をぐんと高められます。
検索意図深掘りの本質
人は行動した先にある「感情の変化(ベネフィット)」にお金を払い、時間を投資します。
例えば「ダイエット方法」を検索する人が本当に欲しいのは痩せ方ではなく、「自信を持ちたい」「褒められたい」という感情です。人間には「今の不満足な状態から、理想の満足した状態へ移動したい」というエネルギーがあり、その正体がマズローの5段階欲求のどれかなのです。
個人的には、このサイトがとても参考になりました
ステップ1:5W1Hでターゲットの輪郭を掴む
この記事をご覧になっている方は、SEOに関心があったり、ブログで収益を上げたいと考えている方が多いと思います。そこで、皆さんにとって身近なテーマを例に挙げてみます。
例:副業を始めたい会社員のケース
・Who(誰が):30代・会社員女性・副業未経験
・What(何を):自分に合った副業を見つけたい
・When(いつ):最近、将来のお金に不安を感じ始めた
・Where(どこで):周りに副業している友達がいない、ネットで情報収集中
・Why(なぜ):収入を増やしたいけど、失敗したくない・何から始めればいいか分からない
・How(どうやって):「副業 おすすめ 女性」で検索して調べている
このように、検索する人の「状況」と「感情」をできるだけ具体的に描きます。
ステップ2:なぜ?で深掘りする
ステップ1で浮かび上がったターゲットに対し、「なぜ?」を繰り返して本音の核心へ迫ります。
おすすめの副業を知りたい
↓なぜ?
収入を増やしたいから
↓なぜ?
将来のお金が不安だから
↓なぜ?
今の給料だけでは老後が心配
↓なぜ?
老後も安心して暮らしたいから
深掘りしすぎると、全人類共通の「幸せになりたい」という抽象的なところまで行ってしまいます。
なので深掘りする範囲は、マズローの5段階欲求のうちのどれかにたどり着くまででOKです。
今回の「老後も安心して暮らしたい」の場合は安全の欲求、自己実現欲求に当てはまるかと思います。
また、検索意図の深掘りの経験があまりない方は、whyだけ深掘りしても良いかもしれません。Whyが解決されていれば、多少情報が少なくても読者の満足度は高くなります。
なぜなら読者が本当に求めているのは「役に立った(満足)」という感情だからです。
ステップ3:「深い欲求」を理解した上で、「浅い解決策」を丁寧に教える
記事で提供すべきは:
∙ ✅ 深い欲求を理解している(=読者の心を動かすフックを用意)
∙ ✅ でも提供するのは具体的で実践可能な解決策
NGパターン:
∙ ❌ 深い欲求ばかり語って、具体的な方法がない(自己啓発本になる)
∙ ❌ 浅い解決策だけで、読者の背景を理解していない(マニュアル記事になる)
というわけです。
深掘りで得られる武器
読者がどの階層の欲求を埋めようとしているかが分かれば、「読者の心を動かす言葉(フック)」が正確に選べるようになります。
∙浅い理解:「女性におすすめの副業10選」(←What止まり)
∙深い理解:「老後不安を今から解消。失敗しない副業の選び方と始め方」(←Why+感情に訴求)
と、誰かにグッと刺さりそうなタイトルが完成しました。
まとめ:独自性(色)とは、ユーザーの意図を誰よりも深く理解した結果として滲み出るもの
記事執筆は「接客」です。あのお客様が教えてくれたように、相手の本当の意図を理解し、それに応えることが本質です。
独自性(色)とは、無理に奇抜なことをすることではありません。ユーザーの意図を誰よりも深く理解した結果として、自然に滲み出るものです。
調査でユーザーの声を集め、検索意図を深掘りする。その先に、読者の心を動かす記事が生まれます。自分の頭の中だけで完結させず、ユーザーの本音に耳を傾けてみてください。
この記事でお伝えした「検索意図の深掘り」、私自身が記事制作で毎回実践しているプロセスです。もし「自社サイトの記事にも、この深掘りを反映させたい」とお考えでしたら、1本からお任せいただけます。
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ここまでお読みいただき、ありがとうございました。