広告が審査に通らない|Google・Metaで不承認になりやすい表現と、直す順番

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ビジネス・マーケティング
「広告を作ったのに、いつまで経っても配信されない」

「不承認と出ているが、理由の文章を読んでも何を直せばいいのか分からない」

自分で広告を出し始めた方から、かなりの頻度でいただく相談です。

先に一番大事なことをお伝えします。不承認が出たとき、同じ内容のまま再申請を繰り返さないでください。

審査に落ちること自体は、珍しいことでも恥ずかしいことでもありません。ただ、違反を繰り返したと判断されると、広告アカウントそのものが停止されることがあります。 ここまでいくと、原因を直しても復旧に時間がかかります。

この記事では、不承認が出たときに何をどの順番で確認するか、そして個人・小規模の事業者が引っかかりやすい表現を、GoogleとMetaの両方で整理します。

まず、状態を正しく読む


不承認と一口に言っても、状態はいくつかあります。ここを取り違えると、直す必要のないものを直すことになります。

Google広告の場合(表示名は変更されることがあります。要確認)

・ **不承認** … 配信されていない。直さない限り出ない
・ **制限付きの承認** … 配信はされているが、一部の地域や条件で表示されていない
・ **審査中** … まだ判定が出ていない

見落としが多いのが「制限付きの承認」です。配信されているので気づきにくいのですが、本来届くはずの相手に届いていません。 表示回数が想定より極端に少ないときは、ここを確認してください。

Metaの場合

・ 広告単位で拒否される場合と、**アカウントや広告アカウント全体が制限される**場合があります
・ 全体が制限されているときは、広告文を直しても配信されません

どこに問題があるのかを先に切り分けてください。 広告文なのか、リンク先のページなのか、アカウントそのものなのか。ここを飛ばすと、延々と広告文を書き直すことになります。

Googleで引っかかりやすいもの


1. リンク先のページが原因


広告文を何度直しても通らないとき、原因はページ側にあることが多いです。

よくあるのは次のようなケースです。

・リンク先に会社情報・連絡先が見当たらない
・特定商取引法に基づく表記が必要な商材なのに、ページに無い
・ページが表示されない、スマホで見ると崩れている
・広告文で言っていることが、リンク先に書かれていない

最後の項目は見落とされがちです。「初回無料」と広告に書いているのに、遷移先のどこにも無料の説明が無い。この状態は、広告文とページの不一致として扱われます。

2. 記号・大文字の使い方


「!!」の連続、全角と半角の混在、意味のない記号の装飾。細かいのですが、これで止まっていることがあります。

3. 商標の扱い


他社のサービス名やブランド名を広告文に入れると、権利者からの申し立てで止まることがあります。比較訴求をしたい場合は特に注意が必要です。

Metaで引っかかりやすいもの


Metaには、Googleには無い独特の観点があります。小規模事業者がつまずくのは、たいていここです。

1. 「あなた」と呼びかけて属性を指摘する表現


これが最も多いパターンです。

Metaでは、広告を見た人の個人的な属性を知っている・決めつけているような表現が制限されています。健康状態、体型、年齢、経済状況、宗教、性的指向などが対象です。

・ ❌ 「**あなたの**ぽっこりお腹、まだ諦めていませんか」
・ ⭕️ 「ぽっこりお腹**が気になる方へ**」

言っている内容はほぼ同じです。違いは「あなた」と決めつけているかどうかだけです。

・ ❌ 「借金でお困りのあなたへ」
・ ⭕️ 「返済の相談を受け付けています」

ダイエット、美容、医療、金融、士業の広告で、この形に引っかかるケースが非常に多いです。心当たりがあれば、まず主語を確認してください。

2. ビフォーアフターの画像


体型や肌の変化を並べて見せる表現は、多くの場合で制限の対象になります。効果を保証しているように見えるためです。

3. 特別な広告カテゴリ


住宅、雇用、金融など、一部の分野はターゲティングできる条件そのものが制限されます(対象分野は変更されることがあります。要確認)。該当する場合は、年齢や地域の絞り込みが通常より粗くなります。

