1つの案件をAIと人でどう分担したか、実例で公開します

1つの案件をAIと人でどう分担したか、実例で公開します

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ビジネス・マーケティング
「AIを使えば、誰でも早く安く作れる時代になった」とよく言われます。


ただ実際に現場で使ってみると、AIに任せていい部分と、人が判断すべき部分は、思っているよりはっきり分かれています。


今回は、実際にマッタ創作所で担当した庄内タイヤ様の指針書制作(組織図・部署紹介ページの修正)を例に、どこをAIに任せ、どこを人が担当したのかを、包み隠さず公開します。


指針書制作の全体像
【AIに任せた部分】と【人が担当した部分】を分けるのは、実は難しいことではありません。


今回依頼されたのは、組織変更にあわせた組織図と部署紹介ページの修正でした。単なる文字の入れ替えではなく、「どの情報を、どの順番で、どんな言葉で伝えるか」という設計判断が必要な仕事です。


指針書は、社内向けに組織の考え方や部署ごとの役割を伝えるための資料です。


体裁が整っているだけでなく、実際にそこで働く人が読んで納得できる内容であることが求められます。


AIが作れるのは「たたき台」までで、そこから先の判断は人にしかできません。


AIに任せた部分
今回、AIに任せたのは主に次の3つです。


組織図のレイアウト案を複数パターン出す

部署紹介文の文章のたたき台を作る

情報を整理し、読みやすい順番に並べ替える


これらはすべて「ゼロからたたき台を作る」作業です。時間がかかる割に正解が一つではない工程なので、AIに複数案を出してもらうことで、検討のスピードが大きく上がります。


たとえば部署紹介文では、です・ます調、箇条書き、ストーリー仕立てなど複数パターンをAIに出してもらい、その中から良いものを選ぶという使い方をしました。結果として、以前の半分以下の時間で複数の方向性を検討できるようになりました。

人が担当した部分
一方で、次の部分は人(たっくん)が担当しました。


クライアントへのヒアリングで、各部署の実際の役割や温度感を聴き取る

AIが出した文章と、ヒアリング内容にズレがないか事実確認する

会社のトーンやブランドイメージに合わせて、言葉づかいを調整する

実際のレイアウトに落とし込み、見やすさやバランスを微調整する

クライアントからのフィードバックを反映する


ヒアリングと事実確認には、いちばん時間をかけました。たとえば同じ「営業部」という言葉でも、会社によって指す業務範囲や役割はまったく違います。実際に話を聴いた人にしか埋められないズレが、そこにはあります。


情報が正しいかどうか、そしてその会社らしい言葉になっているかどうかは、AIには判断できません。


なぜこの分担が重要なのか
AIに全部任せると、一見それらしい文章はできますが、実際の組織の実態とズレたり、どの会社にも当てはまるような当たり障りのない内容になりがちです。


逆に、全部を人がゼロから作ると、時間もコストもかかりすぎてしまいます。


大事なのは「AIに何をさせるか」ではなく「どこから先を人が引き取るか」を、最初に決めておくことだと思っています。


この分担をあらかじめ決めておくことで、AIには速さを、人には「らしさ」を担保する役割を、それぞれ思いきり発揮してもらえるようになります。


まとめ
今回紹介した庄内タイヤ様の指針書制作のように、マッタ創作所では、AIと人の役割を明確に分けて制作を進めています。


早さとコストの効率化はAIに、正確さとブランドらしさの担保は人に。


この分担があるからこそ、スピードを落とさずに、クライアントごとの「らしさ」を大事にした制作ができています。


もしAIをどう使えばいいか迷っている方は、「AIに何をさせるか」ではなく、「どこから先を自分が引き取るか」から考えてみてください。そのほうが、案外シンプルに答えが見えてきます。
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