在庫回転率の目安、業態別にどれくらいか

在庫回転率の目安、業態別にどれくらいか

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ビジネス・マーケティング
「うちの在庫回転率は年6回。これって良いの?悪いの?」。EC物販の方から、よくいただく質問です。
結論から言うと、在庫回転率に「全ショップ共通の正解」はありません。扱う商品の型によって、健全な水準がまったく違うからです。
大手日用品メーカーのSCM部門で13年、在庫計画に携わってきた経験から、業態別の目安と、見るときの注意点をまとめます。

■ まずは計算式のおさらい
在庫回転率(回/年)= 年間の売上原価 ÷ 平均在庫額
年6回なら「1年で在庫が6回入れ替わった」という意味です。
在庫日数に直すと「365 ÷ 回転率」。年6回は約60日分です。現場には「年6回」より「約60日分」と伝えたほうが、発注や処分の判断につなげやすくなります。

■ 業態別の目安(モデル値)
・日用品・消耗品など高回転の商品:年12〜25回(15〜30日)
・雑貨・アパレルなど一般的な物販:年6〜12回(30〜60日)
・法人向けの標準品:年4〜8回(45〜90日)
・OEM・自社企画品(納期2〜3か月以上):年3〜6回(60〜120日)
・品数の多い専門店:年2〜4回(90〜180日)
・食品など期限のある商品:年8〜18回(20〜45日)
季節商品は、年平均で見ると低く出るのが当たり前です。シーズン中とシーズン外は分けて見ます。

■ 計算でよくある3つの落とし穴
1. 分母に「期末の在庫」だけを使う → セール直後か仕入れ直後かで大きくぶれます。(期首+期末)÷2、できれば月末在庫の12か月平均を使います。
2. 分子に「売上」を使う → 利益分だけ数字が膨らみます。原価で揃えます。
3. 全商品を1つの数字で見る → 平均が年6回でも、売れ筋は欠品寸前、死に筋は倉庫で眠っている、ということがよくあります。

■ 回転率を「上げること」を目的にしない
回転率は在庫を削れば簡単に上がりますが、削りすぎれば欠品が起きます。回転率は、欠品・粗利・商品構成とセットで、月に1回見るのがおすすめです。

とはいえ、モールごとの在庫や販売データを毎月手で集めて、商品別に回転率や在庫日数を出すのは大変です。「自社の数字がどの位置にあるのか知りたい」という方は、出品中のサービス(API連携で在庫・発注を自動化)からお気軽にご相談ください。データの自動集計から、商品別に在庫を判断できる仕組みづくりまで一緒に進めます。
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