「なぜか細かく設定できない」と感じたら、このカテゴリに該当していないか確認してください。

業種による規制は、広告のルールとは別にある


ここは慎重にお伝えします。

医療、医薬品、健康食品、化粧品、士業、金融などは、媒体のポリシーとは別に、法律や業界のガイドラインによる表現の規制があります。

・効果や効能を断定する表現
・「日本一」「No.1」など根拠を示せない最上級表現
・体験談を効果の証明として使うこと

これらは媒体の審査に通ったとしても、別の問題になり得ます。該当する業種の方は、広告代理店や運用者の判断だけに頼らず、所管の公式ガイドラインを確認してください。 私も含め、広告運用者は法律の専門家ではありません。

不承認が出たときの手順


順番が重要です。上から順に進めてください。

手順1:理由の分類を確認する(直す前に)


管理画面で不承認の理由が表示されます。まずこれを控えてください。同じ「不承認」でも、リンク先の問題なのか表現の問題なのかで、直す場所がまったく違います。

手順2:同じ理由で複数の広告が落ちていないか見る


1本だけなら広告文の問題。複数まとめて落ちているなら、リンク先かアカウントの問題である可能性が高くなります。

手順3:1か所だけ直して、1本だけ再申請する


すべての広告を一度に直して同時に出さないでください。

理由は2つあります。ひとつは、どの修正が効いたのか分からなくなること。もうひとつは、外れた修正で再申請を重ねると、違反の繰り返しとして扱われるリスクがあることです。

まず1本、最も疑わしい箇所を直して出す。通ったら、同じ直し方を他にも展開する。この順番が安全です。

手順4:通らなければ、審査への問い合わせを検討する


明らかに該当していないのに落ちる場合、判定が誤っていることもあります。各媒体に再審査や問い合わせの窓口があります(手順は変更されることがあります。要確認)。

このとき、「なぜ問題ないと考えるか」を具体的に書くほうが通りやすくなります。ただ「間違いです」とだけ送っても状況は動きません。

やってはいけないこと


・ **同じ内容のまま何度も再申請する** … 違反の繰り返しと判断されるリスクがあります
・ **落ちたアカウントを捨てて新しく作り直す** … 規約違反にあたる可能性があります。まず復旧の手順を確認してください
・ **審査を通すためだけに、実態と違う表現に変える** … 通っても、問い合わせの質が下がります

確認チェックリスト


状態の確認
・ [ ] 「不承認」か「制限付きの承認」かを確認した
・ [ ] 広告単位か、アカウント全体かを切り分けた
・ [ ] 不承認の理由を控えた

リンク先
・ [ ] 会社情報・連絡先がページにある
・ [ ] 広告文で書いたことがページにも書かれている
・ [ ] スマホで正常に表示される

表現(特にMeta)
・ [ ] 「あなたの〇〇」と属性を決めつけていない
・ [ ] ビフォーアフターの画像を使っていない
・ [ ] 断定・最上級の表現を使っていない

よくある質問


Q. 審査にはどのくらい時間がかかりますか

通常は1営業日程度で判定が出ることが多いですが、内容や時期によって前後します。半日経っていないうちに広告を作り直すと、審査中のものと重複してしまいます。

Q. 一度落ちた広告は、直せば必ず通りますか

必ず通るとは言えません。業種そのものが配信できない分野もあります。まず自分の業種が配信可能かを確認してから、表現の調整に進んでください。 順番が逆だと、直せないものを延々と直すことになります。

Q. アカウントが停止されたらどうすればいいですか

各媒体に異議申し立ての窓口があります。新しくアカウントを作り直すのは避けてください。規約違反にあたる可能性があります。

まとめ:今日できること


1. 「不承認」か「制限付きの承認」かを確認する
2. 複数の広告が同じ理由で落ちていないか見る(リンク先の問題の切り分け)
3. Meta広告なら、「あなたの〇〇」という呼びかけになっていないか確認する
4. 1か所だけ直して、1本だけ再申請する

審査は運ではありません。落ちる理由には型があり、多くは表現の主語とリンク先の情報不足に集約されます。


理由の文章を読んでも何を直せばいいか分からない、業種的に配信できるのか判断がつかない、という場合は「現役代理店がGoogle広告を改善診断します」で、広告文とリンク先を一緒に確認しています。どこが引っかかっているかを整理し、直す優先順位をお伝えします。

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