「わからない」は、終わりの合図ではありません

「わからない」は、終わりの合図ではありません

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「相手の気持ちがわからなくなったら、それは愛が冷め始めた合図だ」。世間ではそのように語られることが少なくありません。パートナーの考えていることが読めなくなったとき、多くの方がまずこの言葉を思い出し、静かに不安を募らせてしまいます。

そう感じてしまうのは、決して不思議なことではありません。付き合い始めの頃は、言葉にしなくても通じ合えている感覚があったはずです。その頃と比べれば、「わからない」という状態は後退のように見えてしまいます。何より、大切な人のことだからこそ、わからないままでいるのが怖いのです。ですからこの誤解は、冷たい思い込みではなく、相手を大切に思う気持ちの裏返しなのだと私は感じています。

けれど、鑑定の場で波動を拝見していると、少し違う景色が見えてまいります。「わからない」と感じ始めた方の多くは、実は以前よりも深く相手を見ようとしています。関係の浅い頃の「わかっている」は、相手そのものではなく、自分の中に作った相手の像を見ていることが少なくありません。関係が続き、相手がその像の外側にはみ出してくると、当然「わからない」瞬間が増えます。それは心が離れた証ではなく、作り物の像ではない生身の相手と、向き合い始めた証でもあるのです。

ですから、わからなさを急いで消そうとしなくてもよいのだと思います。無理に答え合わせをしようとすると、相手をまた小さな像の中へ押し戻してしまいます。代わりに、「この人には、私のまだ知らない部分がある」と、そっと余白を残してみるのはいかがでしょうか。その余白は、二人の間に新しい会話が生まれる場所になり得ます。

もちろん、わからなさの中でお一人で抱え続けるのは、お辛いことです。不安が大きく膨らむ日には、誰かと一緒に心の中を言葉にして整理するだけでも、呼吸が少し楽になることがあります。あなたの感じている「わからない」が何を映しているのか、お一人で結論を急ぐ必要はありません。

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